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【旅行記】箱根一家

     毎週のように旅行に行っている気がしますが、甲府旅行で親がひとり欠席だったため、せっかくだから一家で行こうよと、箱根旅行に行ってきました。無駄なく楽しかった。今回は傘を買うこともなく、登山道を駆け降りることもなく、ゆっくり楽しむことができました。実際、頼りになる大人にお任せして、かなり楽をさせていただきました。

    帰りはロマンスカーに乗ろう

     箱根といえばロマンスカーらしいのですが、普通に特急に乗るのと到着時間は変わらないという話を聞いたため、普通の電車で小田原まで行きました。ただ、駅でロマンスカーが止まっているのを見て、「帰りは疲れているだろうから、予約のできるロマンスカーに乗ろうね」などと話しておりました。
     実際のところ、小田原で乗り換えがない分、ロマンスカーの方がちょっとだけ早い気がします。

    箱根登山鉄道

     赤い可愛い電車。しかし、みっちり乗っていて座れない。
     とはいえ、座れないだけで景色を楽しむ余裕は十分にあって、両側の窓をゆっくり見られてなかなか良かったです。座れない不満を抱える子供をなだめながら、鉄橋やツツジを楽しみました。緑がきれい。急カーブで窓から電車の姿が見えるのも印象的。スイッチバックで登る山道も面白かった。

    彫刻の森美術館のビュッフェ

     もともと、箱根湯本駅にて昼ごはんの計画でしたが、「彫刻の森美術館駅あるやん。美術館のご飯って美味しいよ」言い出した私がいて、子供たちも乗ったので、彫刻の森美術館までがんばりました。
     レストランはふたつ、ひとつはビュッフェ、ひとつは普通のレストラン。いろいろな思惑が交錯した末にビュッフェになりました。ピザもある、ポテトもある、小さいプリンがめっちゃ甘い。自分でつくるソフトクリーム。なぜか羊羹。プチトマト。
     ちょっと家人にあきれられながら三食分くらい平らげました。お腹は壊さないのです。お腹は壊さないのですが、まぁ、はい。

    彫刻の森美術館

     とにかく展示物がでっかい。何せ、ほぼ屋外展示。
     下の子は立体作品が好きなので特に楽しそうでした。到着すぐの水流で形の変わる噴水に駆け寄ったり、直線で構成された球体に興奮したり。こういうところを一緒に楽しんでくれるの、すごく成長を感じるし、ありがたいなぁと思いました。
     めだまやきのベンチにも登ったし、大量にあるムーアの作品にアテレコしたり、地面に突っ伏して金玉丸出しの像の写真を撮ったり、それからステンドグラスの塔……『幸せをよぶシンフォニー彫刻』がすごかった。子供にも受けていました。
     ピカソ館かと思ったら草間彌生館的なものでいっぱい写真を撮りました。
     ピカソ館も、なんだか可愛い感じの作品があったので、どれが一番好きか聞いたところ、「魚の皿かなぁ」との話。動物シリーズの中の一枚で、こういうときに答えを持っているのも嬉しい。ちなみに私は、マタドールの習作かな、スケッチ群が好きでした。単純な線でたくさん描けるようになりたい。

    徒歩で強羅へ

     彫刻の森の美術館から強羅駅までは一駅。強羅駅からシャトルバスで旅館から迎えがくる手筈です。
     たかが一駅、されど山中の一駅。ビクビクしながら調べたところ「よゆうで歩けます」「徒歩十五分」とのことだったので歩きました。子供らも平気で歩くようになりました。上の子なんて、私よりもよっぽど体力があるのです。すげー。

    旅館


     箱根らしく良いお値段のお宿でしたが、お値段なりに充実感のある環境でした。お部屋は広いし、ネトフリは見放題、暖炉スペースのような控室や、囲炉裏っぽいロビーも面白かったです。子供と宿の探検に回ったのですが、途中で子供の方が飽きてしまって部屋へ帰還。暖炉スペースで遊んでみたかった。
     それから、ロビーに美術書と各社新聞と英字新聞とあって、風呂に行くたびに「ちょっとだけ」と読んでは、温泉に行くかわりに読み耽ったりしていました。流石に紙の新聞の文章は読みやすいし面白い。

