
歯医者の裏歯なし[多くの歯科医師が自分の歯科治療に選ぶ歯科医院の条件]
歯科医師自身が歯科治療を受ける時、どのような歯科医院を選ぶと思われますか?
手間を省くために自院で代診や同僚の歯科医師に治療をお願いするケースも多いとは思いますが、自分で調べて自分の歯科治療を安心して任せられる歯科医院を選ぶ歯科医師も少なくありません。
私の友人の歯科医師にはスイスやアメリカまで満足できる歯科治療を受けに行く人さえいます。
それでは、歯科医師自身が自分の歯科治療を任せられる歯科医院とはどのようなものなのでしょうか?
これは患者さんにとっても歯科医院選択時の参考になる情報だと思いますので、まとめてみたいと思います。
歯科医師が歯科医院を選択する上では様々な基準があり、歯科医師ごとに優先順位は異なると思いますが、レベルの高い歯科治療を求める歯科医師であれば、次の基準を満たしている歯科医院かどうかを確認すると思います。
1) 治療する歯だけでなく、口腔全体そして必要な全身のデータ収集と分析を正確に行う
2) 時間をかけて診断を行い、口腔全体の健康を目指したいくつかの客観的な治療計画を提示する
3) 担当医と患者の話し合いの上で決定された治療計画に従って治療をすすめる
4) 治療前、治療途中、治療終了後の画像データを収集整理し、進捗状況を説明する
5) 治療計画通りの治療結果に近づけることができる
それでは、それぞれについて簡単に説明いたします。
1) 歯科治療を受ける目的は様々ですが、どこか1本の歯のトラブルであることが多いと思います。しかし、簡単なレントゲン写真を撮ってすぐにその歯の治療に取りかかることはしません。
例え1本の歯であっても、噛み合わせなどの口腔全体のバランスを考えた治療を行う必要がありますので、顎関節、上下の歯列、歯茎のラインなどの口腔全体のデータも必ず集める必要があります。
また、口腔と関連する何らかの全身疾患が疑われる場合は、血液検査などのデータも集めて分析します。
2) 治療方針は一つだけとは限りません。従って、担当医は考えられるいくつかの治療計画を提示します。それぞれの治療計画のリスクとベネフィットがわかりやすく説明されます。
3) 患者は不明な点や質問を担当医に尋ね、担当医は真摯に答えます。話し合いを進めて最終的な治療計画が決定されます。そしていよいよ治療が開始されます。
4) 決定された治療計画通りに治療は進められ、ステップごとに口腔内写真やスキャニングなどで進捗状況の記録が残され、それを使って説明が行われます。
5) 治療は担当医と患者の信頼関係に基づく共同作業で進められますので、治療結果はほぼ計画通りに完成します。これによって患者満足度の高い治療が達成されることになります。
いかがでしょうか?
日本の保険治療でこれを実施することはほぼ不可能だと思いますが、自費治療であればこれを実施できる歯科医院はあります。
そして、このような治療を希望する歯科医師は、自院も同様のコンセプトで同レベルの治療を実施していることが多いものです。
歯科医師が自分の口の中を自分で治療できればいいのですが、それは叶いません。
従って、自分の歯科治療が必要になった時には、上記の基準を満たすクリニックを探す歯科医師が多いのです。
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