
たかが靴下、されど靴下ーー超話題の映画『女性の休日』を台湾で観てきたよ!
50年前の今日は、アイスランドの全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ伝説の金曜日「女性の休日」(1975年10月24日)。
日本では明日10/25(土)から、この日のムーブメントを描いたドキュメンタリー映画『女性の休日』が全国順次上映されます。
女性をテーマにした台湾の映画祭で上映されました
この映画のことは、先日Voicyで対談したイラストレーター・コミックエッセイストのハラユキさんから教わりました(対談アーカイブはこちら)。検索してみると、女性をテーマにした台湾の映画祭で2回だけ上映されることが分かり、速攻チケットを予約。

さらには、尊敬する平川理恵さんと白河桃子さんもこの映画を広めよう!と緊急対談をされていたので、ますます気持ちが高まっていたのでした。
(対談アーカイブ前半|後半)

世界で最もジェンダー平等が進んでいるアイスランドも、50年前は男尊女卑社会だった
現在のアイスランドは世界で最もジェンダー平等が進んだ国(2025年世界経済フォーラム発表・ジェンダーギャップ指数16年連続1位。日本は118位)として知られていますが、50年前はなかなかの男尊女卑社会。
インターネットのない時代にさまざま価値観の違う女性たちが「Women’s Day Off(女性の休日、Kvennafrídagurinn)」を取った結果、ベッドは整わず、皿は洗われず、電話は繋がらず、新聞は休刊、劇場は閉まり、国営航空会社は欠航、学校も休校に。

最初は「ストライキしよう!」と始まったムーブメントでしたが、保守派の女性たちは「ストライキには参加できない」と主張。でもそこでアイスランドの女性たちは、「ストライキではなくて”休暇を取る”」ということにして連帯していきます。私が観た台湾の劇場内ではこの場面でどっと笑いが起きていました。
この映画、原題は『The Day Iceland Stood Still』(アイスランドが静止した日、といった意味)ですが、日本では『女性の休日』とされているのも、「こういう力が抜けたやり方で、私たちも連帯していけたらいいよね」といった日本へのメッセージのように感じました。
アーティストの作品が映画に力を添える
当時このムーブメントを起こした女性たちへのインタビューや当時の映像に加え、米国ロードアイランド州プロビデンス在住のアニメーター、ジョエル・オルロフ(Joel Orloff)さんによる素敵なアニメーション、エンドロールで流れるアイスランドを代表する歌手ビョーク(Björk)の『Future Forever』といった要素がより当時の出来事を身近に感じさせてくれました。

出典:映画『女性の休日』オフィシャルFacebook
誰かと話したくなる映画でした
笑って、泣いて、励まされて、そして誰かにこの作品について話したくなる、心から「観て良かった」と思える作品でした。
日本で上映して皆さんがご覧になったぐらいのタイミングで一度、みんなで話すLIVE配信などをVoicyでやってみたいと思います。
まずは、観た感想をあまりネタバレせずにお話ししてみましたので、良かったらぜひ。
《映画》たかが靴下、されど靴下ーー超話題の映画『女性の休日』を台湾で観てきたよ!
実は劇場に入ったらVoicyのプレミアムリスナーさんもいらっしゃっていてびっくり。二人で涙しながら観ました。

日本の皆さん、日本語字幕付きで全国上映されるなんてまたとないチャンス、ぜひ劇場でご覧になってみてください。そして一緒に話し合いましょう〜〜!
たかが靴下、されど靴下
上記Voicyでもお話ししたのですが、最近、しょっちゅう「靴下」というキーワードに引っ掛かります。
まずは、ハラユキさんの最新刊『ワンオペ育児モヤモヤ脱出ガイド 「つかれない家族」になるための31のヒント』 (講談社)の最後の方に出てくる、ハラさんご自身と、夫さんの間に起こった靴下のエピソード。

詳しくはぜひお本をお読みいただきたいのですが、夫さんが脱ぎっぱなしにする靴下が気になってモヤモヤしていたハラさんは、
「靴下のような小さいことさえできないのなら、他の家事育児も一緒にやってもらうことは無理なのでは」といった感じで追い詰められていたそう。
もう一つが、白河桃子さんがVoicyで、フランス・パリ在住のライター髙崎順子さんと高市政権や女性首相の話について対談されていた時。
話題の書籍『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話』について話が及び、「どんなに政治・経済界で活躍している人も、誰かが靴下を洗っているんですよね」といったニュアンスのお話をされていたのです。
そして、このアイスランドの「女性の休日」も、赤いストッキングを履いて団結した「レッドストッキング運動」から始まっていたことを知り、
靴下のような些細なことから意思表示を始めることもできるし、靴下のような些細なことにモヤっイラっとすることもある。「たかが靴下、されど靴下」だなと感じ入ったのです。
ハッシュタグを追ってみると、大好きな皆さんが推している!
ハッシュタグ「#女性の休日」でXをさかのぼって見つけた、私が勝手に尊敬している方々の投稿をいくつか貼り付けてみます。順番はXに表示された順なので、意味はありません。
ハラユキさん
アイスランド取材旅行に行って、なんでアイスランドがジェンダー・ギャップ指数が10年以上世界一かを聞いた話。①#女性の休日#マンガが読めるハッシュタグ pic.twitter.com/kdKf1cvU2V
— ハラユキ@新刊発売! (@yukky_kk) October 23, 2025
浜田敬子さん
昨年アイスランド取材ではわからなかった「なぜ女性たちが立場を超えて連帯できたのか」がこの映画を見ると、本当によくわかりました!!
— 浜田敬子 (@hamakoto) August 30, 2025
見ると勇気が出ます。ぜひお近くの映画館で見てください〜。
私が1日休めるとしたら、ダラダラ韓ドラ見たいかな〜#もし休 #女性の休日 https://t.co/VkCrhnj9O8
小安美和さん
(しかも、大好きな田中慶子さんご出演回のあさイチだという奇跡)
01:01あたりから映画「女性の休日」紹介されています!https://t.co/wIweAuU8Lg#女性の休日
— 小安美和_女性の力を地域の力に! (@koyasu_miwa) October 17, 2025
中野円佳さん
#女性の休日 映画、東大のイベントで公開前夜に観させていただきました!日本でも、できれば1日、それができなくても、せめてこの映画を観る時間くらいは多くの女性たちが仕事や家事を休んで観に行けるといい。もちろん男性にも観て欲しい。 https://t.co/ujuUGZGXQR
— 中野円佳『教育にひそむジェンダー』 (@MadokaNakano) October 23, 2025