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もう、その物差し古くない? 「勝ち組」「負け組」をオワコンにする考え方

    「あれ? 最近あんまり聞かなくなったかも……」

    先日、とある記事(noteではなく、いわゆる主流メディアの記事です)で、いまだに「勝ち組」とか「負け組」なんて言葉が使われているのを目にして、なんだかすごく久しぶりに聞いたような気がして、ちょっとびっくりしてしまいました。

    あなたはどうでしょう? この言葉、まだピンときますか?

    「勝ち組」「負け組」って、なんだっけ?

    ひと昔前によく耳にした「勝ち組」という言葉。

    なんとなく、高学歴で、高収入。仕事もプライベートも順風満帆で……みたいなイメージでしょうか。

    そして、「負け組」はその反対、というような。

    確かに、社会全体が右肩上がりに成長していた時代。

    たとえばバブル期の日本や、「アメリカンドリーム」なんて言葉が輝いていた頃のアメリカでは、「頑張れば頑張るほど」豊かになれる、道が開ける、そんな空気があったのかもしれません。

    だからこそ、「勝ち組」ではない人は「努力が足りない」なんて言われてしまったりします。

    それは、単に誰かを責めたいというよりは、「負け組から抜け出すために、もっと頑張れ!」という、ある種のハッパをかけるような意味合いも、当時はあったのかもしれないですね。

    「負け組」と言われた人も、頑張り次第では収入を増やして、「どちらかといえば勝ち組」の仲間入りをすることも、不可能ではなかった。

    でも……時代は変わりました。

    収入や学歴と言った側面では、一度差がついてしまうと、そこから這い上がるのが、とてつもなく大変な時代になったように感じます。

    「比較」が力になる人もいるけれど

    もちろん、誰かと自分を比べることで、「もっと頑張ろう!」と大きなパワーを発揮できるタイプの人がいるのも事実です。

    「自分は絶対に負け組になんてなりたくない!」

    そう思うことが、その人にとっての強力なエンジンになるのなら、それはそれで素晴らしいことだと思います。自分なりの頑張り方ですよね。

    でも、世の中はそういう人ばかりではありません。

    むしろ、そういう競争が苦手だったり、プレッシャーに感じてしまったりする人だっているはず。

    そんな人に対して、「負け組になるなよ!」なんて言うのは、単なる価値観の押し付けになってしまう危険性があります。

    お金がないから、学歴がないから、イコール不幸、なんてことは決してありません。むしろ、そうした古い価値観から一度抜け出してみること。

    特に、今もし自分のことを「負け組かもしれない……」なんて感じている人がいたら、「そもそも負け組なんて概念オワコンでしょ」。そう言ってみる、それこそが、幸せに近づくための一歩になるのではないでしょうか。

    「比較」をやめるのは難しい?

    とはいえ。

    「他人との比較は、幸福度を下げてしまう傾向があります。だから、自分だけの幸せの基準を見つけましょう。自分軸で生きることが大切です」

    ……なんて、言うのは簡単ですよね。

    私自身は、基本的に、あまり人と自分を比べないタイプかもしれません。

    徹底的に自分軸で生きている、というと格好いいですが、その結果として学校に行かなかった時期があったり、長らくひきこもりです。だからこそ、今のリモートワークという働き方は、「就業しつつ引きこもれている」ような感覚で、とても快適だったりします。いわば脱社会的な人間です。

    でも、子どもの頃からずっと、誰かと自分を比べる中で生きてきている方は多いはず。

    それはもう、人間のサガとでも言うべきものなのかもしれません。社会の中で自分の立ち位置を見つけ、負けじと頑張ることで成長していく、それって本当は人間の素晴らしい仕組みですよね。

    だから、「比較すること」そのものを、きっぱりやめるというのは、実はかなり難しいことなんです。こんな私ですら、人と比べて落ち込んじゃうことはありますし。

    そこで、提案したいことがあります。

    他人の価値観で自分を測る「他人軸の比較」を減らして、「自分軸の比較」をもっと増やしてみるのはどうでしょうか。

    例えば、

    「あの人は私よりも高収入かもしれないけれど、私の方がたくさんの本を読んでいるぞ」とか。

    「あの人は仕事で高く評価されているけれど、私は家族とめちゃくちゃ仲良しだ」とか。

    なんでもいいから、自分が大切にしていることで、あなたが「負けた」と思っている誰かよりも優れていることを見つけてみてください。

    といっても、相手を見下しましょう、ということでは決してありません。そうではなくて、

    「あの人は仕事ですごい成果を出しているけど、私はこっちの分野で自分なりに成長できているんだ」

    というように、自分自身を再評価するための比較です。

    だって、「高収入か」「高学歴か」なんてあなたの幸せにとってなんの意味があるんですか? よく考えてみてください。どうでもよくないですか?

    「勝ち組」「負け組」は、もうオワコン!

    誰かが決めた曖昧な基準で、「勝ち」だの「負け」だの言われる筋合いなんて、本当はどこにもないはず。

    だからこそ、私はあえて言いたいのです。

    単純な「勝ち組」「負け組」なんていう物差しは、もうオワコンだ、と。

    時代は変わり、価値観も多様化しています。誰かと同じじゃなくていい。自分なりの「価値」を見つけて、それを大切に育てていく。

    そんな生き方が、これからの時代をもっと豊かに、そして心穏やかに過ごすためのヒントになるのではないでしょうか。

    あなたが胸を張れる「自分軸」は、どんなところにあるでしょう? ぜひ、探してみてくださいね。


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