
「うん、採用!」 就職難民だった僕たちの再スタート!(創作小説)
*仕事や人生で失敗した人たちが、とある経営者の一言から人生を再スタートするオリジナルの物語です!
あらすじ
" 石田翔太(いしだしょうた)"は、配信者になることを夢見ていた。しかし、実家での配信活動はまったく伸びず、日々、同じ部屋に閉じ込められたような感覚を味わっていた。
親の期待を裏切らないように、時折笑顔で「うまくいくよ!」と言い聞かせるが、心の中では焦りと無力感が広がっていた。
「このままじゃいけない」と思い、翔太は就職活動を始める。しかし、中卒であり、過去に5年の空白期間がある自分を受け入れてくれる企業はどこにもなく、何度面接を受けても結果は同じだった。
第1章
石田が最後の面接を終え、またしても不採用の通知を受け取った。心底では疲れて果てて、家に帰る足取りは重く、頭の中は不安でいっぱいだった。
「こんな自分に…もうチャンスなんてないんじゃないか…?」
あまりにも打ちひしがれ、帰り道をふらふら歩いていた石田は、突然、声をかけられる。
「君、どうだい?うちで働いてみないか?」
振り向いた先には、まるで社会の枠に囚われていないような、自由そうな雰囲気を纏った男性(時田澪)が立っていた。
石田は驚きながらも、どこか心の中でその言葉に救われるような気がした。
時田の事務所に連れて行かれ、軽い面接が始まる。
時田は、石田の経歴や過去のことをほとんど気にせず、ただ「君がやりたいことは何か?」と質問した。
石田は迷った末に、自分が夢見る配信活動を話すと、時田はニッコリと笑いながら言った。
「なるほど、じゃあ君のやりたいことをやりながら、うちで働くってのもありだな。どんな仕事でも手伝ってくれるなら、すぐにでもうちの仲間だ。」
石田はあまりにも軽いその言葉に驚いたが、同時にこれが最後のチャンスだと思い、意気込みを感じる。
時田の会社では、石田はほとんど自由に働くことができた。時田は社員に多くの自由を与え、彼らに裁量を持たせることを大事にしていた。
翔太は自分のペースで少しずつ、時田のビジネスに手を貸しながら、自分の配信活動を続けていくことになった。
ある日、石田の配信に少しずつファンが増え、思わぬ反響を呼び、時田にそのことを報告すると、時田は笑顔で言った。
「やっぱり、自分のペースでやるのが一番だよ。君のペースで、君らしく進めばいい。」
石田は、時田からの助言を受けて、配信活動を続けながらも、自分の仕事に責任感を持ち始める。
自分がやりたいことを、無理に押し付けられずに実現できる環境が整い、翔太は新たな一歩を踏み出すことができた。
そして、時田の言葉の通り、「自分らしく働く」ということがどれだけ大切なのかを実感し始めた。