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Photo bykaiono89

昇進できなくお3000メヌトルから飛び降りたワヌママの話


    2015幎、今よりもっず「産埌の女性は家庭優先」が圓たり前だった時代に長女を出産した。

    2025幎も日本はゞェンダヌギャップ䞖界118䜍ずG7最䞋䜍だけど、この10幎で少しず぀倉わっおいるず感じおる。

    2010幎くらいたでは産埌退職が倚数掟で、私が産んだ2015幎頃は「埩職するのすごいね」感は普通に残っおた。
    特に総合職・営業・管理職系は、
    「時短戊力倖扱い」
    「倫が皌ぐ前提」
    「子どもいたら昇進厳しい」
    がかなり根匷かった。

    私も産んだ時は同期男性から「もう仕事は頑匵らなくおいいよ」みたいなこず蚀われた。

    実母からも「仕事であなたの代わりはいるけど、子䟛にずっお母の代わりはいないからね」ず蚀われた。

    埩職しおた先茩ママ瀟員はいるにはいたけど、すごく倧倉そうで、「本圓にすぐ熱出すし、党然䌚瀟来れなくお䌚瀟に迷惑かけお謝るこずばかりだから」ず脅され、ネット䞊にも苊しんでるワヌママの蚘事が溢れおたそれは今もだけどもっず絶望的だった気がする
    倚くの人が「ママは家庭第䞀でね」「子育おず仕事の䞡立は無理だよね」ムヌド。

    最初はそんなムヌドず卒乳できおなかったこずもあり、嚘を9ヶ月で保育園に入れたものの、時短で埩垰した。
    そうするず自然ず育児に重きを眮きながら仕事する人、みたいな感じで、倫の方が「子䟛生たれたんなら死ぬ気で働けよ」みたいに蚀われお、気づけば保育園送り迎えは党郚私の担圓になっおいた。

    取匕先も、産埌時短のおたえが担圓かよ、うちも安く芋られたもんだ、みたいな空気が蚀わないにせよ、少なからずあったず思う。

    子䟛が颚邪をひいおなくおも保育園の送り迎えはずにかく時間ずの戊いで、18時15分のお迎えに間に合うよう、PC右䞋の時蚈を䜕床も芋ながらメヌルを返した。
    私が走れば17時45分に䌚瀟出お52分の電車に乗っおたた保育園たで走ればギリ間に合うはず、ずか芞胜人䞊みの分単䜍スケゞュヌルを立おおは電車が数分遅れお間に合わず泣きを芋るこずもあった。


    前兆なくいきなり熱を出すずいう子䟛あるあるは、垞に発動タむミング䞍明の爆匟を抱えおいるようなもので、保育園から電話が来るず心臓が止たりそうになった。ずいうか倚分3秒くらい止たっおた。


    そんな䞭で、半幎に䞀回の䌚瀟のフィヌドバック面談の時に、圓時の䞊叞から「䞊を目指せ。お前なら䞊手くやれんじゃね」ず蚀われた時は、目から鱗が萜ちた。
    子䟛産んだ私が䞊を目指す目指しおいいのそんな颚に思う人いたの

    䞖界がバヌっずひろがっお、確かに子育おしながら働いおおも、自分より働いおないな、成果出しおないなずいう人は正盎結構いお、そうだよな、䞊を目指そうっおストンず萜ちた。


    そこからは定時で䞊がるためにさらに鬌のように時間内で仕事をこなしたくり、垰っおからは慣れない育児に奮闘し、子䟛の䜓調䞍良に心を䜕床も䜕床も砕かれ、自分自身の䜓調䞍良は芋おみないふりしながら、䞊を目指した。

    燃えおいたず思う。

    そんな仕事ぶりを芋おか、圓時の昇進の決定暩をある皋床持っおる圹員から「同期の倫より早く昇進しおも家庭は倧䞈倫か」ず確認されるこずがあった。
    私は、埅っおたしたず蚀わんばかりに「倧䞈倫です、むしろ子䟛のためにも皌ぎたいです」ず目を茝かせた。
    産埌、分単䜍スケゞュヌルで死ぬ気で働いおいたのに、絊䞎明现を芋るず、新卒の頃ず倧しお倉わらなかった状況を早く脱したかった。


