
そのモヤモヤ。正しい答えを選ばなくていい、アウフヘーベンチャレンジ!
「お菓子を食べたい。でも食べると太る。」
「鼻毛が出てるよ、って言った方がいいのかな。でも、言ったら傷つけるかも」
こんな風に、自分の中で、二つの意見が両方とも一理あって、なんとも決めきれなくなった経験はありませんか?
どちらかを選べば、もう片方の言い分が宙に浮いたまま残って、あとから「あっちを選べば良かったのかな」と心に引っかかる。
そんな経験、ありますよね。
でもそれを、どちらも捨てずに統合できたら、なんだか楽になれそうだと思いませんか?
今日の記事は、ちょっといつもと違くて、
読みながら、考える参加型の回です。
以前、弁証法という考え方をご紹介しました。
対立する二つの視点を、どちらも切り捨てずに統合していくプロセスです。今日はその実践編。
二択に見える葛藤を、どちらも残せる第三案に組み替える方法を、実際に一緒にやってみませんか?
二択のどちらかを選ぶと、なぜ苦しいか
そもそも、どうして二択のうち1個を選ぶと苦しいんでしたっけ?
二択で決めようとすると、どうしても切り捨てた側の言い分が消えません。
お菓子を食べたら、後で罪悪感が残るし、食べるのをやめたら、食べたかったなぁ…がいつまでも残る。
ホント、ままならないですよね。
どちらの言い分にも一理あるからこそ、どちらかの気持ちを裏切ると、苦しさが続いてしまうんです。
そこで、ちょっと耳慣れないかもしれないんですけど、少しだけ言葉の解説をしますね。
哲学では、ある考えをテーゼ(A)と呼び、それに反対する考えをアンチテーゼ(B)と呼びます。簡単です。
テーゼ「お菓子を食べたい」
アンチテーゼ「でも食べたら太るからやめたい」
そして、両方を含んだ新しい答えをジンテーゼ(統合)と呼びます。
そこで今日は、こんな魔法の掛け声を使います。
「アウフヘーベン!」

否定するのではなく、より高いところへ持ち上げて包み込む、という意味があります。
両方を包み込んで救う魔法です。
これが出来るようになると、迷った時に後悔を残す選択をかなり減らせるんですよね。
まぁ、お菓子問題のジンテーゼは、「食べながら痩せる」になりますよね。
「食べるけど、1個だけにしよう」
とか、
「食べるけど、あとで運動しよう」
とかになってきますね。
これを実現するのに別の工夫がいるので、意思に自信がないなら今すぐ食べるのではなく「運動してから、食べよう」とか、「1個だけ食べて終われるように、家族に見ててもらおう」とか、やり方はあると思います。
どっちの願いや痛みも見捨てず、救うのが「アウフヘーベン」の魔法ですね。
私も、最近は基本的にどんなことでもアウフヘーベンするようにしてます。
さあ、ここから実践です。二つの言い分が対立している場面を3つ用意しました。
もしかしたら、普段は白黒つけるのが好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の中の解決法は、いくつかあった方が、なんとなく生きやすそうな気がしますよ。
ということで、それぞれ一緒にアウフヘーベン! の練習、してみましょう。