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韓ドラ好きにはたまらないストーリー展開のショートドラマ。全11話を予定しています。お楽しみ下さい。

    ユーミン/遊民

    【ショートドラマ】16:

    『気分は韓ドラ』①

    ★タイトル、違和感のため変更しました。

    【登場人物】

    西園寺 翔(22) 男性
    《キャラ》
    有名な同族グループ会社社長の息子。
    ナルシスト、勉強・スポーツ万能。
    自他ともに認めるイケメン。ブランド
    ものしか身に着けないモデル並みの
    スタイル。所有車はフェラーリのみ。

    中島みどり(22) 女性
    一般人の両親の一人娘。他人に気遣いが出
    来る接客業向きで、誰からも好かれる素直
    で真面目。きれいよりかわいいタイプ。
    だが、曲がったことは嫌いでダメなことは
    ダメというタイプ。化粧や着るものに無頓
    着でユヌクロを好んで着ている。
    夢は、幸せな家庭を築くこと。

    -------本文開始--------

    第1章:運命の出会い

    ホテルの玄関前。みどりは息を切らしなが
    ら走っていた。
    「やばい、あと3分で面接開始…っ!」
    その瞬間、黒光りするベンツがスッと目の
    前に停まり後部座席のドアが開く。
    ドンッ!
    「えっ――きゃっ!」

    みどりは車のドアにぶつかり、よろけて車
    から降りてき男性にしがみつき二人いっし
    ょに倒れた、よく見るとまるでファッショ
    ン雑誌から飛び出してきたようないい男。

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    この後二人は地面に倒れる

    「痛て…君、俺のスーツに何したか分かっ
    てる?」
    「えっ、えっ、ごめんなさい!ほんとに
    ごめんなさい!急いでて…!」

    翔は膝を見下ろし、ため息をついた。
    「このスーツ、アルマーニの限定モデルな
    んだけど。君のせいで泥がついた。
    弁償してもらうよ」

    「えっ、えええ!? でも私、面接が…!」
    「面接番号と名前を言って。あとで請求す
    るから」

    「な、中島みどりです!番号は…えっと、
    13番です!」
    みどりは頭を下げて走り去った。

    【面接会場】

    みどりは緊張しながら入室する。
    「次、13番。中島みどりさん」
    「はいっ!」
    顔を上げた瞬間――
    「……あっ!」
    「……君か」
    二人は同時に指をさし合った。
    「え、えええええ!? なんであんたが
    面接官なの!?」

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    「俺は西園寺翔。西園寺ホテルの専務だ。
    ……さっきのスーツ、忘れてないよね?」
    「うそでしょ……」

    【その夜、居酒屋】

    「あー落ちた……絶対落ちたぁ……」
    みどりはジョッキを片手に、友人の肩にも
    たれかかる。
    「でもさ、専務にぶつかって面接って、
    ある意味運命じゃねぇ?」
    「笑えないよぉ……」

    翌朝。スマホが鳴る。
    「……はい……」
    「西園寺ホテル人事部です。
    中島みどりさん、採用が決まりました」
    「……えっ!? えええええ!? 
    あ、ありがとうございます!
    ごめんなさい!ありがとうございます!
    ほんとにありがとうございます!」

    4月1日。入社式。
    「新入社員の皆さん、ようこそ。
    専務の西園寺翔です」
    みどりは顔をこわばらせながら、そっと目
    をそらす。
    (何かこっち睨んでる?)

    1か月後、研修終了式。
    「配属先を発表します。中島みどりさんは
    ――専務秘書です」
    「……え?」
    翔がみどりの前に立つ。
    「君、俺のスーツを汚した責任、ちゃんと
    取ってもらうよ。秘書としてね」
    「……なんで私なのよぉぉぉぉ!」
    翔はニヤリと笑った。
    「君を、僕にふさわしい秘書にしてやる」
    「……はあああああ!? 何その上から
    目線!」

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    「俺様の秘書になるってことは、
    毎日フェラーリで迎えに行ってやる」

    「あの私の夢は、幸せな家庭を築くことな
    んですけど!」
    「俺の家、幸せだぞ? 広いし」
    「そういう意味じゃないっ!」

    つづく


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