メインコンテンツへスキップ
見出し画像

森に隠れる快楽                                                 【山スケッチ・エッセイ】

    「世情」、「世相」、「情勢」、「時世」・・・
     この「世界」は何かと騒々しく変転し続けているように見えるが、結局は振り子が右に左にと振れるように同じことを螺旋状に繰り返しているだけだ。
     ジャーナリスティックな事柄への関わりや興味を失って久しい…


    🍁
     自宅から歩いて30分。
     小さな山を登り切った頂上に、少しだけ開けたスペースがある。
     そこには誰が置いたのか分からない塗装の剥げた木製のベンチもある。

    画像
    ペンスケッチ1
    (ラフな素描)


     ウォーキングついでに登って、気が向けばそこでコーヒーを飲みながら文庫本を読んだり、スケッチをしたり。


    🍁🍁
     こんな無名の地味な山を訪れる人は滅多にいないが、実はそういう山こそ山好き人間の狙い目・・・なのだ。
     いつしか、ここが僕の密かな「隠れ家」となった。

    画像
    ペンスケッチ2
     (描き込みと陰影) 


     リタイア後は十分に孤独で静かな生活を送っているので今さら「隠れ家」など必要はないのだが(⁠^⁠^⁠)、それでも自然の中でゆっくりと過ごすのは愉悦のひと時である。


    🍁🍁🍁
     秋になり、木々の葉も紅く色づき始めた。

    画像
    『男の隠れ家』
    ペン、透明水彩(F4)

     せっかくなので音楽でも聴こう。
     秋の色にはバッハがよく似合う。

    J.S.バッハ
    『2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調(BWV 1043)』  第2楽章


     あぁ、チーズとワインでも持って来ればよかったな… (⁠ ⁠˘⁠ ⁠³⁠˘⁠)/⁠🍷🧀

     まるで山水画に描かれた深山幽谷しんざんゆうこくに住む仙人の心境だ。
    いや、「孤独な散歩者の夢想」か?

    画像



    ※  資料1 【山水画】

    画像
    『村居暁起図そんきょぎょうきず』(部分)
    田能村 竹田

    ※  資料2

    画像
    『孤独な散歩者の夢想』
    ジャン・ジャック・ルソー著
    (新潮文庫)


     
     
     
    ♠ 絵と音楽と言葉が一つに溶け合う、シンプルでミニマルな心地よいcafe空間を(時々本の話題も) ♠ 実質的な交流を大切にしているので、フォローバックは20人台に留めます ♠投稿は原則として、毎週土曜日または水曜日の朝

    あなたへのおすすめ