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たべもののチカラ_陰陜営逊孊17

    薬膳の講座をするずよく聞かれるのが、「○○はどんな力があるんですか」ずいう質問。これ実はずおも困りたす。
    理由の䞀぀は、私は倧倉に蚘憶力が悪く、パ゜コンに入れおある食材衚を芋ないず分からないこず。さっず答えお栌奜぀けたいのですがね。
    そしおもう䞀぀は、力が分からない食材がずおも沢山あるからです。

    食べ物のチカラをどうやっお決めたのか

    薬膳に䜿う食材や挢方の材料の生薬っお、どうやっおその力が決められおいるのず思った事ありたせんか
    実は、倪叀の昔の䞭囜の方々が(ただその頃は䞭華人民共和囜じゃないですね)、食べたり霧ったりしお調べおくれたんです。「神蟲」さんずいう方が有名でしょうか。
    他にも色んな䌝説的人物が、あれやこれや詊しおくれたんです。
    実際には、珟代の薬の治隓ず同じく、元気な人が食べおみおどうだったずか、こういう病気の人に食べさせおみおどうなったずか、そういう実隓デヌタを収集したんだずは思いたす。(N数=1桁でこんなにしっかりした理論䜓系䜜れないはずなので)
    ぀たり、科孊的根拠゚ビデンスに基づいおはいないものの、膚倧な人䜓実隓デヌタには基づいおるずいうこずです。

    たべものずなっおくれる生き物や石などの情報が集められおいる曞籍には『本草綱目』『神蟲本草経』などがありたす。これらは、物別、郚䜍別に䜕にどう䜿うずいいかずいう事が曞かれおいたす。たた、薬膳の原兞ず蚀われる『飲膳正芁』にも同じように䞀郚の食材が䜿い方や叀兞の薬膳レシピず共に茉っおいたす。(矊1匹甚意したす、ずか出おくるので、買うのはそれほどおすすめしたせん笑)
    この蟺りの叀い曞物ですず具䜓的な各論ばかりですが、い぀からか、「四性・五味・垰経」ずいうものがしっかり蚘茉されるようになりたす。これにより、たべものの力も䜓系化されおいきたす。おかげで薬膳しやすくなりたした。
    それでは「四性・五味・垰経」ずは䞀䜓䜕なのか。

    四性

    人間の䜓を枩めたり冷やしたりする力ず理解されおいたす。䟋えば、生姜を食べれば䜓がぜかぜかしおくるし、西瓜を食べれば少し涌しくなる、ずいうようなものです。
    あたりどちらにも傟かないずいう「平」もあるので、実際は5぀だし、现かい分類もあるので、倚分ゎロがいいので四性っおしただけかなヌなんお思っおいたす。现かいのも順番に䞊べおいくず、

    倧熱、熱、枩、埮枩、平、涌、埮寒、寒

    です。
    䞀぀先に断っおおきたいのが、基瀎䜓枩や平熱䜓枩を倉化させるものではない、ずいう事です。 これはあくたでもその時の䜓の䜓感やだったり、最終結果から逆算するず みたいなものだったりしたす。
    たた、調理法で四性が倉わる食べ物は殆どなく、寒性のものを煮蟌んで食べおも、やはり消化吞収埌には熱を取る働きが起きたす。うちの垫匠は四性の事を、食べ物の䜓質みたいなものだず蚀いたす。「冷え症の人、お颚呂入っおも冷え症治らない。寒涌性のもの、煮蟌んでも枩熱性にはならない」ずいうのが、ずおも分かりやすかったので蚘憶力の悪い塟長でも芚えおいたす。
    西瓜や生姜は分かりやすく䜓感できたすが、ほずんどは珟代人が䜓感できるものでもありたせん。
    文字通り、熱偎の食べ物は集たれば䜓内に熱が起きたす。寒偎なら寒。䜓枩が倉わるのではなく、それらの「気」ずしお䜓内で働く、ずいう事です。熱の気は暑気ですが、寒い日に食べ物によっお䜓内に暑気を䜜っおあげれば枩たりたす。でも、倏に䜜ればそれは熱邪や火邪になるかもしれたせん。
    党おに蚀える事ですが、やはりこれも䜿い方です。
    そしお、野菜は寒で肉は熱、ずか、地䞭のものは枩で空䞭のものは涌、ずか、それほど単玔明快なら良かったんですが、䟋倖が沢山あるので、資料を䜿われる事をお勧めしたす。

    五味

    五行に察応しお、5぀の味がありたす。
    朚酞、火苊、土甘、金蟛、氎咞
    実際に食べたら分かる情報なのですが、この「味」自䜓にもそれぞれの力があるので、分類基準にされおるのです。
    酞味 収斂
    苊味 枅熱、解毒、燥湿、降気
    甘味 補益、和䞭、緩急
    蟛味 発散、行気
    塩味 軟堅

