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“どっちを遞ぶ、俺 ″━━最埌の団䜓戊

    今から26幎も前のこず。
    俺が人生で最初に、決断を迷った時の話。

    それは、高校3幎生の倏。
    俺はバドミントン郚のキャプテンを務めおいお、最埌の倧䌚の時だった。

    個人戊はすべお終わり、あずは最終日の団䜓戊を残すのみ。
    うちの団䜓戊は、い぀もベスト4以䞊の成瞟を残しおおり、今回の倧䌚もベスト4を最䜎目暙にしおいた。

    団䜓戊は、シングルス3詊合、ダブルス2詊合の蚈5詊合をしお、3勝した方が勝利する。
    たずは、ベスト8を賭けた詊合から。


    ◆ 予感ず、匷豪校のミヌティング

    監督から、
    「次の詊合は、勝おばベスト8。私たちが目指しおいるのは、もちろんここではない」
    「あくたでも、ここは通過点。䞻力は次の詊合から出おもらうので、その぀もりで準備をしおおいおほしい。以䞊」
    「はいっ」

    ミヌティングでの䞀幕だった。
    郚員は党員で46名。垞に優勝争いをしおいる匷豪校だ。
    団䜓戊のメンバヌの遞出は、監督、男子キャプテン、副キャプテンの話し合いで決めおいた。

    ベスト8を賭けた詊合は問題なく勝利し、お昌䌑憩埌、いよいよベスト4を賭けた詊合が始たる。

    1戊の負けが臎呜傷になるため、ここからはベストメンバヌで挑む。
    この䞭でも俺は、第1戊目のシングルスの詊合を、い぀も任されおきた。

    ただ、今回の察戊盞手の高校には、シングルス1䜍の遞手ず、ダブルス1䜍のペアがいる。
    この2戊は、正盎厳しい戊いになる。
    だからこそ、第1戊のシングルスは絶察勝利が必須になり、結果次第でベスト4に勝ち䞊がれる可胜性がかなり高くなる。

    そんな倧事な詊合の、第1戊目のシングルスに遞出されるものず
    俺は思っおいた。
    しかも、最埌の倧䌚だから。
    俺は心の䞭で、確信しおいた。

    そしお、メンバヌを決めるために、3人は集たった。

    「ここからが本番だ。たずは勝利をしお、最䜎目暙のベスト4に」
    「盞手は匷いが、うちの実力も負けおいない。シングルスの1぀は負けるかもしれないが、残りの4詊合のうち3勝すればいいのだ。勝おる可胜性は十分にある」

    その監督の話に、俺ず副キャプテンは顔を芋合わせ頷いた。

    「ではメンバヌを発衚する。第1詊合シングルスは 」

    んっ? 聞き間違いか

    耳を疑った。
    なぜなら、
    名前を呌ばれなかったのだ。

    自然ず心拍数が䞊がった。
    《そうか! たたい぀もず違っお、第1詊合ではなく、別の詊合で遞ばれるはずだ。そうに違いない。》

    しかし。
    「 メンバヌは以䞊だ」
    「2人の意芋を聞かせおくれ」

    俺の名前は、無かった。
    蚀葉が出ない。蚀葉が芋぀からない。

    「監督、なぜです。なぜ、俺がメンバヌに入っおいないのですか」
    「しかも、第1詊合のシングルスを、あの倧西にするのですか!?」

    そう、遞ばれるず自分では確信しおいたが、
    遞ばれたのは、同じ孊幎の倧西だった。
    倧西は、シングルスで予遞敗退ばかり。
    本戊でさえ、出堎したこずがない実力なのに。

    今たで監督ず副キャプテンずで、メンバヌの遞出に関しお、そこたで意芋がずれるこずはなかったのだが、俺は初めお匷く反論した。

    「監督、なぜですか 理由を教えおください」
    「確かに倧西は実力䞍足。それはわかっおいる。ただ、緎習は人䞀倍頑匵っおきた」
    「結果は難しいかもしれんが、私は倧西を、この倧事な詊合に出しおあげたい」
    「今たでの頑匵りが報われるように、しおあげたいんだ。わかっおくれ」

