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仕事の評価は「環境ガチャ」。あなたの「できない」は本当に「できない」のか

    ゴールデンウイークもそろそろ後半に差し掛かり、新社会人の方は、会社に戻るのがしんどいという方も多いかもしれません。

    「あいつは仕事ができない」「この会社で通用しないなら、どこへ行ってもダメだ」……。

    厳しいところでは、そんな言葉が飛び交うことも。

    新社会人の方や、新しい環境に飛び込んだばかりの頃って、なぜか「能力」というものを絶対的なものさしで測ってしまいがちです。そして、「努力すれば必ず報われるはず!」「できないのは努力が足りないからだ!」なんて、体育会系な思考に陥ってしまうことも……。

    でも、あらためて声を大にして言いたいのです。仕事における「能力」なんて、実はとっても相対的なものであると。

    その評価、本当に正しい? 上司や先輩の「ものさし」の限界

    会社にいると、どうしても聞こえてきますよね。

    「〇〇さんは頭の回転が速いなあ」

    「△△さんは本当に仕事ができる」

    逆に、

    「××はちょっと見込みがないな……」

    なんていう、耳の痛い評価も。

    でも、そういった評価を下している人たちは、一体どれだけの「世界」を知っているのでしょうか?

    考えてみてください。その人が今まで見てきた人間って、せいぜい何人くらいでしょう? 10人? それとも20人? たとえもっと多くの人を見てきたとしても、それはあくまで「特定の業界」の、「特定の会社」という、非常に限られたコミュニティの中での話。

    まさに「井の中の蛙大海を知らず」。その人自身の経験というフィルターを通して、偏ったサンプルだけで判断しているに過ぎない可能性が高いのです。

    たとえ評価する人自身が、ものすごく仕事ができる「デキる人」だったとしても、です。

    その人が成功しているのは、たまたまその環境や条件が、その人の能力を発揮しやすいように整っていただけかもしれません。

    それに、仕事ができる能力と、人を正しく評価したり、その人の才能を活かしたりする能力は、まったくの別物です。人を評価するというのは、それ自体が一つの特殊な才能なのです。

    「できる/できない」は環境次第

    もちろん、新しい環境に入った時、そこに必死で適応しようと努力する時間は、とても貴重な経験になります。その過程で得られるものはたくさんありますし、その頑張り自体に大きな価値があります。

    でも、もし周りの同期や先輩が、いとも簡単に仕事をこなしているように見えて、それに比べて自分はなんてダメなんだろう……と落ち込んでしまうとしたら。それは少し、考えすぎかもしれません。

    その人たちがうまくやっているのは、たまたま、その環境に適した素養をもともと持っていただけ、という可能性だってあるのです。今、水を得た魚のように活躍している人も、環境が変われば、途端に打ち上げられた魚のように、力を発揮できなくなることだって十分にありえます。

    そして、それはあなた自身にも言えること。

    「能力」が相対的なものである以上、環境を変えれば、あなたの評価もガラッと変わる可能性があるのです。

    極端な例ですが、

    ・周りが誰もトラクターの使い方を知らない村では、トラクターを運転できるだけでヒーローです。

    ・パソコンを使えない人ばかりの職場なら、基本的なPCスキルがあるだけで「先生!」と呼ばれるかもしれません。

    一つの会社にずっといらっしゃる方ほど、こうした事実に気づきづらいのではないかと思います。

    結局のところ、仕事における能力の評価なんて、「その環境で、あなたがどれだけ必要とされているか」を示すバロメーターでしかないのです。

    燃え尽きる前に考える「戦略的撤退」という選択肢

    だから、今の環境で「自分はダメだ」と感じていても、それを絶対的な自分の価値だなんて思わないでください。

    もちろん、すぐに諦めるのはもったいないかもしれません。まずは、自分なりに工夫したり、周りに助けを求めたりしながら、もう少しだけ頑張ってみるのも良いでしょう。

    でも、もし、それでも状況が改善しない、あるいは、頑張りすぎて心が疲弊しきってしまう……。そんな時は、戦略を変えるというということも選択肢の一つ。

    具体的には、「今の場所よりも、もっと自分が重宝される、必要とされる場所へ移動する」ということです。

    「あなたが輝ける場所はきっとある」なんてきれいごとではなく、事実として、自分と得意分野が被っていない人たちの中に行けば、それだけでかなり楽になります。

    場所を変えれば、今のあなたの「当たり前」が、他の誰かにとっては「すごい!」に変わる可能性だって十分にあるのですから。

    そんなわけで、今の評価に一喜一憂しすぎず、少し肩の力を抜いて、長い目で自分のキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。

    がんばることは大切です。

    でも、状況が続き、適応障害を発症してしまえば、回復までに想定よりも長い時間がかかってしまうこともあります。限界を見極めることも、必要な能力であると私は思います。


    仕事でお疲れの方は、ぜひ厚生労働省のストレスセルフチェックも試してみてください。(5分でできます!)

    メンタルヘルスに関する問題は、早めに対処すればするほど、より早く軽快します。がんばりやのあなただからこそ、ご自分のケアもしっかり取り組んでみてくださいね。

    うつ病を乗り越えて復帰した私の話は、こちらにまとめています。
    ご興味があれば。

    私の書いた記事が、あなたのお悩みの助けになれば幸いです。


    #仕事 #働き方 #キャリア #自己肯定感 #相対評価 #転職 #5月病 #環境適応 #YeKu

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