
備えるほど、不安になる日もある。50代ひとり暮らしの正直な気持ち
備えているはずなのに、不安が消えない。そんな日があります。
中東情勢の緊張が高まってから、数か月が経ちました。
私はその間、少しずつ貯金を切り崩しながら、食品や生活用品の備蓄を続けてきました。今月も収支はマイナスです。
皆さんは、どんな気持ちで毎日を過ごしているでしょうか。
不安は、ありませんか。
物価は上がり続け、円安のニュースも増えました。通帳の数字が同じでも、以前と同じ量のものが買えなくなっている感覚があります。
だからこそ、「今のうちに必要なものを持っておいた方がいいのでは」と考えてしまいます。
けれど、買えば買うほど通帳の残高は減っていく。
“モノを持って安心したい気持ち”と、“現金を残して安心したい気持ち”が、いつも心の中で引っ張り合っています。
お金があっても買えない時代はあるのか
災害や国際情勢の変化によって物流が滞れば、店頭から物が少なくなることは、十分あり得る話だと思っています。
実際、過去の災害時や感染症流行の初期には、食品や日用品が一時的に品薄になったこともありました。
だから私は、**「お金があっても、欲しい時に手に入らないことはある」**と考えるようになりました。
一方で、これから生活必需品の値上がりが続くなら、現金を残しておくことも大切です。
モノを持つ安心と、お金を残す安心。
どちらを優先すべきなのか、正直、今も迷っています。
備えれば安心できると思っていたのに、実際には、備えるほど別の不安が増えていくこともある。
そんな矛盾を感じる日があります。
備蓄には、別の悩みもある
食料を増やせば、今度は賞味期限のことを考えなければなりません。
保存性の良いものは何か。どこに保管するか。湿気や暑さは大丈夫か。
気づけば、そんなことをいつも考えています。
さらに、もし水害などが起きれば、せっかく備えたものが失われる可能性もあります。
頑張って積み上げた備えが、一瞬でなくなるかもしれない。
そう考えると、また別の不安が出てきます。
頑張るほど、体力が追いつかない
少しでも生活を安定させようと、勤務時間を増やしてみました。
けれど、今度は体力が追いつかない。
年齢のせいなのか、週末には寝込んでしまうことも増えました。
一生懸命働いているのに、税金や社会保険料の負担も重くなっているように感じます。
明細を細かく確認しているわけではありませんが、働いても、思ったほど生活に余裕が増えない。そんな感覚があります。
何を選んでも、別の心配が出てくる。
そんな気持ちになることがあります。
仕事でも、ときどき突然怒鳴られることがあります。
人を相手にする仕事は、本当は得意ではありません。
それでも、視力の問題がある私には、できる仕事が限られている現実があります。
だから、働き続けるしかない。
そんなふうに、自分に言い聞かせながら毎日を過ごしています。
それでも、今日を整えるしかない
それでも今、曲がりなりにも毎日食べるものがあり、きれいな水を飲めています。
布団をかぶって眠る場所があり、トイレや水回りも問題なく使える。
当たり前に思っている暮らしは、本当は簡単に維持されているものではないのかもしれません。
精神的に追い詰められた時ほど、特別な答えは見つからない。
だからこそ、
きちんと食べる。きちんと寝る。
そんな基本的なことに立ち返るしかないのかな、と思っています。
不安がゼロになる日は、たぶん来ない。
それでも、今日をなんとか過ごせたなら。
それもまた、小さな備えなのかもしれません。