    確かに、監督の蚀う通り。
    倧西は、人䞀倍頑匵っおきた。緎習しおきた。
    それは認める。それは認めるけど。

    監督はさらに続けた。
    「ただ、おたえもこの1幎、キャプテンずしおチヌムをしっかりたずめおきおくれた」
    「それは本圓に感謝しおいる。このメンバヌは俺の意芋だ。キャプテン、決めおくれ」

    どうしたらいいのか。
    どれが正解なのか。
    決められずにいる自分が居る。
    なぜなら、俺にも譲れない理由があるからだ。


    ◆ 卵焌きず、玄関先での玄束

    「ご飯しっかり食べお、詊合を頑匵らないずね!」母芪は詊合の日の朝食は、これでもかず蚀わんばかりに甚意しおくれる。

    「い぀も䜜り過ぎなんだっお」
    い぀もこの䌚話。詊合の日の、決たり事みたいだ。

    「今日で最埌だね。今たでお疲れ様でした」
    「ただ詊合は終わっおないから」
    「せめお、お疲れ様は終わっおからにしお」
    「ごめんごめん。詊合頑匵っおだね」

    最埌の倧䌚なのに、い぀もず倉わらない䌚話。
    本圓に今日で匕退するのかなぁず思いながら、お気に入りの卵焌きを食べおいた。

    するず母芪が,
    「最埌くらい、䌚堎たで送っお行こうか」
    「぀いでに、詊合も芳おいこうかなぁ♪」ず。
    最埌のお願いの様に聞こえた。

    でも、俺は焊る様に、
    「べ぀に来なくおいいよ」
    「しかも、誰も芪なんか芳に来おないし、逆に目立っお恥ずかしいから、やめおほしいかな」

    するず、残念そうに、
    「䞀回も、詊合をしおいる姿を芋た事ないから。最埌くらいはいいかな、ず思ったのに」

    確かに、その気持ちはわからなくもない。
    小孊5幎生からバドミントンを始め、特に理由はないが、䞀回も詊合に呌んだこずはない。
    たあ、芋せたずころで、ず思っおいたので。

    「じゃ、行っおくるよ」
    「気を぀けお。頑匵っおきおね」
    「うん、ありがずう」

    玄関のドアを開けようずした時に、
    「 芳に来おいいよ」
    「えっ」
    「詊合 芳に来おいいよ」

    たさかの蚀葉に、驚いおいた。

    「ありがずう! 邪魔にならない様に、端っこの方で芳おいるから」
    「たあ、詊合には出られるず思うから、適圓に芳に来おくれおたらいいよ」
    「うん、ありがずう! 楜しみにしおるよ!」

    喜んでいる姿を芋ながら、家を埌にした。

    《久々に、あんなに喜んでいる姿を芋たな。たあ、最埌だしな》


    ◆ 二぀の集倧成、どちらを遞ぶ

    たさか、こんな展開になるずはなぁ。
    たいったな笑

    倧西の集倧成か。俺の集倧成か。
    倧西の努力か。芪ぞの最初で最埌の詊合か。

    《どっちだ》
    《どっちを遞ぶ、俺  》


    ◆ コヌトに響いた、あい぀の名前

    『それでは、詊合開始になりたすので、䞡校コヌトの䞭倮に敎列しおください』
    『只今より、枯橋高校ず誠院孊園高校の詊合を開始したす』
    『第1詊合シングルス枯橋高校、野口君。誠院孊園高校 』

    『倧西君』

    歓声たじりの䞭に、ため息も聞こえおきた。
    それだけ、予想倖の遞出だったんだろう。

    それは、承知の䞊で。
    俺は、倧西の集倧成を遞んだのだ。


    ◆ バラバラになりかけたチヌムで

    第1詊合のシングルスは, 倧西でいこうず思っおいる。

    みんな、呆れた衚情で、
    「いやいや、キャプテン。本圓に蚀っおる」
    「そうだよ。䜕で倧西んだよ」
    「倧西が出るなら、俺が出た方が党然たしだし」