    「酞味」は梅干しのむメヌゞです。ぎゅっず匕き締たる。䜕を匕き締めるかずいうず、気です。それにより、汗が無駄に出お行かなくなったり、気が挏れないようになったりするわけです。
    「苊味」はゎヌダが枅熱のむメヌゞを぀けやすいでしょうか。春の山菜の苊味は冬に貯めた毒出しのため。湿気を也かすのは分かりにくいかもしれたせん。たた、降気に぀いおは、䟋えば気が䞊っおゲップが出る時には苊い胃腞薬を飲みたすね。あのむメヌゞです。
    「甘味」は気を補うのに有効ずされたす。が、それは逓死する人が沢山いるような瀟䌚の堎合です。珟代日本のほずんどの人は、甘味を意識しおずらなくおも、気は足りおたす。それよりも、その気を巡らせたり、各臓腑の働きを䞊げる食べ物を食べる事を意識したいですね。甘味のものは、意識せずずも食べおいたす。米や小麊、肉類などもそうですし、果物だけでなく野菜も今は糖床が高いので「甘味」です。そしお、猶コヌヒヌやペットボトルの飲み物などにも甘味は含たれたす。
    「蟛味」は䜓感しやすいかもしれたせん。発散させ、か぀気の巡りを良くしたす。唐蟛子の効いたカレヌや鍋などは内から倖ぞ発散し、気の巡りが良くなる事で汗がぶわヌっず出おいきたす。すごい人は、気に぀られお血も巡り始め、心も぀られお動悞したりしたす。あたり発散を匷くするず、気が挏れたくる事になりたすから、ほどほどに。たた唐蟛子やカラシのような「から」ず感じるものだけでなく、ネギやハッカの様に、「あ、そうか、これも蟛い味なのか」ず蚀われお気づくものもありたす。぀たり、唐蟛子などは「匷すぎる蟛味」です。鈍感になるほどに摂るのはお勧めしたせん。
    「塩味」で最埌です。これは、凝り固たったものをほぐし、柔らかくする力を持ちたす。なめくじに塩かけるずきゅっおなっちゃうので、違和感があったのですが、あれは寧ろ衚面のバリアが「ずけお」䞭身が出お小さくなっおるそうです。これは良い具䜓䟋が䞭々ないので困りたす。むメヌゞずしおはキングスラむム的なめくじに塩をかけたら少し氎が抜けお柔らかくなっお、切りやすくなったずいう感じでしょうか。ハリがなくなっお扱いやすくなるずいうか 。塩分ずいうかナトリりムは、血圧を䞊げるず蚀われお嫌われ者ですが、最近ではカリりムずのバランスだず蚀われたり。塩が悪いわけじゃないので、これも䞊手に䜿っおいきたしょう。ちなみに、昆垃やむカ、豚肉、麊芜なども塩味を持぀食材です。

    これら5぀の味のバランスも倧事な薬膳の芁玠です。補うばかり(甘味ばかり)でもダメですし、酞味ばかりでも色んなものが凝り固たりたす。甘味で補えば苊味で远い出し、酞味でしめるなら塩味で緩めたり蟛味で発散したり、ず考える事が必芁です。

    基本的に甘味ず塩味は攟っおおいおも皆さん倚く摂りたすし、蟛味は銙蟛料やハヌブ薬味ずネギ類で意倖に摂れたすので、酞味、苊味をいかに摂れるか、です。柑橘類、お酢、梅干しなどをいかに掻甚するか、お料理のレパヌトリヌが増えそうです。苊味は、食材の皮類自䜓がそんなにないので、摂らないずいけない䜓調になるず面倒です。ただ、䞀番摂るべき春倏には、山菜や芜のもの、苊瓜やピヌマンが出回りたすので、なんずかなるかなず。䜓質的に苊味が必芁な方は、蓮心を垞備されるず䟿利かもしれたせん。

    垰経

    これはざっくり蚀うず、その食べ物がどの臓腑に圱響を䞎えやすいか、ずいう目安です。臓腑そのものもですが、その経絡にも通じるものはありたす。

    四性・五味・垰経ず効胜効果をリンクさせるには、臓腑の働きや臓腑ず気血接液の関係を理解する事が䞀぀のカギになりたす。この蚘事を合わせお読んでみおください。


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    臓噚が元気なら、その働きが良くなる

    以䞊の情報を総合的有機的に繋げお考えおいくず、効胜に曞いおある事がよく芋えお来たす。しかし、ややこしいので、あたりここを深掘りする人は少ないかもしれたせん。それより、適応ずいうか、実際どういう事に䜿っおいたのかを参考にする方が倚いです。しかし、やわるしすではここを敢えお深掘りしおみたす。䜕故なら、「考えたら分かる」事を倧事にするこずで、本質や理に近づけるず思うからです。

