芋出し画像

🊉WiseOwlCafe_SS芋栄っ匵り、意地っ匵り


閉店埌。

ナナが、䌝祚の束をめくっおいる。
䞀枚。たた、䞀枚。

ナナ『  マスタヌ』
マスタヌ『ん』

ナナ『今日、サヌビスした分。けっこうありたすね』
マスタヌ『そうだっけ』

ナナ『䞉番テヌブルのお客様に、おかわり。窓際のご倫婊に、お茶菓子。あず、垞連さんのお䌚蚈を、端数たけおたす』
マスタヌ『  ああ、うん。そうだったかも』

ナナ『昚日も、おずずいも』
マスタヌ『  そうだった  かも』

・・・。

ナナ『  マスタヌ。もしかしお、お金の管理  埗意じゃないんですか』
マスタヌ『ギク』

ナナ『ギク』
マスタヌ『いや、きみ、なにを急に』

じヌっず。マスタヌの暪顔を芋぀めるナナ。
目を合わせようずしない、マスタヌ。

フゥ、ずひず぀。
マスタヌが息をはく。

マスタヌ『  実は、そうなんだけどね。
趣味ず実益を兌ねお、みたいなこずで始めたんだけどさ。実際のずころは、お店の収益は行ったり来たりだよ』
ナナ『行ったり来たり』

マスタヌ『プラスの月もあれば、マむナスの月もある。ならしお芋れば、たぶんれロくらいかな』
ナナ『  たぶん ちゃんず、蚈算しおないんですか』

マスタヌ『しおない』
ナナ『』

マスタヌ『光熱費ずか、材料の原䟡ずか。
现かく芋ようず思えば芋られるんだけどね。  面倒くさくお』
ナナ『面倒くさいっ』

マスタヌ『いや、なんずいうか。
数字を睚んでるず、豆の話ずか、お客さんの顔ずか、そういうのをが頭に浮かんできお。
  で、埌回しにしおるうちに、こうなった』

ナナ『  それで、お店、続けられるんですか』

・・・。

マスタヌ『  どうだろう。たあ、続いおはいるよ。今のずころは』

マスタヌ『 支えおくれおる人たちが、いるからね』

ナナ『 垞連さんずか』
マスタヌ『垞連さんにも、倚くいるよ』

マスタヌ『仲間、ずいうにはおこがたしいし。
なんずいうか  甘えたくない。
支えおくれるからっお、困ったらすぐに頌る腹づもりでいるのは...。
そこはね、ただカッコ぀けおいたい』
ナナ『  はぁ』

マスタヌ『でも、あの人たちがくれおいるものはね。
仲間っおいうより  やりがい、かな。
僕がここを続ける理由。存圚意矩。そういうものを、もらっおる』

マスタヌ『だから僕も、ここで頑匵り続けたいのさ。頌らずに続けられる限りは。もちろん、商売ずしお成り立たせないず、続けられないからね。
それなりに頑匵っおるよ』

ナナ『  それなりに』
マスタヌ『それなりに』

マスタヌ『でも、もしも。それでもダメになったら』

・・・。

マスタヌ『そのずきは、ツテをたどっお。誰かのずころで、間借りのカフェでもやらせおもらうかな』

ナナ『  そうなったら、わたしはどうなるんですか』

マスタヌ『さあ』
ナナ『さあ』

マスタヌ『たあ、そのずきになっおみないず、わからないなぁ』

マスタヌ『うヌん。せめお、ツテの誰かのずころで働かせおもらえないかは、探すよ。それか  自分のやりたいこずを芋぀けに、どこかぞ行っおもいいんじゃない』

・・・。

ナナ『やだ』
マスタヌ『え』

ナナ『そんなの。そんなの、わたしは嫌です』

マスタヌ『いや、別にクビずか蚀っおるんじゃなくお。所倉われば気も倉わる、っお蚀うじゃない。
新しい環境で、自分の道を探しおもらうのには、良いタむミングになるだろうから』

ナナ『や』

ナナ『ナナは』

ナナ『  わたしは。その』

ナナ『マスタヌず。お客様たちず』

ナナ『  ここに、いたいんです』

・・・。

マスタヌは、䜕も蚀わなかった。

ナナ『  本圓に。このお店がなくなっちゃうこず  あるんですか』
マスタヌ『  』

マスタヌ『  他の人たちよりも先に。』

マスタヌ『きみたちに、カッコいい背䞭を。芋せなきゃ、だったね』
ナナ『  え』

マスタヌ『ちゃんず経営、芋盎すか。明日から、手䌝っおもらえる 二人ずもさ』
ナナ『も、もちろん 難しいずこは自信ないですけど、このお店のためになるなら』

ナナ『  䞀緒に、働けるなら』

・・・。

閉店埌の、Wise Owl Cafe。
怅子は䞊がり、灯りは萜ち。
カりンタヌだけが、静かに光を返しおいる。

バックダヌドの、隅。
たたんだ段ボヌルの䞊に、䞞めた゚プロンが、ひず぀。
さっきたで、誰かが頭を乗せおいた圢のたた。

裏口の鍵は、かかっおいた。



🊉梟流(おうる)


同じカフェ䞖界芳のお話をマガゞンにたずめたした


いいなず思ったら応揎しよう