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どこにもないや…。心を閉じる


    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     どこにもないや…。今、私の気持ち。何がどうしちゃったんだろうね?
    こんな私でも、誰かと、どこかで、ほんの少し繋がりたい。そう思うたび、私に返ってくるのは、淋しさと孤独。
     いつまでこんなことを続けるのか、と思うと気が遠くなる。デジタル社会はまるで砂漠。だけど、押し寄せるデジタル社会に背を向けるわけにもいかなくて三年前にパソコンをはじめた。お兄ちゃん(息子)に初期設定をしてもらい使い方を習い自分で勉強した。「ホームページを立ち上げたい」という私に、「それならばnoteが安心だから」とお兄ちゃんが言った。
     最初はほんの些細なことでつまずいて、ひやひやしたり顔が引き攣ることもしばしば。だけど、たくさんの人に読んでいただいたりスキをつけてもらった。アクセス状況を見るのが楽しみだった。
     ところが今はどんなにいい記事・作品を書いたつもりでも、読了数は少なくスキ数など0のことがほとんど。なんだか嫌になった。
     もうやめようかな…、とも思った。私には初めから合わなかったんだと思った。日ごろ書く文章とは違う書き方と言葉を使ったつもりだった。私が書く文章はとても難解なので。
     そう思っているとき、投稿してすぐついたスキ1が0になった。こういうことは以前にも度々あったので、noteにリクエスト送信した。すると、すぐ返信がきて、『スクリーンショットを送ってください』とある。
     スクリーンショット⁇ 聞いたこと、ある。だけど、分からない。お兄ちゃんに連絡。土日までは来れないとのこと。それまで二、三日あった。するとまたnoteからメールが届いた。そのたび、『…、note運営事務局 本橋です』とある。なんだか嬉しかった。ちゃんと人と話している気がした。
    「noteのようにきちんと見てくれるところは少ないんだよ」とお兄ちゃんが言った。もう少し頑張ってみようと思った。
     あることがあって、私は少し開いていた【心を閉じた】。
    夫婦のことで、相談していたMさんからの電話が引き金になった。Mさんは私よりも六つ年上。母のように思っていた人だ。電話だといろいろ私用があって煩わしそうだったので、「メールできますか?」と尋ねたら、「できる」と言われたので私はメールを何度かした。ところが実はメールが出来なかったようで、私のメールがくるたび「憂うつでたまらなかった」とのこと。しかも、「いいことだけを聞きたい」と言われたので、私は「もう、結構です」と電話を切った。そんな関係が何になる? 虚しいじゃない。
     Mさんが、私がたまたま持ち合わせた華やかな部分だけに接したがっていることは前々から気づいていた。だけど、亡くなった母に似たMさんを私は心から信頼していた。無防備だった自分に後悔した。人なんて信じるんじゃなかった。その夜、私は生まれて初めて体中に蕁麻疹がでた。
     もう私は誰にも【心を開かない】。そう決心すると、私の心はとても穏やかになった。

     
     
    知人からカサブランカの球根をもらい初めて鉢植えにした。それから毎日声をかけ追肥をし見守った。4月、一郎から順に発芽。ところが陽を求めて植木鉢を移動中、楓の小枝で五郎を傷つけてしまった。どんなことでも夢中になり、ときどき、しく じる私の名は”Casa Blanca”です。

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