見出し画像

毒親 実母 関係 改善 女性|距離を置いても楽にならない。実母との関係に4年間悩んだ私が気づいたこと【30代40代女性へ】

電話に出るたび、なぜか罪悪感と疲労感が同時に来る

母からの着信を見て、一瞬だけ息が止まる。

出なきゃと思いながら、指が止まる。出たら最後、1時間は終わらない。愚痴を聞き続けて、最後は「あなたは私の気持ちをわかってくれない」で終わる。

電話を切った後、ぐったりする。そして同時に「こんな気持ちになる私がおかしい」という罪悪感が来る。

「実の母親なのに、なぜこんなに疲れるんだろう」「こんなふうに感じる私は、薄情なのかな」「でも会うたびに消耗するのも、本当のことで」

距離を置いてみた。少し楽になった。でも「親不孝じゃないか」という罪悪感は消えなかった。

この「離れたいのに、離れると苦しい」というループ、誰にも言えなかったりしませんか?ずっとひとりで抱えてきたそのしんどさを、今日は一緒に見ていきたいと思います。


私も4年間、実母との関係に答えが出なかった

正直に話させてください。

実母との関係が「しんどい」と自覚したのは、35歳のころです。

母は決して悪い人ではありません。私のことを心配してくれているのも、わかっている。でも、会うたびに「あなたはもっとこうすべき」「私はこれだけしてあげたのに」という言葉が積み重なって、気づいたら母に会う前日から体が重くなっていました。

完璧にこなしているように見えて、実は、友人には「お母さんと仲いいよね」と思われていながら、実家から帰るたびに何日も気持ちが沈む生活が続いていました。

誰にも言えなかったんです。「実の母がしんどい」と言ったら、どこかおかしい人だと思われそうで。母を悪く言っているみたいで、罪悪感があって。

ずっとひとりで抱えてきたその矛盾が、ある日母に「あなたは私を捨てるの」と言われたとき、崩れそうになりました。

もう限界だと思っていた——距離を置いても、連絡を減らしても、罪悪感が追いかけてくる。どうすれば楽になれるのか、本当にわからなかった。

私自身が4年間悩んだ末に気づいたのは、実母との関係がこじれ続けるのは「母が変わらないから」でも「私が薄情だから」でもなく、「母への期待と、母との現実のギャップ」を手放せていないからだということでした。


実母との関係を少し楽にする、3つの方法

「母親を見捨てる」という話ではありません。「縁を切る」という話でもない。今の関係を保ちながら、自分の消耗を減らす方法を3つお伝えします。


① 「理想の母親像」を手放す練習をする

当時の私と同じ状況なら、「本当はこんな母親でいてほしかった」という像が心の中にあって、現実の母親との差に傷つき続けているはずです。

実母との関係がしんどい多くの場合、問題の根っこは母親そのものではなく、「こうあってほしかった母親像」への執着にあります。

試してほしいのは、今夜紙に「私が母に求めていたこと」を書き出すこと。

「話を聞いてほしかった」「否定せずに受け入れてほしかった」「ただ、褒めてほしかった」

書いてみると、それがどれだけ満たされてこなかったかが見えてきます。そして同時に、「この人には、それができないんだ」という現実も、少しずつ受け取れるようになります。

期待を手放すことは、諦めではありません。現実の母親と、初めて向き合う出発点です。私はこれをやったとき、ずっと抱えていた「なぜわかってくれないんだろう」という怒りが、少しだけ悲しみに変わりました。悲しみは、怒りより軽い。


② 「罪悪感」と「事実」を切り分ける

当時の私と同じ状況なら、距離を置くたびに「親不孝だ」「薄情だ」という罪悪感が追いかけてきて、距離を縮めるとまた消耗する——そのループにはまっているはずです。

罪悪感は、事実ではありません。「罪悪感を感じている」という事実と、「本当に悪いことをしている」という事実は、別物です。

試してほしいのは、罪悪感が来たとき、心の中でこう問いかけること。

「私は本当に、悪いことをしているか?」「距離を置くことは、母を傷つけることと同じか?」「自分を守ることは、親不孝か?」

多くの場合、答えは「ノー」です。罪悪感は感じていい。でも、罪悪感のまま行動を決めなくていい。

私はこれを意識してから、「罪悪感があっても、正しい距離を選んでいい」という感覚が少しずつ育ちました。


③ 「母との関係」を、週1回だけ考える時間を決める

当時の私と同じ状況なら、実母のことが頭から離れず、日常のあちこちで気持ちが持っていかれているはずです。

実母との関係は、考え続けても答えが出ない問題です。それなのに24時間いつでも頭の中に侵食してくると、じわじわと消耗します。

試してほしいのは、「母のことを考えるのは、週1回・30分だけ」と決めること。

それ以外のタイミングで母のことが頭に浮かんだら、「それは週1回の時間に考える」と、意識的に棚に上げる。

最初は難しい。でも「考えていい時間がある」とわかるだけで、それ以外の時間に侵食されにくくなります。

私はこれを始めてから、日常の中で母のことを考える頻度が明らかに減りました。考える時間を「決めた」だけで、頭の中の占有率が下がっていきました。


今夜できる、たった1つのこと

今夜、スマホのメモを開いて、これだけ書いてみてください。

「私が母に、本当は求めていたこと:____」

誰かに見せなくていい。うまく書けなくてもいい。自分の中にある「満たされなかった気持ち」を言葉にするだけで、長年のしんどさの輪郭が少しだけはっきりしてきます。


この記事が特に届いてほしい人

  • 実母と会うたびに消耗するのに、距離を置くと罪悪感が追いかけてくる

  • 「親がしんどい」と誰にも言えないまま、何年も抱えてきた

  • 母を嫌いなわけじゃないけど、一緒にいると自分が壊れそうになる

  • 距離を置くべきか、関係を修復すべきか、答えが出ないまま時間が過ぎている

1つでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書きました。


最後に、あなたへ

実母との関係がしんどいのは、あなたが薄情だからじゃない。親不孝だからじゃない。

それだけ長い間、「いい娘でいなければ」と自分を押し殺して、ひとりで抱えてきたからです。

今のあなたにだけ必要な話をするなら——。母親との関係に答えを出す必要は、今すぐなくていい。「正解の距離」も、人によって違っていい。

ただひとつだけ言えるのは、あなたが消耗し続けることが「正解」ではないということです。あなた自身を守ることが、長い目で見たとき、母親との関係にもプラスになることがあります。

当時の私と同じ状況なら、まだ「私が我慢すれば丸く収まる」と思っているかもしれない。でも私は今、実母との関係に振り回されない自分の軸を、ようやく持てるようになりました。あなたにも、きっとそうなれます。


もし「実母との関係も含めて、自分の心の軸を育てていきたい」と感じているなら、私がより深く書いた記事もあります。よかったら、自分のペースで覗いてみてください。あなたが母親のことを考えない時間を、取り戻せることを願っています。

いいなと思ったら応援しよう!