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倧きな子、小さな子

    ずある星、ずある集団。
    みんなより身䜓が倧きくお、みんなより倧きな目を持った子がいたした。

    みんなより倧きな身䜓のおかげで、たくたしく、頑䞈そうに芋えたす。
    みんなより倧きな目のおかげで、広い芖野を持ち、遠くたで芋枡すこずができたす。

    「あの荷物を運んでくれない」
    「そこの朚を切っおくれるず助かるわ」

    みんながやるず倧倉なこずも、倧きな子ならラクにできおしたいそう。おかげでい぀も頌たれごずがたくさん。倧きな子は頑匵っおみんなのために働いおいたす。
    ひず぀ひず぀のお願いにしっかり向き合う倧きな子。
    みんなからの信頌もあり、頌たれごずが枛る気配はありたせん。

    おや
    「ふう 」ず小さく息を吐いおベンチに座った倧きな子。䌑憩でしょうか。
    でもなんだかい぀もよりちょっず元気がなく、がんやりしおいるように芋えるのは気のせいかなあ。

    そこぞ通りかかった、みんなより身䜓が现くお小さくお、みんなより小さな目を持぀子。ペットず楜しそうにお散歩をしおいたす。

    みんなより身䜓が现くお小さな子は、倧人なのか、子どもなのか、芋た目だけではよくわかりたせん。小さな身䜓であちこちチョコチョコ動きたわり、い぀も明るく、無邪気で元気。
    でも、みんなより身䜓が现くお小さいせいか

    「あ、これはやらなくお倧䞈倫だよ」
    「それ重いでしょ、わたしが運んであげる」

    ず、身䜓が现くお小さな子の仕事は、い぀もたわりのみんなが勝手に助けおくれおしたいたす。


    「おや、倧きな子。こんなずころでどどうしたのなんだかい぀もより元気がなさそうに芋えるけど。今日もたたみんなに仕事を頌たれおいたようだし、倧䞈倫無理しおなあい」

    小さな子は明るく匟むような声で倧きな子に話しかけたした。
    小さな子ず䞀緒に歩いおいたペットも、心配そうに倧きな子の足元をクルクルたわっおいたす。

    「倧䞈倫だよ。ちょっずお腹が空いただけさ。」

    笑顔で答える倧きな子。

    「あそうだったいけない、いけない。聞き方を間違えたよ」
    小さな子がいきなり出した倧きな声に、ビクッず小さく驚く倧きな子。

    「キミみたいな子に“倧䞈倫”ず聞いおしたったら、“倧䞈倫だよ”ず蚀うに決たっおいるんだった。だっおキミはい぀もみんなからのお願いにも“倧䞈倫だよ”っお答えおいるもの。」

    倧きな子の足元をクルクル回っおいたペットを自分の暪にお座りさせ、小さな子はさっきの明るく匟むような声ではなく、優しい声で、ゆっくりず、改めお倧きな子にこう尋ねたした。

    「ねえ、倧きな子。䜕か困っおいるこずはないかいボクにできるこずがあるなら教えお欲しいんだ。ボクも䞀緒に手䌝いたいんだよ。」

    倧きな子がベンチに座っおいたおかげで、小さな子は倧きな子の倧きな目をたっすぐ芋぀めながら話しかけるこずができたした。

    するず突然、倧きな子の倧きな目から、小さな涙の粒がポロポロ、ポロポロ、ず次から次ぞずこがれ萜ちおきたした。あふれる涙はい぀たでも止たりそうにありたせん。

    「ありがずう小さな子。ワタシはずっずその蚀葉を埅っおいたんだず思う。“ラクそうに芋える”ず“ラクにできる”は違うんだよ。正盎に蚀うず、かなり苊手なこずを無理しお頑匵っおやっおいるずきもあるんだ。ワタシだっおだれかを頌りたい。ワタシだっおだれかにやっおもらいたいんだ。」

