
学校に行けなくても、いいよ
明日も「学校に行かなきゃ」
と思うのが、しんどいかな
歩いている途中で足が止まったり
嫌で嫌で、涙が止まらなくなる。
学校に行こうと思うと、
胸がつぶれそうに痛む。
今日も、頭やお腹が痛いと嘘をついて、
学校を休んでしまった。
そんなこと、ないかな。
悪いことしちゃったな、
こんな自分、嫌だな、って思うかな。
あのね。
あなたが
「学校に行きたくない」
と思うのは、変なことじゃないよ。
今、日本には
約35万人以上の「学校に行かない/行けない」
子どもたちがいます。
35万人ってどのぐらいかな。
小中学校の児童の人数は
約900万人いるから、
25人のお友達がいたら、だいたい1人くらいが、
学校に行っていない計算になるよ。
そんなに珍しくないね。
実は大人もね、
仕事に行きたくないと思うことがあるよ。
強がっているけれど
多くの大人が
私はダメなのかもしれないと
自分を責める時がある
今のあなたと同じように
明日が来なければいいと祈り
自分がおかしいのかもしれないと悩み、
苦しむ日がある。
でもね、
私たち大人は
子どもと違って、
自分がいる場所を選べる場合が多いよ。
働く場所や、内容を、変えたりできる。
家族と仲良くできない時、
お引越しをすることができる。
あなたは、まだ子どもだから
学校を自分で選んだり、
お引越しをしたり、
一人で暮らすのが、難しいよね。
ねぇ、あなたは、かくれんぼ、好きかな。
かくれんぼの時、隠れ場所がたくさんあったら
どこに隠れようかなって選べるよね。
でも隠れ場所がどこにもなかったり、
一つしか無かったら、焦ってしまうよね。
「隠れ場所がない」んだから
たった一つの隠れ場所が、
泥で汚れてばっちかったら
かくれんぼをできなくなるのは
当たり前なんだ。
だから、
学校に行きたくない、
学校に行くのが辛い、
と思うあなたは、
決して弱いわけじゃない。
あなたの身の周りにいなくても
学校の外に一歩出れば、
35万人の
「学校に行けない」
あるいは
「学校に行かない」
日本の子どもたちがいます。
そして、そういう子どもたちは
お家での学習を「出席」として
認めてもらったり

「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」
(令和5年3月31日) より抜粋
フリースクール
と言われるような
学校とは少し違う
自由な場所でお勉強をしたりしています。
うらやましいですか?
まだ、怖いかな。
あのね、そもそも、
学校って、
なんで行かないといけないと思う?
学校は、あなたにたくさんのことを教えてくれます。
お友達と仲良くすることは
大人になってみんなで働く時に役に立つし
お勉強は、
あなたが将来やりたいことができたとき
困難を乗り越えて
夢を叶える力を与えてくれます。
お父さんやお母さん、先生、友達、
誰かのためじゃなくて、
あなたらしい
幸せな人生を送るための準備として
あなた自身のために、
学校に行っているんだよ。
でも、それは必ずしも
学校に行き続けないと
身につかないわけじゃない。
あなたが
なるべく幸せな毎日を過ごし
なるべく健やかな大人になって、
あなたなりの幸せを
見つけて生きていく方が
ずっと大切なんだ。
だから、学校に行くことで
あなたが不幸になるなら
生きていたくない
と思うほど苦しいのなら
それって、学校の役割
あんまり、果たせてないんだね。
だから、苦しい時、
まずは、お父さんやお母さんに、
気持ちを伝えてみて。
「行くのが辛すぎて、もう無理」
言ってみて。
できれば理由と一緒にね。
こういうページを見せてあげても
いいと思う。
うまく言えないなら、
手紙や、メッセージでもいいよ。
必ずあなたの話を聞いてくれると
保証はできないけれど
まず、あなたが「辛いんだ」と伝えてみるのが大切なんだ。
もしお父さんやお母さんに言いづらければ、
電話相談もできるよ。
メールやSNSの相談窓口もあるよ。
自分の名前を言わなくてもいい。
あなたの気持ち、伝えてみて。
あなたの「行きたくない」は、変じゃないよ。
聞いてくれる人がいるんだ。
あのね、
完ぺきな「子ども」にも
完ぺきな「大人」にも
ならなくていいんだ。
大好きな人のことを、
思い出して。
あなたはその人が、
「完ぺき」だから好きなのかな。
勉強や仕事などの「義務」を果たしているから
好きなのかな?
きっと、違うよね。
あなたもそうだよ。
あなたは、あなたらしくいるだけで、
とても大切なんだ。
どうか、それを忘れないで。
そして、大切なこと。
学校に行けないから
ダメになるわけじゃないよ。
私も子どもの頃、学校に行っていなかった。
それでも、私は
今もここで幸せに生きている。
そして私や、多くの大人たちは
あなたが、少しでも幸せに
健やかな大人になって欲しいと
ただそれだけを
願っています。
読んでくれて、ありがとう。
あなたが大人になるまでの道のりが、
幸せなものでありますように。
関連記事