    倧西は、驚いた衚情をしおいた。
    メンバヌ達からは、䞍満の声が䞊がる。
    倧事な詊合の前に、メンバヌがバラバラになりかけおいた。

    「みんな、聞いおくれ。みんなが蚀いたいのもわかる」
    「ただ、倧西は人䞀倍緎習をしお、頑匵っおきたのは、みんなも知っおいるだろう。今たで䞀緒に頑匵っおきた、仲間じゃないか」
    「お願いだ。倧西を出させおくれ。この通り」

    俺はみんなの前で、頭を䞋げた。
    倧西は耇雑な衚情をしお、固たっおいた。

    「それはわかるけど。同情で勝おるず思っおいるわけ!? しかも、この倧事な詊合の時にする事!?」
    「それなら、さっきの詊合でしおくれよ」

    みんなの䞍満は、爆発寞前だった。

    「キャプテン、もういいよ。みんなの蚀う通り。俺が出おも、勝おる芋蟌みもない。俺の事は気にせず、別のメンバヌを遞んでくれ」

    倧西が話し始めた。
    「俺が蟞退したら、䞞く収たるだろ」

    みんなも、そうだず頷き始めた。
    そうかもしれない。そうかもしれないが。

    「俺は、倧西に蚗したのだ。この詊合を。だからお願いだ。わかっおくれ」

    再び、頭を䞋げた。

    「はぁ、そこたでしなくおも。」
    「でも、蚀っおおくが。詊合に出られずに、悔しい思いをしおいるのは、倧西だけではないからな」
    「それはわかっおいる。だから、俺もメンバヌに入っおいない。その気持ちは、俺も䞀緒だ」

    埐々に、みんなが玍埗した衚情に倉わっおいく。「わかったよ」
    「キャプテンがそこたで蚀うなら」
    「倧西、出るからには絶察勝およ!」

    「みんな 」
    「決たればあずは党員で勝぀だけだ。
    俺たちの力を芋せ぀けおやろう」

    チヌムが䞀぀になる瞬間であった。

    《よかったぁ! これで倧西が、詊合に出られる》

    気持ちを萜ち着かせるのに、ロビヌのベンチに座っおいた。
    するず、倧西が近づいおきお、

    「キャプテン、本圓にありがずう」
    「いや、いいんだよ。みんなが玍埗しおくれたから。俺も監督に蚀われお、初めお気が付いたんだ。逆に、今たで気付いおあげられなくお、ごめん」
    「いや、それは実力の䞖界だから、仕方がないよ。どれだけ頑匵っおも、報われないこずもある。それはわかっおるよ。ただ  」
    「ただ  」

    するず、倧西が嬉そうに、
    「実は今日、䞡芪が応揎に来おくれおいお! 詊合なんか出られるわけない、っお蚀ったのに」
    「えっ、あっ、そ  そうなんだ」
    「でも、最埌だから、詊合に出られなくおも芳に行くよっお! たさか詊合に出られるなんお思っおなくお、䞡芪、すごく喜んでくれるよ!」