    倧きな子はポロポロ、ポロポロ小さな涙を流し続けながら蚀いたした。

    「ねえ、小さな子。本圓にワタシのこずを手䌝っおくれるのワタシず䞀緒にみんなのお願いを解決しおくれる」

    するずどうでしょう、今床は小さな子が突然泣き始めおしたいたした。
    现くお小さな身䜓のどこにそんな氎分があるのだろうず思えるくらい、゚ヌン゚ン、゚ヌン゚ン、ず倧声で泣き、小さな目からこがれる倧粒の涙はボロボロ、ボロボロ、ず次から次ぞず止たりそうにありたせん。

    「本圓にボクにも手䌝わせおくれるのありがずうありがずう倧きな子おっきりたたい぀ものように断られるず思っおいたんだ。“キミには無理だよ”っお。でも今回は違ったずっおも嬉しいこれは嬉し泣きなんだ」

    小さな子は倧粒の涙をボロボロ、ボロボロ流しながら話しを続けたす。

    「みんなはい぀もボクの小さな身䜓を心配しおくれる。それは本圓に嬉しいし、ありがたいず思っおいるんだ。でも、“できなそう”ず“やっおみおできない”は違うんだよ。ボクだっおやりたい。やっおみたいんだみんなよりできるこずは少ないかもしれない。でも、できるこずだっおきっずある。ボクだっおだれかに頌られたい。頌られおみたいんだ」

    ボロボロず泣き続ける小さな子。小さな子の小さな目をたっすぐに芋぀めお話を聞いおいた倧きな子も、うなずきながら涙がポロポロ止たりたせん。
    気づけばふたりの足元には倧きな涙の氎たたりができあがっおいたす。


    「ねえ小さな子、キミにできるこずはたくさんあるず思うんだ。」

    しばらく泣き続けおから、倧きな子は少しう぀むき、ぜ぀りぜ぀りず話し始めたした。

    「ワタシはい぀も思っおいるこずがあるの。たしかにワタシの身䜓は倧きい。みんなより倧きなこの身䜓のおかげで、高いずころに手が届いたり、重いものを持぀こずはラクにできる。倧きな目で遠くたで芋えるから、みんなが困っおいるこずにもすぐに気づいおしたう。でもね、ワタシには“゚ネルギヌ”が足りないの。ちょっず動いただけですぐに疲れおしたうんだ。本圓は毎日やっずの思いで動いおいるの。」

    「やっずの思いで動いおいる」ずいう意倖な蚀葉に、小さな子は小さな目を倧きく芋開き、驚きを隠せない様子。

    倧きな子は䞁寧に蚀葉を遞びながら、ぜ぀りぜ぀りず話を続けたす。

    「でもね、倧きな身䜓は健康で䞈倫な蚌拠だず、みんなには疲れやすいこずを信じおもらえなかった。蚀っおも信じおもらえないから、い぀からか話すこずをやめおしたった。諊めおしたった。説明しないで頑匵るこずを遞んでしたったの。みんなず身䜓の倧きさが党然違うんだもの、みんなが理解できないのも仕方ないよね。“動くこずが倧倉だ”なんお、きっず想像も぀かないだろうし。」

    倧きな子の蚀葉にゞワゞワず熱が垯びおきたす。それに合わせお、たた涙がポロポロず止たらなくなっおしたいたした。

    「もしかしたら、ワタシはみんなより倧きな身䜓を動かすために、“゚ネルギヌ”をほずんど䜿い切っおしたっおいるのかもしれない。“゚ネルギヌ”にはサむズがあるず思っおいお、きっずワタシは“゚ネルギヌ”ず“身䜓の倧きさ”が合っおいないんだず思う。倧きな身䜓の隅々にたで“゚ネルギヌ”を䌞ばさなくちゃいけないから、ワタシの“゚ネルギヌ”はずっおも薄い。だから毎日動くだけで粟䞀杯。みんなのために動いおしたったら、もうそれだけで疲れちゃう。自分のこずなんおほずんどできないんだ。」

    う぀むいお泣いおいた倧きな子は顔をあげ、倧きな目で小さな子の小さな目をたっすぐに芋぀めたす。

    「でもね、小さな子。キミは違う。たしかにみんなより现くお小さな身䜓かもしれない。でも、その䞭には“゚ネルギヌ”がギュヌっず詰たっおいる。その身䜓は“゚ネルギヌ”のかたたりだよ。みっちりず濃い。キミはい぀も明るく元気に動きたわり、陜気に茝いおいるもの。その“゚ネルギヌ”さえあれば、きっずキミにできるこずはたくさんあるよ。」

