メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

鏡をもお芋るごずく — AIずの察話ず思考の境界に぀いお


    AIの話ばかりになった䞖界で


    最近、垂堎でもITでも、AIの話ばかりになった。株匏垂堎ではAI関連銘柄が連日話題になり、IT業界では「生成AI導入」が半ば合蚀葉のようになっおいる。

    曞店に行けばAI掻甚本が平積みされ、SNSを開けば、

    ・AIで効率化
    ・AIで副業
    ・AIで仕事がなくなる
    ・AI時代に取り残されるな

    そんな蚀葉が絶えず流れおくる。

    もちろん、それ自䜓は自然な流れなのだず思う。実際、自分自身もAIをかなり䜿っおいる。垂堎分析、文章敎理、英語孊習。もはや日垞の䞀郚になり぀぀ある。

    ただ、その䞭で、ずっず小さな違和感があった。倚くのAI掻甚の話は、

    「どうすればAIから効率よく答えを匕き出せるか」

    に集䞭しおいる。

    しかし、自分がAIを䜿っおいお本圓に面癜いず感じたのは、そこではなかった。


    「答え」ではなく「違和感」を投げる


    最初、自分もAIを単なる効率化ツヌルずしお䜿っおいた。調べものをしたり、文章を敎理したり、垂堎デヌタを分析したり。䟿利だった。ただ、䜿い続けおいるうちに、少し違う感芚が出おきた。

    ある時、挠然ずこんなこずをAIに投げた。

    「最近、仕事に違和感がある」

    かなり曖昧な蚀葉だったず思う。

    自分でも䜕に違和感を持っおいるのか、うたく説明できおいなかった。
    するず察話を続ける䞭で、「仕事内容の問題なのか」、「劎働垂堎の問題なのか」、「収入構造の問題なのか」、「自分の䟡倀芳の問題なのか」、「所属ぞの䟝存の問題なのか」、少しず぀論点が分解されおいった。

    その時に、「ああ、自分は答えが欲しかったわけではないのかもしれない」
    ず思った。むしろ、

    “自分が䜕に匕っかかっおいるのか”

    を芳枬したかったのだ。


    「自分のスキル䞍足」の問題だず思っおいた


    思い返すず、自分は長い間、「SIerシステムむンテグレヌタヌから抜けたい」、「劎働䟝存から脱したい」、ずいう感芚を抱えおいた。ただ圓時は、問題は自分のスキル䞍足にあるのだず思っおいた。

    最近は、「リスキリング」や「リカレント教育」が、半ば圓然のように語られおいる。だから自分も、「もっず新しい技術を芚えなければ」、「もっず勉匷しなければ」、「垂堎䟡倀を䞊げなければ」、ずいう焊りにずっず駆られおいた。

    もちろん、孊ぶこず自䜓は重芁だず思う。ただ、AIずの察話を続ける䞭で、少しず぀違う感芚が出おきた。

    問題は単なるスキルや職皮ではなく、「収入構造」、「亀換可胜性」、「時間の固定化」、「劎働垂堎での䜍眮」、「所属ぞの䟝存」にあるのではないか、ずいう圢に倉わっおいった。これは自分にずっおかなり倧きかった。

    答えが出たずいうより、“問題の茪郭”が倉わったからだ。


    思考を倖郚化するずいうこず


    最近、「AI壁打ち」ずいう蚀葉を芋かける。ただ、自分はこの「壁打ち」ずいう行為が、実はかなり深いものなのではないかず思っおいる。

    本来の壁打ちは、単なるアむデア出しではない。思考を倖郚化し、認知を補助し、問題を再定矩し、仮説圢成し、芖点を移動する。そういうものに近い気がしおいる。

    人間は、自分自身を完党には芳枬できない。だから昔から、

    ・日蚘
    ・哲孊
    ・神ずの察話
    ・他者ずの䌚話

    を通しお、自分の思考を倖郚化しおきた。


    新玄聖曞「コリントの信埒ぞの手玙」を思い出す


    最近AIず察話しおいるず、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の最埌にも匕甚されおいた、新玄聖曞「コリントの信埒ぞの手玙 侀 第13ç« 11〜12節」を思い出すこずがある。

    われ童子の時は語るこずも童子のごずく、
     思ふこずも童子の劂く、 論ずる事も童子の劂くなりしが、
     人ず成りおは童子のこずを棄おたり。

     今われらは鏡をもお芋るごずく芋るずころ朧なり。
     然れど、かの時には顏を對せお盞芋ん。
     今わが知るずころ党からず、
     然れど、かの時には我が知られたる劂く党く知るべし。

    出兞新玄聖曞 コリントの信埒ぞの手玙䞀 第13章文語蚳


    もちろん宗教的な意味ではない。ただ、「鏡を通しお朧げに芋る」ずいう感芚は、どこかAIずの察話にも近い気がする。AIは、自分に答えを䞎えるずいうより“自分の思考を映す鏡”ずしお機胜し始めおいるのかもしれない。


    AI掻甚は二極化しおいくのかもしれない


    AI掻甚はこれから二極化しおいくのではないかず思っおいる。

    䞀぀は、効率化、自動化、芁玄、コヌディング、代筆の方向。これは今埌さらに普及するず思う。

    もう䞀぀は、問題蚭定、抜象化、構造理解、自己芳枬、思考敎理のような、「思考そのもの」を扱う方向が出おくる気がしおいる。
    そしお、自分はむしろ、こちらの方に匷く興味を持ち始めおいる。


    この文章自䜓が「AIずの察話」から生たれおいる


    そしお少し面癜いのは、ここたで曞いおきたこの文章自䜓が、
    AIずの察話の䞭から生たれおいるずいうこずだ。

    最初から明確な結論があったわけではない。なんずなく感じおいた違和感を投げ、察話を続け、蚀葉を修正し、構造を敎理しおいく䞭で、少しず぀この文章になっおいった。

    ぀たりこの文章そのものが、

    「AIによる思考支揎」

    の結果でもある。

    AIに぀いお曞いおいる文章を、AIずの察話を通しお曞いおいる。少し奇劙な感じもする。

    ただ、察話を続けおいるず、これは、自分がAIを䜿っお考えおいるのか。それずも、AIずの察話を通しお、自分の思考そのものが倉わり始めおいるのか、時々わからなくなる。

    『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の䞭で、「ゎヌスト」ずは䜕かが繰り返し問われおいた。AIず察話しおいるず、あの問いが、少しだけ珟実に近づいおきおいる気がする。

    そしお、この文章自䜓、自分のゎヌストが囁いたものなのか、それずも、
    AIずの察話の䞭で生たれたものなのか、正盎、ただ自分にもよくわからない。

    その境界は、もう曖昧になり始めおいる気がする。


     
     

    kytk71

     
     
    IT業界玄30幎、むンフラ分野に埓事。 AIによる日経225オプション垂堎の構造分析を蚘録する個人研究ログです。 ※投資助蚀を目的ずしたものではありたせん。

    あなたぞのおすすめ