    二日目(バスが迷子)


     二日目の一番のトピックスは、シャトルバス迷子事件でしょうか。
     なるべく早く早雲山駅に着きたいと相談したところ、一本早い臨時便で強羅のついでに早雲山に運んでもらえることになったのです。わぁい、ありがとうございますと、車に乗ってしばらく進んだところで、脇道にお尻を突っ込んでUターンを始め、運転手さんが「突き当たりを左ですよね? え? 右?」とか、無線で道を尋ねながら同じ道を二、三回走って、なぜか強羅の後に連れて行ってもらえるはずの早雲山に先に到着しました。一緒に乗っていた欧米家族連れの子供が「え?」と不安そうな声でしたが、時間的に多少余裕のあった我々は、面白い経験ができたくらいのノリでありました。というか、そう言って子供らをなだめていた感じです。

    ロープウェー、船、徒歩、ソフトクリーム

     家人曰く「行く気になったときに行かないといけない」箱根神社に行ってきました。確かに、早雲山からロープウェー(遊園地の観覧車かと思うくらい運交感覚が短い)にのり、遊覧船(ロープウェーとのセットチケットは最初のロープウェー乗り場では売っていなかった)にのり、懐かしい感じのソフトクリーム屋さん(フレーバーが二十種類くらいあるやつ)の前やベーコンやアメリカンなバーガー屋さんを通り過ぎて、たどり着きました。確かに、結構気合がいるかも。
     九頭竜神社もあり、水の事故回避のお願いなどいたしました。
     移動用途もある遊覧船だったので、河口湖と比べて船上の時間が長く、子供に求められてオレンジジュースを買ってみたりしておりました。こういうときに、渋らずにお金を出すか、全く出さないか、方針がぶれない大人になりたいものです。
     船の本数がなく、お昼ご飯を食べると一時間先の便になってしまうため、ソフトクリームだけ食べて帰りの船に乗ることに。例の二十フレーバーのソフトクリームをいただきました。

    大涌谷

     ロープウェー。みんな疲れ切っていて、「大涌谷は見送ってまっすぐ帰ろうか」という会話もあったのですが、せっかくきたのだからと、大涌谷駅下車。写真撮影。
     しかし、有毒ガスでも発生したのか、(普段から有毒ガスが発生しているけれど)、黒たまご蒸し場までの道は立ち入り禁止でした。いっそ幸運だったかもしれない。
     せっかくだからパート2ということで、黒たまごだけ買って帰りました。
     これにもドラマがあって、(言語の壁のために進まない)レジの長蛇の列に並んでいると、「黒たまご買う方はこちら〜」と別の列が作られて、どんどん黒たまごが売れていくのです。しかし、私はお土産物の精算もあって、普通の列を離れられない。自分で買ったお土産ならまだしも、家人に渡されたお土産であり「卵買いたいから、温泉まんじゅうは諦めるわ」という判断も辛い。「あと三個でーす。黒たまご欲しい方〜」の声に思わず、列に並んだまま手をあげておりました。「あ、じゃあ、とっとくね。一個でいい?」ありがとうございます。

    ケーブルカー

     始発駅の早雲山から乗っても朝九時まえの山手線のようでした。
     チケットを買おうとして出した財布を鞄に納められないまま乗り込んだものだから、強羅まで財布とリュックを上の子の顔の前に持ち上げた状態で静止しておりました。

    お弁当とロマンスカー

     午後四時くらいだったけれど、ロマンスカーでお弁当を食べて帰りました。家人はこの後も予定があり、急ぎの帰宅。お疲れ様でした。

     
     
    漫画描き。組み込みエンジニア。二次電池のパッカー。検査器構築など。

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