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Photo bynoouchi

「発信の軸がわからない」と悩む過去の自分に伝えたい“自分に還る”noteの育てかた

    「発信の軸を定めたい」と右往左往していた過去の私へ。大事なのは発信の軸を定めることより、育てることでした――

    これは、今月でnote歴5年目になる私が「noteを楽しく健やかに続けるために、過去の自分に伝えたいこと」をまとめた記事です。

    noteユーザーの全員にはきっとあてはまりません。たった一人、過去の自分に向けて書いた内容です。

    noteを始めたての頃はメモ代わり

    noteをメモ代わりにしていた私へ、今では恥ずかしくてそのメモは全部下書きに戻すか削除しています。

    私がnoteを始めたのは2022年7月。当時は「転職したいのに自分の強みが分からない」と悩んでいました。

    そこで、自己分析系の本を読み漁り「内容を忘れないようにアウトプットしよう」くらいな気持ちで書き始めました。

    誰かに向けて書くというより、記憶媒体としての役割が強かったので、当時の内容は本当にただのメモ!むしろひとり言。

    そのあと「もっと読まれたい」と思うようになったのは、たまたまnote公式マガジンに選ばれたことがきっかけでした。

    けれども、ただのメモをどう変えれば読まれるのかが全く分かりません。

    すぐにノウハウ系のnoteを手に取ると「ジャンルを決め、自分が何者かをはっきりさせて発信すると読まれるらしい」という情報を得て焦ります。

    「私が書けるジャンルって何?強みすら分からないのに、何者かなんてわからない」と。

    「読まれたい」と思っている私へ、人の力を借りたら楽になりました

    スキがつくと嬉しくて、もっと読まれたい!と思っていた過去の私へ。残念ながら今でも貪欲に読まれたいと思っています(笑)

    発信の軸が定まらないことに困った私は、SNSで目にしていた「パーソナル編集者®」の利用を決意します。

    当時は育児休暇真っ只中で、残り3カ月で復職というタイミング。これが最後のチャンスだと飛び込みました。

    サービス利用中の記録はマガジンにつぶさに綴っています。

    文章を添削してもらうことで読まれるようになったし、月に1度話をじっくり聞いてもらえるので頭の整理にもなる。

    この時つけていたnoteのノートには、「何を発信したら……という迷いがなくなった」と書いてありました。

    「容疑者しか知らないこと(その人しか知らない一次情報)を書く」「書き出しから一番言いたいことを書く」など自分では思いつかない切り口を提案してもらえることも良い経験に。

    人の力を借りることでこんなに気持ちが楽になるのかと発見にもなりました。

    それから……「やきいもさんは上手な文章を書く人というより、応援される文章を書く人です」といった言葉をもらったことがあります。

    当時、「文章書くのうまいんじゃない?」と調子に乗っていた自分を現実に引き戻し、等身大で書けるようにしてくれた、宝物のような言葉です。

    アイコンとヘッダーで世界観が変わった!

