
書庫冷凍【毎週ショートショートnote】
将来は図書室のある家に住む。
子どもの頃に本気で思った将来の夢。
美女と野獣で出てきたお城の図書室に憧れた。
床から天井まで見上げるくらい、ずらっと本が並んだ空間。
そこに自分の好きな本を集めて並べたい。
毎年、誕生日には本を買ってもらった。
自分の図書室に並べるための本。
将来の自分の子ども達も自由に本を読める場所にしたい。
長持ちさせるために買う本は単行本。
文庫本の方が安いけど、表紙がしっかりしている方が安心だ。
本を読んでいれば別の世界に行くことができる。
タンスの向こうに雪に覆われた世界があったように。
自分の図書室から別の世界に行ければいい。
本はいつでも買えるとは限らない。
絶版になってしまう本もたくさんある。
好きだなと思ったら迷わず買う。
そして私だけの図書室が出来上がる。
……はずだったんだけど。
本が場所を取り過ぎた。
私がひとり暮らしをしている間に、実家にあった本は売られてしまった。
図書室計画は私の気持ちと一緒に凍結した。
(410文字)

こんにちは。
今週もあっという間に過ぎ去っていった羽根宮です。
おかしいな、もう土曜日ですか。
土曜日は【毎週ショートショートnote】の締め切り日です。
というわけで、たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加しました。
お題は「書庫冷凍」です。
図書室のある家に住みたいと思ったのは本当です。
木地雅映子さんの『氷の海のガレオン』を読んだときに、素敵だなって思いました。
憧れていた図書室のある家には住めず、実家に住んでいますけど。
本がたくさんある場所はワクワクします。
今までに【毎週ショートショートnote】に参加したもの
今日は確定申告のレシート入力に尽力するために、この辺でさらっと終わらせます。
読んで下さってありがとうございました。
羽根宮でした。