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【読切】結婚後に発覚した、想定外の事実

    くみこって、だれ?

    ※これは、1話完結です

    出会いは、マッチングアプリだった。
    正直、最初はすぐ別れると思っていた。

    合わなければ終わればいい。
    そのくらいの距離感で始まった関係だったのに、
    気づいたら一緒にいる時間が増えて、
    そのまま7年が過ぎていた。

    結婚してからも、3年。
    ここまで来ても、私は何も疑っていなかった。

    年齢の話は、最初に聞いていた。
    8個上だと。

    だから結婚当初、
    私の中で彼は34歳。
    それで何の違和感もなかった。

    婚姻届を書いたときもそうだった。
    私が気にしていたのは、自分の欄だけ。
    名前、住所、書き間違いがないか。
    相手の年齢を改めて確認するなんて、
    頭にすらなかった。

    騙されているとも、思っていなかった。

    結婚が決まるまで、
    彼の親にも会わなかった。
    結婚してからも、
    親戚の集まりに私は参加しなかった。

    今思えば、
    違和感だらけだ。

    でも当時の私は、
    それを違和感として処理していなかった。

    「そういうものなんだろう」
    「そのうちでいいか」

    深く考えないことが、
    私にとっては楽だった。

    今振り返ると、
    「俺はもうジジイやからな」とか、
    「年やから無理やわ」みたいな発言も多かった。

    でも、8個上でも十分言いそうだし、
    そこに引っかかる理由はなかった。

    転機になったのは、結婚3年目。
    妊娠が分かって、
    母子手帳をもらう流れの中だった。

    書類関係は、私が全部書いていた。
    年齢も、生年月日も。

    その時も何の疑いもなく、
    「8個上だから」と思って記入した。

    ただ、念のため、
    LINEで生年月日をもう一度確認した。

    返ってきた数字を見て、
    一瞬、意味が分からなかった。

    計算し直して、
    もう一度見て、
    それでも合わなくて。

    その時、初めて気づいた。

    8個上じゃない。
    17個上だった。

    私の中で34歳だった人は、
    実際には43歳だった。

    怒りより先に、
    「よく今まで気づかなかったな」と思った。

    ミラクルだな、とも思った。

    聞くタイミングはいくらでもあった。
    確認する場面も、何度もあった。

    でも私は、
    確認しないことを選び続けていた。

    信じていたというより、
    見なくていいものは見ない、
    そうやって過ごしてきただけだった。

    今思うと、
    あの時の私には、
    それがちょうど良かったのかもしれない。

    全部をちゃんと見る余裕はなかったし、
    深く踏み込まない関係の方が、
    安心できた。

    この話は、
    誰かを責めたい話じゃない。

    ただ、
    「見ないでいれば、
    ここまで気づかないこともある」
    という、私自身の話だ。

    今なら、
    笑って書ける。

    あの時の私は、
    本当に、
    何も疑っていなかった。

     
     
     
    宅建試験終わるまで更新はお待ち下さい🥰 普通じゃない人生ばかりだった。 病気、離婚、上京。 それでも、なぜか笑ってる。 これは、くみこのリアルストーリー。

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