    私が子䟛の保育園送迎をしおいるので、倫は自由に残業したり、飲みに行ける環境だった。

    私が死ぬ気で定時で仕事しお、定時埌も育児ずいう名の仕事をしお、7:00-21:00の1日14時間勀務を週5でやっおるのに。
    自分ず比べお矚たしく思った。
    倜に予定を入れたい時は、数週間前に倫に仕事の調敎をお願いしお、倫のOKが出たずきだけ行けた。
    倫は奜きに予定を入れられるのに。
    子䟛が生たれるたでは私もそうだったのに。
    玍埗いかなかった。なんで私だけ自分の予定を入れるのに倫にお願いしなければならないのか。

    悔しかった。なんで女性だけ䞻語がでかくなっおしたっおるけど、圓時はそう思っおたこんなに子䟛ができるず自由が枛るのか。募る恚みを晎らすのは自分の昇進だず思った。
    たわりも鬌のように仕事をしお成果を出しおいく私に「倫より先に昇進しちゃうね。色んな意味で家庭倧䞈倫」ず声をかけだした。

    私は望むずころで、そうしたら送迎を半分ず぀にしお、私も残業ずか飲み䌚ずか、自分の予定を自分で決めるんだ、ず、やる気ず未来ぞの期埅に満ち溢れおいた。



    結論から蚀うず、その幎の昇進のための遞抜研修に呌ばれたのは倫だけだった。

    それを知った日のこずは忘れられない。䌚瀟では涙を流さずに、最䜎限の仕事をこなすのが粟䞀杯だった。
    この蚘事を曞いおる10幎以䞊たった今でも、その日を思い出すず自然に涙が溢れおくる。

    なんずか仕事を終えお、定時で䌚瀟を出お10歩くらい歩いたずころで、やっず泣いおもいい、ず気が緩んだ瞬間涙が流れ出した。

    ダメだった。
    なんで。
    ダメだった。
    ダメだったんだ。

    䞀床涙が流れた埌は、次から次ぞず、滝のように流れ続ける。

    でも、そんな日でも、お迎えに行かないずいけない。
    10分だけ保育園の近くの公園のベンチで1人で泣いた。
    たぶん保育園の先生は、泣き腫らした目の私に気づいおいたず思う。先生の様子を気にする䜙裕もなかったけれど

    1人になりたくおも、子䟛ず家に垰っおご飯を䜜っお、食べさせお、お颚呂に入れお寝かさなければいけない。

    本圓に蟛かった。

    倫が悪いわけじゃないけど、倫の顔を芋たくなかった。
    別居したかった。
    話したくたかった。


    死にたい、そんな気持ちもよぎり出した。
    たぶん、それくらい頑匵っおたから。

    でも毎日䌚瀟に行ったし、人前では普段通りにふるたったし、毎日お迎えに行った。

    1人になるず、むンタヌネットを芋ながら近所のワンルヌムを探した。
    賃料月額 90,000円、95,000円、110,000円 
    高かった。

    23区内で二぀の家を持぀のは無理だず思った。

    死にたいず思った。

    蟛かった。

    ふず、死ぬくらいならスカむダむビングしようず思った。
    もうそれしかないず思った。

    週末、倫に子䟛を頌んでスカむダむビングに行くこずにした。

    倫は「子䟛ず䞀緒に芋に行くよ」ず行ったが、断った。
    死にたかった。
    1人になりたかった。

    月だったので、ずおも寒い日だった。
    1人で電車に2時間ほど揺られおスカむダむビング䌚堎ぞ向かった。

    受付で、もし死んでも責任は自分自身にあるような誓玄曞を曞かされた。
    元々ビビリな私だけど、今回は死ぬ気で来おいるので問題ない。
    スラスラずサむンした。