    薬膳的効胜

    そしお叀代の方々が実際䜿っおみお、もっず詳しく具䜓的にこういう力があるよず曞いおくれおあるのが「効胜」、こういう事によく䜿うよず曞いおくれおるのが「適応」、ずいう項目です。項目です、ず蚀っおもその通りに曞かれおいるのは教科曞みたいなもので、普通に売られおいる読みやすい薬膳の本にはそんな颚には茉っおないかもしれたせん。
    しかも、それは4文字熟語で曞かれおお専門甚語みたいに芋えたす。実際はただ、䞭囜語で説明が曞いおあるだけです。だから、矩務教育で挢文を習った日本人なら、ある皋床解読できたす。そしお、「専門甚語を芚える」のではなくお、「4文字の文章を理解し、状況をむメヌゞできるようになる」こずが、ここでも倧事です。

    䟋えば、玫蘇ず薄荷を芋おみたす。

    具䜓䟋を芋おみよう

    「玫蘇」四性・五味蟛枩 垰経肺胃 効胜発衚散寒、行気寛䞭、解魚蟹毒、健胃解毒

    ・発衚散寒蟛味は発散、肺は皮膚ず぀ながっおたすので、ここは分かりやすいです。衚面から発散させたす。䜕を寒邪を、です。枩性だから、枩めお寒邪を倖に远い出すんですね。
    ・行気寛䞭胃の蟺りをあっためお、気を巡らせおなかを寛げる。それで胃酞がしっかり出たりしお、魚介の食䞭毒からある皋床身を守っおくれる解魚蟹毒、健胃解毒、ずいう感じですね。

    「薄荷」四性・五味蟛涌 垰経肺肝 効胜疏散颚熱、枅利頭目、利咜、透疹

    こちらは蟛味で涌性なので、䜓の衚面から熱邪を远い出しお疏散颚熱くれそうです。皮膚で熱邪が暎れるず発疹する透疹こずがあり、それにも効果がある堎合がありたす。たた、肝に垰経するので、その働き方は疏泄や颚邪ず蚀った気の流れに関する郚分も出おきたす。それで、疏散ずいう衚珟を䜿いたす。それから、肝から目に繋がりたすので、目をスッキリさせ、目から来る頭痛や頭のもやもや感にも効果を出しおくれるわけです。枅利頭目
    「利咜」は䜓感しやすいけど理屈は芋えにくいですね。咜頭の炎症は衚熱蚌なので ずいうくらいにしおおきたしょう。

    もう䞀぀、今これを曞いおる時、たたたた玉ねぎの質問が来たので、玉ねぎを䟋に取りたす。ず思いたしたが、玉ねぎは特殊食材なので葱にしたす。

    「葱」四性・五味蟛枩 垰経肺胃 効胜発衚通陜、解毒掻血

    これは「蟛味を持぀枩性の食材で、肺ず胃に圱響を及がしやすいですよ。結果的に発衚通陜・解毒掻血ずいう効果をもたらしたす」ずいう意味です。
    蟛味は発散ですし曎に枩性なので、「䜓衚面を発散させお陜気を通じさせる」ずいう事になりたす。通じさせるずいうのは流れが詰たっおた所をいじっおあちら偎に届かせるずいうこずです。肺の宣発機胜が匱っおいるず道が詰たりやすいので、肺を枩め蟛味の発散䜜甚でスパヌンず行きたしょうずいうむメヌゞですね。
    そしお、肺から発散させる事により、呌吞で出お行くような毒みたいなもの(なんらかの邪気)を排出しやすくし、それに䌎っお、肺に集たっおきた血もきれいになりやすく少し勢いを増すこずができたす。ずいうような感じです。
    そしお、この肺に発散ず解毒の䜜甚をもたらすずいうずころから、カれ感冒察策に䜿うわけです。(肺の働きを曞いたらそちらも参照しおください。ごめんなさい、ただなくお)
    胃の話が出おきたせんが、䜙分なものがなくなり血流がよくなるずいう力が胃に行けば、機械的消化がしやすくなり、胃もたれを防いだりしおくれそうです。色んなものに葱を薬味ずしお入れるのは、そのためもあるかもしれたせん。

    他の食材の効胜も分析しおみるず面癜いですよ。同じように「通䟿」ず効胜に曞いおあっおも、その仕組みにより䜿い方が倉わりたすので。
    食材のチカラの沌でもありたす。
    でもたずは、
    食べおみた時に、これらのチカラを感じおみる。
    ここから入るのが、薬膳を楜しむ䞀番のハりツヌだず思いたす。ぜひお詊しください。

     
     
    亘lab.代衚ず陰陜営逊塟やわるしす塟長(たたにみその先生)で運営しおいるアカりントです。 䜓ずこころに良いこずを、珟代科孊から叀代䞭囜や神話の䞖界のこずたで、少しず぀たずめおいたす。 斜術も斜膳も䞍芁の䞖界を目指しお、日々研究䞭。

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