
「え?結婚祝いって誰のもの?」⑧
結婚式が終わりました。
本当にたくさんの方がお祝いに来てくださり、
祝福していただきました。
母国では、結婚祝いとして金のお祝いを新郎新婦に渡します。
結婚式当日、夫と私の目の前には、金のお祝いが次々と積み重なっていきました。
初めて見る光景に、私はただ驚くばかりでした。
その光景は日本では見たことがなく、
「こういうお祝いの文化なんだ。」
と驚いたのを覚えています。
母国では、結婚すると女性は家庭を守り、夫が家族を養うのが一般的です。
だからこそ、
結婚したら家庭に入る新婦へ贈られる金は、将来を支える大切な財産になるそうです。
私はその文化を知って、
「素敵な考え方だな。」
と思いました。
ところが——
結婚式が終わると、
いただいた金もお祝いも、
すべて義父母のところへ集まっていきました。
私は何が起きているのか分かりませんでした。
文化の違いだから、
そういうものなのかな。
そう思っていました。
でも後から夫に聞くと、
本来は、新郎新婦のものだったそうです。
「え………?」
私はそこで初めて知りました。
あれは文化の違いではなく、
その家の考え方だったのだと。
今になって返してほしいとは思いません。
でも、
「私たちの新しい生活を応援したい。」
皆さんが私たちの幸せを願って贈ってくださった気持ちは、私たち自身で受け取りたかった。
20年以上経った今でも、
それだけは忘れられません。
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《次回予告》
「お金のかからない嫁でよかった。」
その言葉を聞いた時、
私は笑うことができませんでした。
お楽しみに〜
メェェ〜🐐