
食べるってなんなんだ_陰陽営養学①
何のためにごはん食べるんでしょうね。
楽しみのため?
栄養摂取のため?
お腹を満たすため?
色々ありますが、中医営養学では「気をもらうため」に食べます。割と簡単に答えが出てきます。
ただ、この「気」という一文字が持つ意味が幅広過ぎて、今出てきた「気」は何なの??という疑問を抱えたまま話題が進み、けむにまかれる事が続き、そして中医学、漢方、薬膳、分からん…となる人が多い気がします。
人体の活動のエネルギーの素である気もあれば、人体を守る気もあるし、食材となってくれる動物にももちろん気があり、植物にもあるわけです。更に、空気も気。そして、天の気地の気があり、そもそも「陰と陽の気」がこの世界で最初に生まれた気です。
この辺りの話はとても面白いけど、私はまだそれを完全に理解する段階に至れてないので、本にこう書いてあるという話しかできません。
でも、全ての存在は元々は一つずつの陰気と陽気から出来ているので、おおもとの気がどういうものなのか分からないと、やっぱり人体の仕組みも全部は理解できないんじゃないかな。なので、まだまだ発展途上でありますが、亘lab.の薬膳談義にお付き合いください。
気をもらうために食べる
ごはんを食べるのは、人間にとっては、生命活動エネルギーの素が枯渇しないようにする為。呼吸をするのも実はそう。
更に気の中には人間にとって働きが違うものが色々あり、それぞれを食材となってくれる生き物や物体が持っていて、分けてもらっているんです。ありがたいことです。
本来は分けてもらって、何らかの形で次へ渡していく必要があるけれど、ヒトは「次に渡す」ことがとても下手な生物な気がします。陰陽論の世界では「巡っている」のが良い状態とされているので、これは結構由々しきことです。
この世界にとっては、「食べること食べられることは循環の一部」のはずなんです。
食物連鎖の、ある意味頂点となった人類。私たちは、食べられることで世界の循環に混ざることが、とても難しい時代に生きています。
ヒトはどんな形で循環に混ざることができるか。この世界の一部としていきたい私にとっては、重要なお題です。ここまで読んでくださったあなたは、どのように捉えるでしょうか。
今の所、ヒトは、食べたものから得たいくつかの元素を、呼気の中の二酸化炭素や水として排出する形で、世界の循環の一部を担えている、ということは断言できます。そのように捉えて、ひとまず落ち着こうとしている私がいます。でも、それだけではやはり、もらってばかりの人生だなとも思います。
では、人間は世界の循環を止めないために、どうしたらいいんでしょう。
いつかその答えに辿り着けるといいなと思いながら、今日もごはんを美味しく「いただきます」。