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その一方で、映画館のマナー広告にも物申す

    3日前に映画館でのマナーについて書いたときに書き落としたことをひとつ。前の記事とは全く違う観点の話です。

    前の記事に書いたように、どこの映画館でも上映前に「上映中はお静かに」、「前の席は蹴らない」、「光を発する機器を使わない」みたいなエチケット広告を流してくれています。

    でも、その中には大抵、「当館以外で購入した飲食物の持ち込みはご遠慮ください」というのが平然と混じっているのです。

    これは如何なものでしょうか。それってエチケットでも何でもないではないですか。

    その映画館の売店の売り上げを伸ばしたいからなのでしょうけれど、それは観客には全く関係のない、完全に映画館側の都合でしょ?

    他の項目はどれも、観客がお互いに快適に映画を鑑賞できるように提唱するもので、「他のお客様に迷惑がかからないようにしましょう」というものです。ところが、他店の飲食物の持ち込み禁止(要請)はそういう趣旨ではありません。

    映画館の中で、他店で買ってきた食べ物を食べても飲み物を飲んでも、他のどの観客にも迷惑はかかりません。

    公共メッセージの中に、マナー広告の中に、自社売店の防衛策をしれっと忍ばせるなんて、とても厚顔無恥でさもしいやり口だと思うのです。

    そんなことをするから、観客に対する他のメッセージの値打ちが下がってしまうのだと思うのです。そんなものが混じっているから、「映画館が勝手に言っていることだから、別に言うことを聞く必要ないでしょ」なんて言われても仕方がないと思うのです。

    僕は、別に映画館内で他店からの持ち込み物を飲食したいわけではありませんが、映画館で映画を観るたびに、このインチキ・マナーCM を観るたびに、この手法は良くないなと思うのです。

    皆さんはそんな風には感じませんか?

    ◇ ◇ ◇

    「前に書いた記事」というのは、これです(扉絵はそっくりですが、よく見ると違います):


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