
「まあいいか」は魔法の言葉
以前同じ職場で働いていた後輩で「まあいいか」が口癖の女性がいました。
仕事中に時々聞こえてくるその言葉が、どうも耳障りでしたが、かと言って注意するほどのことでもないので、諦めていました。
まあいいか、という言葉には責任感がなく、仕事をいい加減にして、放り出しているような印象があったのです。
当時の私は、その言葉をネガティブな意味としてしか捉えていませんでした。
その後輩が会社を辞め大分経ってから気付いたことがあります。
あの言葉は彼女なりに、自分を守ろうとして口にしていたんじゃないか、ってことに・・・。
言い換えれば、前向きな諦めとでもいうのでしょうか。
やることはやった、だからもうこれ以上考えない、考えても仕方ない、その思考から解放されるために「まあいいか」とつぶやいていたのかも。
そんな思いが沸いてきたので「まあいいか」の言葉の意味をあらためて調べてみました。
すると・・・
完璧を求めず失敗やストレスを受け入れて、心を楽にする魔法の言葉です、って書いてあるではありませんか!
ストレス軽減: 完璧主義を手放し、明日できることは明日やるなど、肩の力を抜いて受け入れる。
感情の整理: 怒ってしまった時や落ち込んだ時に、状況をグレーのまま許容して前へ進む。
自分への肯定: 「今の自分でもいい」と認めることで、ネガティブな気持ちをリセットする。
えっ!思いのほかポジティブな意味があったなんて、目からウロコとは、よく言ったものです。
私自身は決して完璧な人間ではないくせに、物事に対しては完璧を求めがちで、いい加減というのはニガテです。
だから余計に偏った見方をして、その後輩がどんな気持ちで「まあいいか」と口にしていたのかを、おもんばかる余裕がありませんでした。
「まあいいか」をネガティブな言葉として受け止めていたのは、私自身の問題だったのでしょう。
ただ、ときには問題を手放して「もう為す術はないのだ」と別の見方をすることの大切さも知っているつもりです。
そんなときに役立つ言葉が「まあいいか」なのかもしれません。
「まあいいか」とつぶやくことで、掴んでしまってがんじがらめになった自分の感情から、離れることが出来る気がします。
これはやっぱり魔法の言葉かもしれませんね。
知らず知らずのうちに、ためていってるストレスも解放してくれそうです。
というわけで今日も私は「まあいいか」とつぶやいて、背中に背負ったものを降ろし、自分のご機嫌をとることにしましょう。