言霊よ静かに届けあなたまで傷付けぬようにそっとやさしく
羽根の音お日さま昇ったその先へ明るい方へと翼を広げて
上弦のやさしい温度の色をした空を背中に輝く月よ
悲しみに染まらない色育てたいあなたがくれたマグカップみたいな
いい加減と読んで書くのは良い加減肩の力を抜いて構えて
折れそうな心がひとつあったけど天を仰げば空は青くて
鮮やかな世界の中で息をする目覚めた生き物たちと一緒に
感情をひとつひとつと確かめて嵐に呑まれぬように舵切る
引き留めて放さずにいる記憶やさしく手放す手順を教えて
見えないよ君の想いも考えも考え考え的外ればかり
優雅なる飛び様見せる赤とんぼ秋晴れの空雲風に映えて
朝焼けがやさしく心をなぐさめるピンクにオレンジ紫に
泣く度に涙の温度を知る度に己が誰かを思い出す
生と死と心は狭間を揺れ動く生きてるだけでラッキーと思い出すまであと何分
苦しいとあえぐ胸の深い傷血を吐き誰かを汚す前に皆の手を借り立ち上がりたい
触れていて心細くて泣きそうだから生きる為にと波打つ心臓
「仕方ない」そうぼやいては手放して進んだ先に見えたものは
朝焼けに向かって烏が飛んでいく一羽二羽五羽十羽
変わりたいそう願うなら自分から一歩踏み出す勇気が要るね
くだらないそう吐き捨てて切り捨てて抱え込むには辛い感情
空っぽの胸を抱えて深呼吸積み重ねてきたものを信じて
本当の心はきっとここにある誰に聞いても分からない己自身に問うて初めて
何が良く何が悪くて赦せずに何が正義で何が嫌いで
強がりも弱さもきっと同じもの柔らかな心どうか育てて
きらきらと光る景色を覚えてる笑うあなたの声も姿も
かあと鳴く烏が今日も朝告げる動き出す世界に悠々飛んでく
できること一つ一つをこなすだけ積み上げた先の未来目指して