    第三者のアドバイスをもとにアイコンとヘッダーを変えた私へ。そこから見える世界が変わります。

    パーソナル編集者を受講しているとき、担当編集者さんのアドバイスでアイコンとヘッダーを変えました。

    文章添削により記事への反応が増えるのと同時に、フォロワー数が400人台から600人台になるなどアカウントが急成長したのはちょうどその頃だったと思います。

    私はアイコンもヘッダーもとても気に入っているのですが、自分が「好き」と思える世界観にしたのは大正解でした。

    同じようにこの世界観を好きだと思ってくれる読者の方がフォローしてくださったと思いますし、名前やアカウントのカラーとも一致している。

    自分が好きだと思える場所にこのnoteが育ったのは、間違いなくトップページを整えたおかげです。

    「迷いがなくなった」と思っていたのに、書く内容がコロコロ変わる

    迷いがなくなったと思っていた私へ。
    この1年で、また迷って書く内容がコロコロ変わっているけれど、変わらないものに気づきました。

    パーソナル編集者の受講が終わったのは2025年7月。それから約1年経ちました。

    「発信の迷いがなくなった」と受講終了後は思っていたのに、実はこの1年で発信する内容がまた変わりました。

    以前はエッセイの投稿中心だったのに、今年は「やってみた系」の記事を多く書くように。

    3年間、色んなジャンルで書いていくうちに、自分が楽しく書けて、かつ人にも楽しく読んでもらえるものは何なのかがやっと分かってきたからです。

    とはいえ、やってみた系の記事は書くのに時間がかかるので、最近は「3行日記」を楽しんでいます。

    肩の力を抜いて書いているのに不思議と読んでくれている人がいて、書く内容って実はそんなに大事じゃないのかなと拍子抜けしています。

    そこで、なぜこんなに書くのがラクになったのかを考えたら、書く内容以上に大事にしてきた基準があって、それが私の発信の軸だったのかもしれないと気づき始めました。

    発信の軸を決めるって、スタンスを決めることだったのかもしれない

    「発信の軸=発信内容を特化する」だとずっと思っていました。

    だとしたら、私はエッセイも、日記も、やってみた系記事も書くので、軸なんてバラバラです。

    それでも、私は今のアカウントが好きだし、世界観がいいと言ってもらえることも増えました。

    そして「もしかすると、軸って何を書くかじゃなくて、スタンスを決めることなんじゃないか」と考えました。

    どんな記事を書くときも私が忘れたくないスタンスはこれです。

    読了感はできるだけほっこりしていたい

    そのために、

    • 本当に闇深いことはSNSには書かない、もしくは有料で鍵をかける

    • 好きなことを書くけれど、好き放題書くわけじゃない

    何を書くかよりも、何を書かないかを決めることで、今のスタイルに落ち着いたように思います。

    noteから仕事を獲得しようとして苦しくなった私へ

    一つのアカウントに何でもかんでも意味を持たせようとしていた私へ。「何のためにやっているのか」を忘れてはいけません。

    noteをきっかけに自分に向き合う時間が増えた私は、働き方を変えました。

    上手くいくかどうかはわからないけれど「やってみたい!」の気持ちだけでライターに挑戦。そのとき、noteアカウントから仕事を獲得できればと考えていました。

    しかし、仕事に寄せた発信は変にかしこまってしまうため結局苦しくなり、仕事とプライベートのアカウントは分けることにしました。

    「何のためにnoteで発信しているのか」

    仕事とプライベートではそもそも書く目的が違うし、見せ方も違うのです。仕事を獲得したいと思ったら、仕事を獲得できるような発信が必要なわけで、私がこのnoteを続ける目的は「書いて整う」「癒し」「自分に還れるから」だということを忘れていました。

    明確に仕事獲得や収益化などの目的があればそれに合わせた内容が「軸」になるのかもしれない。

    けれども私のように「書くことで自分に還る」ことを目的としているなら、書く内容よりもスタンスを決めたり、自分が好きだと思える世界観に育てていく方が楽しく長く続けられる秘訣ではと最近考えています。

    noteを健やかに育てるために

    「最初に発信の軸を定める」法人noteの場合、これは確実に必要なステップです。

    しかし発信の目的が特になかった私のようなnoteの場合、軸をうまく言語化できず迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

    そんな私でも楽しく4年間noteを続けてこられました。

    人の力を借りて、試行錯誤して、たまにブレながらも「育ってくれた」という感じです。

    もし「自分らしい発信の軸がわからない」と悩む過去の自分が近くにいたら、こんなことを伝えたいです。

    • 今、どんな目的でnoteをやってる?

    • 何を発信したらいいか分からないと思ったら「好きなもの」など心が動いたことを発信するのが熱量が乗って一番いいと思う。その中で、反応を見ながら軌道修正してみるといい

    • 何を発信しないか、どんな人に読んでほしいかスタンスを決める

    • 自分が好きだと思える世界観に整える

    • 客観的な意見も取り入れると何かいいことがある

    これが、4年間やってきて私が得た気づきです。

    今でも発信のジャンルは決まっていないし、これからも形を変えていくかもしれません。

    けれども「書くことが楽しくて、読んでもらえることが嬉しくて、書くことで仕事や育児が忙しくても自分に還れる場所にしたい」の部分はきっと変わりません。

    発信の内容はその時々で変わっても、大事にしたい姿勢みたいなものをもつことが、noteを健やかに育てるために必要なのかもしれない。

    今悩んでいる過去の私のような人に届いたらいいなと思います。


     
     
    北アルプスのふもと、何もないけど全部ある暮らし​|ライター|2才5才娘2人の​母 |やってみた系記事と3行日記の人|焼き芋が​好き|Money for Good×note「#推したい会社」賛同企業賞受賞|みんなのnoteコン佳作|サンクチュアリ出版正直レビュアー3期生

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