
「好きなことばっかりやってたら人生詰むよ!」
推し活で人生を棒に振りかけたことがある。
あのまま突っ走ってたら、確実に身を滅ぼしてたわ。
あの頃の自分は、自分の人生のどうにもならなさを推し活にぶつけていた気がする。
四大卒でありながら、職を転々とし、どこへ行っても浮いている感覚に苛まれていた。
「自分はどこにも居られない」と信じて苦しんで、抜け出そうとも考えてなかった。
思いきって仕事も辞めて、友人関係も整理してやりたかったけど、あの頃の私にそんなことをする勇気はなかった。
例えば、怒ったら家まで押しかけてくる気性の荒い同級生と、なぜか友人としての関係を断ち切れず会い続けていた。
誘いを断ったら人格否定の言葉で私を罵ってくる人だった。
私が「誰からも嫌われたくない」とブルブル震えてるのをいいことに、私の家族まで巻き込んで私を脅し続けた。
表向きは友人関係だったけど、今思えば共依存だったと思う。
その人と思いきって連絡を断ってから数年後、「結婚した」というメールが来た。
私の住んでる地元からだいぶ離れたところに住んでるとも書いていた。
へー。
じゃ、もう返事を送らなくても、怒ってうちへ押しかけたりしてこないね。
だから無視した。
その後も数回メールが来たが、その内容はどれも私にとって全く興味のない、その人の自分語りだった。
全て、もちろん無視した。
数年後、その人に関して風の噂を聞いた。
幸せに暮らしているとは到底思えない内容だった。
今となっては、どうか私の知らないところで幸せであってほしいと願ってる。
でも、二度と会いたくない。
ずっと、この人についての話を書くのは怖くてしょうがなかった。
だけど今回、あえて本人だとは特定されづらい形で書いてみることにした。
ある程度、心の整理がついてきたのかもしれない。
現時点で未だに心の整理がつかない相手といえば、この人以外にも数人ほど思いつくんだが。
どうか私の知らないところで幸せでいてください。
今のあなたが幸せなら、もう私になんて連絡してこないでしょうし。
私は未だに独身で好きなことばっかりやってますが、幸せですよ。
「好きなことばっかりやってたら人生詰むよ!」と、あなたに罵倒されたことが懐かしいですね。
私がとあるアーティストに心酔していたことも、職を転々としていたことも、いつも見下してましたもんね。
婚活そっちのけで、今で言うところの「推し活」をしていた私は、あなたから見たら「私が矯正してあげないと(キリッ)」だったんでしょう。
あなたは本当に婚活したかったんですか?
何のために結婚することに執着してたんですか?
世間体ですかね?
できるだけ早く結婚する、そして出産する、その人生ルートにこだわってましたよね。
学生時代にハマっていたことがあったのに「オタク活動は卒業」とあっさり捨てて。
それで楽しかったですか?
あなたの魂は喜んでいたと思いますか?
今になって思う。
私はもう長いこと、自分の魂を泣かせてきた。
やりたいことも我慢して、世間が「正しい」とか「普通」とか言ってることに無理やり自分を押し込めようとして。
結果、どこでもうまく行かなかった。
そのたびに「私はそもそもの存在が間違っている」「もう何をしても徒労でしかない」と諦めそうになってきた。
そんなことないのにな。
「正しくありたい」
「普通でいたい」
そう望んでいた私の心が、あの人を引き寄せたんだろう。
でも、本当の私は正しくありたくもない、普通でありたくもない。
そう気づかせてくれる存在のひとりが、きっとあの人だったんだ。
これからは、本当の私が望むことをイメージしていく。
文章を書き続けていく。
エッセイも小説も発表し続けていく。
歌も歌う。
楽器も弾く。
どうか、皆さんもご自分の人生を生きてください。
私も自分の人生を生きますので。
皆さんも私も、幸せになりますように。