    「本圓にありがずうキャプテンのおかげで、こんなに良い詊合を、䞡芪に芋せる事が出来るんだから」

    満面の笑みで、倧西は走り去っおいった。
    その背䞭を芋送りながら、胞の奥がキリキリず痛んだ。

    《マゞかぁ。り゜だろ  》

    倧西の芪は、息子の晎れ舞台を芋お、今たさに客垭で飛び䞊がっお喜んでいる。
    䞀方で、俺の母芪は、出番のない息子を心配そうに探しおいるはずだ。

    朝、玄関先で「邪魔にならないように、端っコン方で芳おいるから」ず、あんなに嬉しそうに笑っおいた母の顔が頭をよぎる。

    自分の息子が遞ばれなくお、静かに悲しむ家族。
    自分の息子が遞ばれお、歓声をあげる家族。

    そのどちらも䜜っおしたったのは、他でもない、キャプテンである俺の決断だった。


    ◆ 呌び寄せた、たさかの颚向き

    『  以䞊で、䞡校のメンバヌ玹介を終わりたす』

    んっ? 盞手チヌム、い぀ものメンバヌず違う。
    い぀も接戊をしおいた察戊盞手の遞手が居ない。

    「あい぀、どうしたんだよ」
    盞手チヌムに聞くず、
    「たいったよ。急に䜓調䞍良になっお」
    「急遜、1幎で決たったので、どこたで出来るか」
    「でも、お前じゃなくお良かったよ! お前だったら、絶察負けおたから。たあ、どちらにしおも、勝぀のはこっちだからな」

    そんな事はない。
    盞手チヌムは1幎生。実力も、ただただ䞍十分。
    たさかの、盞手チヌムのメンバヌ亀代。

    来おる! これは、流れが来おいるぞ!
    俺は、応揎のメンバヌに声をかけた。
    「割のメンバヌは、倧西を応揎しろ いいか どんな状況になっおも、応揎し続けろ」
    「わかりたした!」

    䜕ずかなる。
    本圓に、䜕ずかなるかもしれない。

    正匏に、俺は芳客垭の方に目を向けた。


    ◆ 客垭に満ちた、光ず圱

    これは埌で、母から聞いた話だ。

    「あれっ、出おないじゃない。䜕かあったんかな」母芪が、䞍安そうに芳客垭から芳おいたらしい。「ただ出る詊合じゃなかったんじゃない。匕退する倧䌚で、出ない蚳がないだろ」
    䞀緒に来おいた兄が、フォロヌする。

    「それだったらいいのだけど」
    「こんな所で負けるチヌムじゃないよ。次の詊合こそ、出おくるっお」

    するず、
    「んっ 䜕か隒がしいなっ」
    近くで、喜んでいる家族が居た。

    「ほら 詊合に出おるよ」
    「本圓だ しかも、シングルスに」
    「すごいじゃない 出れないっお蚀っおたけど、来お良かった」
    dishonesty「頑匵れ」

    倧西の家族だった。
    詊合になんか遞ばれない、ず蚀っおいたのが、遞ばれおいるのだから。
    そりゃ、誰だっお喜ぶだろう。

    そしお、母は倧西の家族に笑顔で
    「頑匵っおください」ず
    声を掛けた。

    その姿を兄も静かに芋守っおいたそうだ。


    ◆ ラスト䞀球、枟身の決着ぞ

    おっ、倧西の家族か。みんな芳おるぞ。粟䞀杯のプレヌを、芋せおあげろよ。

    䞡校互角の詊合の䞭、勝敗が決たる詊合が、出始めおきた。
    そしお──

    盞手の枯橋高校、勝。
    我が誠院孊園高校、勝。

    残るは、倧西のシングルスの詊合のみ。
    接戊の䞭、お互いセットず぀取り、最終セットにも぀れ蟌んでいた。

    スコアは、察。
    あず点で、勝敗が決たっおしたう。

    俺は、監督にお願いをした。
    「監督、最埌のタむムを䜿っおください」
    「うんっ、わかった」
    「タむムをお願いしたす」

    「はぁはぁ  。」
    倧西は、疲れ果おおいた。

    「どうだ倧西。ただ動けそうか」ず俺が問いかけるず、
    「はぁはぁ 。結構限界だけど、もう動けなくなっおもいいから、絶察1点は入れさせない!」
    倧西はただ諊めおいなかった。
    続けお、
    「盞手も疲れおいる。必ずチャンスは来る」
    「それたでは、䜕が䜕でも耐え切るんだ」
    ず俺は最埌のアドバむスをし、
    「うんっ、わかった! 芳おお。枟身の䞀撃を決めおみせるから!」
    倧西は、疲れ果おた笑顔で、そう答えた。

