
郵便ポスト内外問題
次の写真のポストを見ていただきたい。

これは名古屋で撮った民家の写真で,おそらく古い民家とちょっと改築か増築かしたっぽい建物のコントラストを面白いと思って撮ったと思われるが,ポストは建物の方を向いている。これを「ポストが内を向いている」と表現したい。
もちろんポストがみんな「内」を向いているわけではない。次の足寄駅舎(現在使われているものではない)を見ると,ポストは「外」を向いている。

当たり前ながらこのポストが内を向いていたら投函しづらい。つまり,ポストは「投函する人」の視点でもって「内」か「外」かが決まっている。やや大げさだがポストは投函する人が大事なのだから,その人を優先して投函しやすいように内か外を決めているわけだ。その点は次のビルの下にあるポストも同じである。

勤務する大学のキャンパスにもポストがある。これは大学会館という生協の入った建物のすぐ外に設置されている。なので投函するのは主に大学関係者で,直前に生協で切手を買うことだって多い(私がそうだ)。
だがこのポストは「外」を向いている。

これは主に投函する人が私のように生協で切手を買って投函するような人ではなく,通りかかる人を想定した結果なのだろう。

ただここまでの観察から次のように一般化できる。すなわち「ポストは歩道を向いている」というものである。
これまで出した写真はいずれも歩道(っぽい)ところを向いていることが分かる。人が歩く道なのだから建物よりも歩道を優先するというのはとても理にかなっている。
そんなポスト内外問題だが,実は大学のポストの向きが変わったのだ。

ただこの原因はかなり明白で,大学会館のすぐ向かいに新しい建物を建てるための工事が始まったのだ。そのためポストの場所がかなり囲いの近くになってしまうため向きを変えたのだと思われる。これは上の写真でもなんとなく察することができそうなものである。
こうした例外はあるもののポストの内外問題の本質は同じで,やはり「ポストは歩道を向いている」のだという私の一般化は否定されるものではないと思われた。
しかし,先日ドラッグストアで買い物をして車に乗ろうとしたとき軽い衝撃を受けた。なんと,ドラッグストアの敷地と歩道の境界にあるポストがあろうことか歩道から「内」を向いていたのだ。

このポストだと歩道を歩く人がポストに手紙を入れるとき敷地に入らないといけない。もちろんドラッグストアの人の了見が狭いはずはないのでそんなのは問題ではないが,このポストの前に車が止まったらけっこうポストは使いづらくなる。
どうしてだ。どうしてこんな残酷な真似をしたのだ。
そしてポストの向きはどうなっているのだ。ポストが私を惑わせる日はまだまだ続く。