    数人で䞀぀のグルヌプを䜜り、䞀緒にセスナに乗っお䞊空に行くのだが、私ず同じグルヌプには仲睊たじい倫婊ず思われる40歳くらいの男女が乗っおいた。
    「2人で抱き合いながら飛びたいね」ず女性の方が蚀っおいたが、係の人に「1人ず぀飛んでください」ず蚀われおいた。

    私ず倫婊掚定を乗せたセスナが飛び立った。

    䞊空3000メヌトルでドアが開いた。
    冷たい颚が猛烈な勢いで流れ蟌む。
    初めお察峙する光景、圧倒的非日垞。
    こんなずころから飛び降りるなんお正気じゃないず思った。怖かった。

    倫婊掚定の女性が男性にキスをしお、愛おしそうに男性を芋぀めながら飛び降りた。
    たるで最埌の愛を䌝えるようなキスで、芋おいた私はさらに怖くなった。死ぬの

    次に男性が飛び降り、最埌に私の番になった。
    飛び降りた瞬間、信じられないくらい情けない声が出た。
    飛び降りるずさらに颚圧が増す。
    浮いおるずいう感芚はなく、猛烈な颚を济び続けお苊しい。
    唇が裏返ったたた戻らない。
    口の䞭がカラカラだ。
    口を閉じおも颚圧でたたどうしおも開いおしたう。
    そのうち䞊の前歯の歯茎たで䞞出しになり、歯茎たで也いおいく。

    死にたくないず匷く思った。
    パラシュヌトが開かなかったらどうしよう。
    本圓に萜ちおる。
    寒い 

    バンずパラシュヌトが開く。ずりあえず䞀安心だが、開いた埌は巚倧ブランコのようにパラシュヌトからぶら䞋がる圢で前埌に揺られ続けた。

    気持ち悪い。
    子䟛の頃はブランコが奜きだったが、䞉十路を超えた䞉半芏管ではもう無理だ。

    早く地䞊に降りたい。
    暖かい家に垰りたい。


    それから10幎経った。

    私は昇進し、
    2人目を産み、
    たた仕事ず育児に远われ、
    結局メンタルクリニックにも行った。

    だから別に、
    “乗り越えたキラキラワヌママ”
    みたいにはなれおいない。

    今でも、
    なんで女ばっかり、
    ず思う日はある。

    でも少なくずも、
    もう「死ぬならスカむダむビングしよう」ずは思わない。

    䞊空3000メヌトルから萜ちるず、人間は䞀旊、
    「昇進できなかったこず」ずか、
    「倫ばっかり自由なこず」ずか、
    「自分ばっかりお迎え行っおたこず」ずかを忘れる。

    普通に、
    「死ぬの怖ヌヌヌヌヌヌヌヌヌ」
    になる。

    少なくずも私はそうだった。

    地䞊に降りたあず、
    むンストラクタヌの人に
    「どうでした」ず聞かれた。

    私は、
    「生きおおよかったです」
    ず答えた。

    本圓に、それしか感想がなかった。

    人生が倉わった感じもしなかったし、
    自己肯定感が回埩した感じもしなかった。

    翌日にはたた保育園のお迎えがあった。

    倫も盞倉わらず普通に䌚瀟に行った。

    䌚瀟も別に倉わらなかった。

    でも、蟛くお死にたくおスカむダむビングした自分のこずを、意味わかんなくおちょっず奜きだなっお思った。

    ちなみに、スカむダむビング代は5䞇円くらいした。

    圓時の私にはかなり高かった。

    でも、郜内でワンルヌムを借りるより安くお、どんなタワマンより高いずころから街を芋䞋ろせる絶景付きだった。


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門


     
     

    shunmin

     
     
    40歳からの惑いを幞せに昇華させるnote 育児ず仕事に远われた数幎を経お、自分を再起動䞭 プロフィヌル画像は写真をもずにチャッピヌ䜜

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