    《今のお前なら、出来る。自分を信じろ》

    プレヌが再開。
    盞手は、あず点。心理的にも、かなり有利な状況。

    その䞭でも、倧西は必死に食らい぀き、もう粟神力だけで耐えおいるず──。

    「あっ、したった」
    盞手が、たたらずミスショットをした。

    「来たっ! 今だっ、倧西っ!」
    思わず、声が出た。

    「よしっ、決めおやる!」

    ラケットに党おの力を泚ぎ、
    みんなの気持ちを蟌めお、
    ラむンぎりぎりの、最高のコヌスに打ち蟌んだ
    「バシュッ」

    䜓育通は静寂に包たれた䞭、
    みんなの芖線は萜ちたシャトルを芋぀め、
    審刀の刀定に泚目した。

    刀定は、
    「アりト」

    静寂だった䜓育通内が、䞀気に歓声で湧いた。
    倧西は厩れ萜ち、コヌト内にうなだれおいた。

    『詊合結果、察で、枯橋高校の勝利です』
    䜓育通に、䞡校の健闘を讃える拍手が鳎り響く。

    コヌトに厩れ萜ちた倧西の肩を抱き起こし、敎列に向かう途䞭、芖界が急にぐにゃりず歪んだ。
    《いや、ちょっず埅お。止たらない  》

    溢れおくる涙が、どうしおも止たらなかった。
    こんなに自然ず、勝手に涙が溢れる感芚は人生で初めおだった。

    応揎しおくれた客垭に向かっお、深く䞀瀌をする。
    涙で芖界がにじんで、母芪ず兄の姿は、最埌たでどこにあるのか分からなかった。

    結局、匕退する最埌の最埌たで、栌奜いい姿は芋せおあげられなかったな。

    こうしお、高校最埌の詊合は終わった。
    キャプテンずしお最埌の挚拶をし、あずの事は、埌茩たちに蚗す事にした。


    ◆ それぞれの垰路

    「俺はさっき芪が迎えに来たから、䞀緒に垰るし、ここで」
    「うんっ、お疲れ様でした」
    「うんっ、みんなも、今たでありがずうな」
    こうしお、みんなず別れた。


    ◆ 解き攟たれた、い぀もの車内で

    「お疲れ様でした。残念だったね」
    明らかに䜜り笑顔だったが、笑顔で迎えおあげようず思っおくれた事が、さらに胞を苊しくさせた。

    車の䞭で、
    「せっかく来おくれたのに、ごめんなぁ」
    「結局、床も芋せおあげる事が出来なかったな」
    「そこたで気にしないで。䌚堎に来お、雰囲気を味わえただけでも十分」
    「それならいいんだけど」

    「さぁ、今たで頑匵っおきたんだから、
    䜕か食べお垰りたしょうか」

    「うんっ、疲れたしもうお腹が空いたよ」
    い぀もの家族の䌚話。
    たた、キャプテンずいう重圧から
    解き攟たれた瞬間だった。

    詊合をしおいる姿を芋せる事は出来なかったけど、キャプテンらしい姿は、芋せる事が出来たかな。


    ◆ 26幎が経った、今の俺から

    今でもふずした時に、あの倧䌚の事を思い出す時がある。

    あの時俺が詊合に出おいたら、どうなっおいたのかなぁ。

    おそらく、色々な人の人生が倉わっおいただろうな。

    《俺が詊合に出お、その姿を喜んでくれた》
    《倧西は詊合に出られず、䞡芪に詊合を芋せる事はなかった》
    《察戊盞手の幎生は負けお、ショックで郚掻を蟞めたかもしれない》

    考えれば考える皋、耇雑な気持ちになる。
    でも、あの時の敗戊があったからこそ、
    今の自分があるのも間違いない。

    ただ  
    䜕癟回、䜕千回も繰り返し同じ堎面が来たずしおも、俺は同じ答えを繰り返すだろう。


    俺が詊合に出る遞択肢はない。

     
     

    ずず

     
     
    気になった蚀葉をひず぀拟っお、あれこれ考えおみる。そんな文章を曞いおいたす。 ほかに、ほが独り蚀の「3時の背䞭」、来た道を振り返る「どっちを遞ぶ、俺。」も。 暙準語で、ゆるめに。よかったら、のぞいおいっおください。

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