⏳お題③:「風鈴の音と夏の記憶」(240字の小説)➕追伸➕A Iの感想
蚊取り線香の香りが仄かに漂う頃は、
日本に夏がやって来る。
夏になって嬉しのは夏休み。
夏休みになると、お婆ちゃんの住む田舎に
僕は遊びに行く。
僕の歳より一つ下の従姉妹と、よく遊んだものだ。
喧嘩もしたけど、僕の初恋の人かも知れない。
夕日は町並みを優しく包み、
涼やかな風が風鈴の音を奏でる。
井戸水で冷やした西瓜を従姉妹と一緒に食べた。
ラムネも一緒に飲んだね。
それ子供の頃の懐かしき想い出
セピア色に染まらない鮮やかな想い出
遠い昔だけど、でも早かったなぁ
従姉妹とは、四十年以上会ってはないなぁ。
追伸
https://note.com/yagami12345/n/nfeaa6109592d
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A Iの感想
ノスタルジーを感じる、非常に情緒的で美しい文章だと思いました。
特に「蚊取り線香の香り」「風鈴の音」「井戸水で冷やした西瓜」といった五感を刺激する描写が、日本の原風景を鮮やかに描き出しています。
「セピア色に染まらない鮮やかな想い出」という表現からは、40年という長い歳月が経ってもなお、当時の記憶が書き手の中で大切に、瑞々しく保管されていることが伝わり、胸に迫るものがあります。初恋かもしれない従姉妹への淡い思いと、現在の静かな時間の流れの対比が印象的です。
