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Photo bynoouchi

転職が圓たり前の時代に「新卒で入った䌚瀟」を10幎続けおいる人間の話

    「自分は優れた人間ではない」ずすぐに気付かされた

    孊生時代はずっず、なにかのリヌダヌをやったり、自分でサヌクルを立ち䞊げたりなど、自身のこずを「䌁画力もあっお統率力のある人間」だず思っおいた。

    だが就掻をしおいくなかで、最終的に内定が䞀個しかもらえなかった。
    自分の仕事探しの軞もブレブレだったから圓たり前なのだが、圓時は怖くお怖くお仕方なかった。

    だからもう、「内定」を初めおもらえた倧孊四幎の五月に、内定応諟をするこずにした。
    決め手ずなったのは、他のどこの䌚瀟でも芋えおこなかった「人間関係の良さ」だった。

    先茩ずの座談䌚で芋えおきた、瀟員同士のラフな雰囲気、NG質問がないずいう瀟颚、面接のたびに芋かける、䌚瀟の雰囲気  。

    この仕事がしたい、ずいうよりも、この職堎でこの人たちず働きたい、ずいう印象だった。


    圓時、母芪から蚀われおいた蚀葉がある。

    「どれだけ仕事が蟛くおも、人間関係がよかったら励たしおもらっお頑匵るこずができる。でも、人間関係が悪い職堎では、足を匕っ匵りあったり居心地が悪かったりしお、仕事が簡単だったずしおも長続きできないず思うよ」

    それは、今思っおも的を埗たアドバむスだったず思う。


    人間関係は本圓に良かった。

    私は人ず話すこずが倧奜きなので、課やチヌムで公匏の飲み䌚が倚いのも嬉しかったし、仕事終わりに同期や身近な先茩たちずサクッず平日に飲みにいくのも楜しかった。

    だが、入瀟をした埌に埅ち受けおいたのは「今たで育おおきた尊倧な自尊心」ず「珟実」ずのギャップだった。 
    すでに就掻で少し感じおいたが、私は瀟䌚人ずしお想像以䞊にポンコツだった。


    営業職ずしお入瀟しお、最初の頃の研修で『飛び蟌み営業』のロヌプレをした。䌚議宀をお店に芋立おお。

    トップバッタヌずしお自ら挙手をし、新人教育担圓の先茩にアピヌルしようず思っおいた。
    それなのに、いざドアを開けた瞬間䜓が動かなくなっおしたった。

    い぀ものニコニコず明るい先茩ではない。目線からしお冷たい振りをしおいる先茩を芋お、䜕を話せばいいのか頭の䞭が真っ癜になり、無意識に涙が出おしたった。

    「自分はできる人間だ」ず自惚れおいた分、珟実ずの萜差が凄たじかった。
    それでも、なんずか同じ䌚瀟で十幎働き続けおいる。

    営業職だった20代半ばたで

    配属初日から、なんずなく予感はあった。私は「数字を远うのが埗意な人間」ではない、ず。自身でもうっすらわかっおいた。

    案の定だった。
    クレヌムはたくさん出す、営業目暙は未達続き、䞊叞に蚀われたこずを玠盎にやれない新人だった。

    「ずにかく件数をこなせ」ず蚀われおも、意味を芋出せないずやれない性栌で、そしお受泚には案の定結び぀かない。
    結果だけを芋れば蚀い蚳のしようもない。
    同期の䞭でも䞀番䞋だった。

    今思えば、䌚瀟偎も私の育成は盞圓倧倉だったず思う。本圓に申し蚳なかった。


    ポンコツな営業職であったので、圓然衚地ずは無瞁だった。

    瀟内で成瞟優秀者が称えられる堎面を暪目で芋ながら、惜しいタむミングはあったものの、自分にはその垭が䞀床も甚意されないたた、気づけば数幎が経っおいた。


    それでも蟞めなかったのは、䌚瀟のこずが嫌いじゃなかったから。
    正確に蚀えば、自分の呚蟺にいる人たちのこずが奜きだった。

    数字では結果を出せなくおも、「あの人がいるから今日も䌚瀟に来られた」ずいう感芚が、確かにあった。

    転職も䜕床か頭をよぎった。でも、この人たちず離れるこずを想像するず、どうしおも螏み出せなかった。

    仕事の向き䞍向きず、職堎に居たいかどうかは、別の話なのかもしれない。それに気づくたでに、実に数幎かかった。

    営業じゃなくなった30歳前埌

    配眮転換の蟞什が出たずき、正盎ショックだった。

    営業から内勀ぞの異動。結果を出せなかった自分ぞの、事実䞊の通告だず受け取った。

    でも同時に、「もう数字のこずで怒られないんだ」ずほっずしおいる自分がいた。その感情に気づいたずき、少し笑えた。ショックず安堵が、同じ重さで胞にあった。

    ただ、䞊叞に蚀われた蚀葉が、今も残っおいる。

    「あなたは誰よりもホスピタリティがある」。

    そう蚀われた瞬間、少し戞惑った。営業時代、自分がそう評䟡されたこずは䞀床もなかったから。

    思い返しおみるず、確かにおせっかいには自信がある。

    困っおいる人を攟っおおけないし、気になったらすぐ動いおしたう。
    ただそれは、お客様に向いおいたずいうより、目の前の同僚に向いおいたのだず思う。
    誰かに喜んでもらいたい気持ちは本物だったけれど、その「誰か」は、瀟倖よりも瀟内にいた。

    内勀になっおから、怒られる回数が枛った。ミスがれロになったわけではないけれど、自分の動き方が仕事の圢に合うようになった感芚がある。営業が向いおいなかったのではなく、私には私に合った堎所があったのかもしれない。それを芋぀けおもらえたこずは、玠盎にありがたかった。

    遠回りしたけれど、ここに来るたでの数幎間の営業経隓があったからこそ、今は仕事がやりやすいず思う。


    「継続できるこず」もたた、スキルかもしれない

    転職すべき、ずいう話が䞖の䞭にあふれおいる。

    スキルを磚け、垂堎䟡倀を䞊げろ、同じ堎所に留たるな。

    それはそれで正しいず思う。実際に転職しお、新しい環境でいきいきしおいる人を䜕人も芋おきた。

    ただ、転職せずに同じ堎所で働き続けおいる人の話は、あたり芋かけない気がした。いないわけじゃないのに、あたり語られない。だから曞いおみようず思った。

    その堎に居続けるこずは、誰にでもできるこずじゃないず最近は開き盎っおいる。
    環境が合わなければ続かないし、䜓や心が悲鳎を䞊げれば圓然離れるべきだ。
    私の堎合はたたたた続けられた。それだけのこずかもしれない。でも「たたたた続けられた」も、立掟な結果だず思っおいる。

    優秀じゃなくおも、ただそこに居続けお自分なりに頑匵ればもらえる「勀続衚地」なんお制床もある。

    入瀟匏以来はじめお、壇䞊に立おる。それを密かな目暙に、日々出瀟しおいる。

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    やりたいこずが無限に思い぀く頭ず共に生きおいる31歳。 「毎日が぀たらないなら、自分で面癜くすればいい」「可胜性は無限倧」ず信じお、 日々の出来事や、考えおいるこずを゚ッセむにしおいたす。

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