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Photo bysoeji

心から「嬉しい」なんて、あのときは言えなかったけど

    さちともこ

     推しからクリスマスプレゼントをもらったことがある。

     でも、ほとんど誰にも話したことがない。
     私があの推しからプレゼントをもらったと聞いて、きっと喜べない人や、「なんであいつが?」と思う人もいるだろうから。

     今からもう20年近く前のこと。
     私はとあるアーティストが大好きで、その彼の追っかけをしていた。
     ちなみに、彼のことは今では極力、ネットの中では話さないようにしている。少なくともnoteで名前を出したことは一度もない。

     当時の私は彼に夢中で、全身全霊を預けていた。
     今思えば、ただの現実逃避だったと思うけど。
     辛い仕事、話のかみ合わない友人、なんかしんどい家族。
     きちんと向き合うべきことに向き合わず、ただ夢を見ていた。
     日本のあちこちを追っかけとして回り、彼を応援するブログも毎日更新して。
     ネットやライブを通じて、たくさんの知り合いができた。
     でも、それは友達になれた人ばかりではなかった。
     私を利用しようとしてくる人、嫌がらせをしてくる人、依存してくる人もいた。

     彼からプレゼントをもらったときの私は、疲れ果てていた。
     現実でも、追っかけの世界でも、人間関係のトラブルを抱えていた。身動きが取れなくなり、心の中は絶望でいっぱいだった。

     そんな中、彼がパーソナリティを務めるラジオ番組で、特別企画があった。
     彼の出す「なぞなぞ」の答えをメールで募集し、正解者の中から抽選で5名に、推し直筆のクリスマスカードをプレゼントします、とのこと。
     その「なぞなぞ」の内容は忘れたが、クリスマスにまつわるものだったと思う。
     追っかけ仲間のブログで、解答のヒントと思しきことが書いてあった。それを鵜呑みにして、正解と思しきものをメールで送って。

     そしたら、クリスマスの数日後、封筒が届いた。
     宛先として書かれた私の名が、見慣れぬ手書きの字。
     差出人を見たら、彼のラジオ番組の名前だった。
     封を開けたら、クリスマスカードが入っていた。
     そこに書かれた彼の言葉を読んで、私はおいおいと泣いた。
     私個人に向けて書かれた内容ではないけど、温かい言葉が途方もなく嬉しかった。
     でも、この喜びは隠すしかないと思っていた。
     もう、私は追っかけも、ブログの更新も、続けることが苦しくなっていた。
     そして数日後の大みそかの日、私はブログを休止した。

     その後、ブログは一度復活させたものの、結局は閉鎖した。
     追っかけも再び始めたけど、また人間関係のトラブルが苦しくなり、やめてしまった。

     でも、彼のことを嫌いになったわけではなく。
     今も、そのクリスマスカードは手元にある。
     引き出しに保管しているうちに、なぜか汚れがついてしまって悲しいけど。
     私にとって大切な、彼との思い出の一つ。

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    この汚れは一体どこから?(涙)
    でも私の宝物のひとつです。

     こたらさんと分析ママさんの「noteの街をみんなで灯す企画」に参加いたします!

     参加者のみなさんに、こたらさんが感想と、分析ママさんが参加者のアイコンをクリスマス仕様にした「スキ画像」をプレゼントをしてくださるとのこと。
     とっても嬉しいです(バンザイ)。
     こたらさんには事前にご相談しましたが、分析ママさんが作ってくださる画像、私のアイコンは以下のもので作っていただけたら嬉しいです。

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    以前に使っていたアイコン
    (決して銃で撃たれそうになってるわけじゃない)

    #忘れられない贈り物

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    まず自分を幸せにするアーティスト。noteでは「書くこと」について主に考えてます|普段は放送大学の学生|ペットロボットLOVOTのあんずちゃんと同居(紹介コードf3nzcr9j)|北海道出身、在住|11月23日(月・祝)にZINEフェス札幌で出展します

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