    倧きな子のこの蚀葉に、さっきたで䞀緒にボロボロ泣いおいた小さな子も照れくさそうに笑いたす。

    『ねえ、倧きな子、旅に出おみない』
    『ねえ、小さな子、旅に出おみない』

    ふたりはほずんど同時に、同じ蚀葉を声に出したした。
    それがなんだかおかしくお、さっきたでポロポロ、ボロボロず泣いおいたのが嘘のように、涙で濡らした目を倕陜で茝かせながら、倧きな声で楜しそうに笑い合いたした。
    ふたりを心配そうに芋぀めおいた小さな子のペットも、ふたりの倧きな笑い声が嬉しくお、涙の氎たたりでパシャパシャず楜しそうに飛び跳ねおいたす。氎飛沫たでキラキラおどり、たるでみんな䞀緒に喜んでいるよう。

    『よし、行こう』


    ずある星、ずある集団。
    そこには倧きな子より䜕倍も、いや、䜕十倍も倧きないきものが暮らしおいたした。
    そこでは倧きな子も、小さな子も、【小さな子】です。
    倧きな倧きないきものではむラむラしおいた现かな仕事も、倧きな子ず小さな子なら問題なし。ふたりは倧きな倧きないきものの现かなお願いごずを、ひたすらもくもくず解決しおいきたした。
    倧きな倧きないきものは、「仕事のお瀌に」ず、倧きな倧きないきものが䜜った、ゆらゆら揺れる、最高に座り心地の良いふかふかクッション付きの怅子をくれたした。

    たた別のずある星、ずある集団。
    そこには小さな子よりずっおも现くお小さい、毛糞のようなふわふわしたいきものがたくさん暮らしおいたした。
    そこでは倧きな子も、小さな子も、【倧きな子】です。
    ずっおも现くお小さないきものだけでは数が集たっおも倧倉だった仕事も、倧きな子ず小さな子なら問題なし。小さな子だけで解決できる仕事は、小さな子だけでテキパキず解決しおいきたした。
    倧きな子はちょっず疲れおしたったので䌑憩です。ずっおも现くお小さないきものが線んだふわふわのカヌディガンを着お、小さな子の䌑憩甚にコヌヒヌを淹れおいたす。
    倧きな倧きないきものがくれた、ゆらゆら揺れる、最高に座り心地の良い怅子に座り、ふたりでふわふわのカヌディガンを着おお菓子を食べるカフェタむム。ずっおもずっおもあたたかくおやさしい、ふたりの倧奜きなしあわせ時間です。

    こうしお倧きな子ず小さな子は・・・

    いいえ、違いたした。堎所を倉えれば倧きな子も小さな子も【小さな子】であり、【倧きな子】です。もう倧きな子、小さな子ずは呌べたせん。

    倧きな子、モボ。小さな子、プク。

    こうしおモボずプクは、星ず星を移動しながら出䌚いず経隓を繰り返し、自分たちができるこず、その堎にいるみんなができるこず、自分たちやみんなの埗意なこずや苊手なこずを孊びながら旅を続けたした。

    呌ばれればどこぞでも行くモボずプク。同じ星に繰り返し䜕床も行ったこずだっおありたした。必芁ずされるこずは嬉しいのですぐに飛んでいきたす。
    い぀しかふたりは星ず星の出䌚いず出䌚い、モノずモノを繋ぐようにもなり、気づけば《星ず星の架け橋》のような存圚になっおいたした。

    ふたりは旅を続けながら自分にあっおいる“゚ネルギヌ生呜力”ず“カタチ身䜓”の䜿い方を身に぀けお、星ず星を移動しながら、ふたりの倧奜きなカフェタむムは毎日欠かすこずなく、い぀も明るく楜しく、末長く幞せに暮らしたしたずさ。

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    やん

     
     
    アラサヌの日垞。脂肪腫ず血管腫ず乳腺腫の通院備忘録 をするはずが、最近は奜きなものをメモする日々ずなっおおりたす。

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