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意志が弱いせいじゃない。あなたが「三日坊主」になる本当の理由

    「明日からダイエットするぞ、ってもう一週間も言い続けている……」
    「日記もnoteも、三日しか続かなかった……」
    「私は本当に意志が弱いな……」

    何かをやり遂げられなかった時、そんな風に自分を責めてしまうことはありませんか? まるでそれが、生まれ持った変えられない性質だと感じ、ついいには「私はあの人ほど意志が強くないから……」と諦めてしまう。

    でもその「やりきれない」が、あなたの意志の弱さのせいではなかったとしたら。あなたはどう感じますか?

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    「意志の力」という幻想

    そもそも、「意志」とは一体なんでしょう。
    誘惑を目の前にしても、歯を食いしばって耐え抜く精神力のことでしょうか。
    あるいは、「やるぞ!」と決めたことを、毎日コツコツと続けられる才能のことでしょうか。

    私たちはつい、「意志が強い人」は、特別な精神力や才能を持っているのだと思いがちです。

    でも、本当にそうなのでしょうか。

    例えば、アルコール依存症の方が再燃を防ぐとき、「お酒を目の前にしてひたすら我慢する」ような根性論はあまり重視されません。それよりも、お酒がそもそも視界や話題に入らないように「環境そのものを変える」アプローチを取ります。

    これは、人間の意志の力、つまり判断力には限界があるからです。

    心理学の世界には「自我消耗」という考え方があります。何度も誘惑にさらされたり、選択を迫られたりすると、私たちの判断力はどんどんすり減っていくという説です。

    どんなに強い精神力を持つ人でも、無限に我慢し続けることはできません。

    我慢は、いつか必ず決壊します。

    それはあなたが弱いからではなく、人間がもともとそういう風にできているから。だからこそ「我慢」ではなく「我慢しなければならない状況をいかに避けるか」ということが、目標を達成するための鍵なんです。

    私が7日間の断食に成功したわけ

    少し私の話をさせてください。
    過去に私自身、体型が気になって7日間の断食に挑戦したことがあります。結果から言うと、これは成功しました。
    (※経験としてシェアしますが、真似しないでください)

    「7日間も! なんて意志が強いんだ!」

    そう思われるかもしれません。でも、実態は全く違います。私がやったのは、根性で耐えることではありませんでした。

    やったことは、とてもシンプルです。

    ・すぐに食べられるようなものを家から徹底的に排除する
    ・テレビやネットでも「食事」に関する情報が目に入らないように徹底的に避ける
    ・瞑想で食事のことを考えないようにセルフコントロールする

    つまり、「我慢する」という選択肢そのものが生まれづらい環境を、意図的に作り出したのです。

    誘惑と戦うのではなく、そもそも戦いのリングに上がらない。私がやったのは、それだけでした。

    ダイエットが難しいと言われるのは、食事という誘惑が、あまりにも日常にあふれているからかもしれませんね。家族のために高カロリーな食事を作りながら、自分はそれを食べられない。これは、毎日「我慢比べ」という負け戦を挑んでいるようなものです。

    もしあなたが本気で食事を変えたいなら、まずは家族に正直に話して協力を仰ぐか、あるいは食事の支度や時間を分けるといった「環境の調整」から始めるのが、遠回りに見えて一番の近道なのかもしれません。

    日本において「形から入る」アプローチは軽視されがちですが、「形」だけで終わらなければむしろ有効なんですね。

    「続ける」は意識しないのが正解

    もう一つ、「毎日コツコツ続ける」ということ。
    これもまた、「意志」の力で乗り切っているわけではないんです。

    これを読んでくださっているあなたも、きっと「歯磨き」は毎日続けられていますよね。
    その時、「よーし! 今日も歯を磨くぞ!」なんて、いちいち気合を入れたりはしないはずです。

    食事をしたら、あるいは、寝る前になったら。
    ごく自然に、無意識のうちに洗面所へ向かっているのではないでしょうか。

    これこそが「習慣」の力です。
    うまく物事を継続できる人は、意志が強いのではなく、やりたいことを「歯磨き」と同じレベルの無意識な行動に落とし込む技術に長けているのです。

    「この時間になったら、これをする」
    「〇〇をしたら、これをする」

    このように、行動のきっかけとセットで暮らしに組み込んでしまう。
    人間が「意識して」使えるエネルギーには限りがあります。だからこそ、本当に大きなことを成し遂げたいなら、いかに「無意識」を味方につけるかが鍵になるんですね。

    まとめ

    もしあなたが、何かを続けられない自分を「意志が弱い」と責めているのなら、それは少し違います。

    あなたは、意志が弱いのではなく、ただ、目標を達成するための「環境を整える」「行動を習慣にする」という技術に、まだ慣れていなかっただけ。

    生まれつきの性格ではなく、誰でも学び、練習できる「技術」です。

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    根性論に頼るのをやめて、自分の生活を客観的に見つめ、目標に合わせて調整していく。

    最初は少し、難しく感じるかもしれません。

    でも、大丈夫。

    まずは一つ、何か小さなことからで構いません。
    あなたの「やりたいこと」が、無理なく自然にできるような環境や仕組みを、考えてみてはいかがでしょうか。


    今回の「だいじょうぶの芽」では、「意志」と「習慣」について、大きな考え方の芽をお話ししました。

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    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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    「知る」ことは優しさ。不登校/双極症の経験を持つひきこもりのITエンジニアが、生きづらさを抱えるあなたへ「それでもきっと、大丈夫」のヒントを3年間、毎日発信しています。病気でも、不登校でも、ひきこもりでも。きっと、私たちそれぞれの「だいじょうぶ」を見つけられる。(毎日19時更新)

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