
アニマナイト プロローグ1
ファンタジー小説 三戦士アニマナイト プロローグ 1
⚪︎あらすじ⚪︎
受験勉強中の日々丘アスカ、絵を描き続ける風美ナギサ、生徒会の引継ぎ準備に追われる海王トーコ。三人はそれぞれ別々の場所で、同じ夢を見ていた。緑の丘に広がる海。懐かしくて、でも見たことのない景色。
深夜、三人のもとに同時に届いた一つの声。
「助けて。お願い。この世界を救う戦士達よ――どうか、私の声が届くのなら」
次の瞬間、光に呑み込まれた三人が目覚めたのは、異世界クロワール。人々が精霊の力を信じ、心を魔法に変えて生きるこの世界では、泉を守る大精霊プリンセスグリーンが魔王テリブルに囚われていた。姫を失った精霊の泉は枯れ始め、世界そのものが消えようとしていた。
三人は、クロワールを救う戦士――アニマナイトとして選ばれたのだ。
⚪︎本編⚪︎
ーーー
緑の丘に 広がる海 日の光に照らされ 優しい風がひと吹き
感じる
ここは 特別な場所
ーーー
・・・・・はっ。
また、あの夢。もう何度目になるのだろう?見たこともないような景色に立っているはずなのに、とても懐かしく感じる。
「うぅ・・いったぁ・・。」
今日も机に突っ伏して寝てしまったらしい。凝り固まった上半身と下敷きになった右腕が悲鳴をあげていた。
大学受験まであと7日。考えるだけで胃が痛くなってくる。
時刻は午前2時。
痺れた右腕の感覚を取り戻したくて、指先から慎重に動かそうとした。この感覚、なんか気持ち悪い。
「はあ・・。」
わざと大きくため息をついて体の力を抜いた。
感覚が戻ってきた右腕を、軽く持ち上げてみる。消しカスとノートに書いた記号が一緒にくっ付いてきた。
まだ働かない頭でそれを見つめる。
記号が、静かに形を変えたように見えた。スローモーション映像のように、植物が土から目を出すような、ぬるっとした動きで。
あ〜、今日はもう寝た方がいいかも。
布団に入ってちゃんと寝よう。うん、そうしよう。
そう決断して体を起そうした時だった。
右腕が、発光した。
「えっ・・。」
あまりに突然の出来事で、目を見開くことしかできなかった。
光る右腕には、ノートに書いた記号でもなく、消しカスでもなく、何かの文字になっていた。
「た・・す・けて?」
あれ?読める。初めてみる文字なのに、読める。
その時、遠くから声が聞こえた。
「助けて。お願い。この世界を救う戦士達よ・・。どうか、私の声が届くのなら・・。」
え・・え・・・
とても澄んだ声。優しい春風のように包み込まれたくなるような。
助けて・・ほしいの?戦士って?
そう考えてる間に、光が強くなり私を呑み込んでいった。
王道のファンタジーの世界を創作してみたい。
そう思い、エピローグだけ形にしてみました。(プロローグでした(笑))
意外とスラスラ書けていて、ちょっと楽しさを感じています。まだタイトルも登場人物の名前も決めていないのですが・・・。
思い立った時にすぐ形にできる場所がnoteの魅力だと思うので、投稿しました。タイトルが決まったら変更します(笑)
次のお話