
それでも自分の想いを残すには「言葉」に頼るしかなかった。
「言葉」は、ある物事を共通理解してもらうために出来ているものだと思っている。
例えば、
「4つのタイヤがあって、人を乗せることが出来る乗り物」
と伝えると、タクシーもトラックも車全体のことだって想像出来てしまう。
しかし、ただ一言「バス」といえば、みんなだいたい同じ形、同じものを想像するだろう。
このように、様々なものがあるこの世の中で
「言葉」は人々の理解を繋ぐ大切な役割を担っている。
そんな「言葉」にずっと違和感があった。
何でもかんでも「言葉」にし、人々の共通理解にしてしまえば、深くまでその「言葉」の意味を理解する必要がなくなってしまう。
また、それをさらに加速させているのが、SNSが発達、普及だ。
情報を瞬時に調べることが出来る今のこの世の中は、「言葉」をパッと調べ、とりあえず意味や使い方を簡単に知り、使うことが出来てしまう。
「言葉は使い方を間違えれば、人を殺すことも出来る。」
そう言われている世の中で、どれだけの人が「言葉」の意味を知って使っているのだろう。
本当に言葉は便利なのだろうか。
それでも自分の想いを残すには「言葉」に頼るしかなかった。