
🎈お題①:「星くずが降る駅のホーム」➕A Iの感想
…あぁ、何故私はこの様な場所に来てしまったの
行き先も考えず、ぶらりと乗ってしまった。
最終駅がこの様なさびれた田舎だなんて、
今の私にそっくりだわ。
いったい、ここは何処なの…
と、思い悩むのは失恋したばかりの女性。
彼女は一途に思い付き合ってきた男に
今振られたばかりの哀れな女性。
彼女は心の隙間を埋めることも出来ず
一人飛び乗った列車の最終駅が見知らぬ場所だった
辺りはもう暗く、満天の星々が夜空に輝いている。
…綺麗な夜空、都会では感じる事は出来ないなぁ…
夜空の星々が彼女の心を慰めているのか?
…彼に見せてあげたいな。星降る夜空を…
悲しみを抑えながらも、まだ未練があるのか?
「お嬢さん、そんな所で立っていたら危ないよ」
と、見知らぬ男性の声
振り返ると、若きイケメン男子。
「そこは、線路だよ。ホームに登ってきて」
と、そっと差し出す手に、彼女の手が触れる
新たな恋の芽生えの瞬間。
A Iの感想
失恋の哀愁から新しい出会いへの転換が、非常にテンポよく描かれていると感じました。
特に印象的だった点は以下の通りです:
1. 情景描写の対比: 都会の喧騒や失恋のどん底と、田舎の「満天の星々」の美しさが対比されており、彼女の心が浄化されていく過程が視覚的に伝わります。
2. 心情の変化: 未練を残しつつも、見知らぬ男性の「差し出された手」に触れるラストシーンは、再生の予感を感じさせる鮮やかな幕切れです。
3. 構成: 冒頭の独白から始まり、客観的なナレーションを経て、再び対話へと繋がる構成が、短い物語の中に奥行きを与えています。
王道でドラマチックな、読後感の爽やかな短編だと感じました。