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ハゞマリハ深い谷底から 䞀章 継承者ヌヌ③

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    䞀章 継承者ヌヌ③

    「こうしないずあい぀の蚓緎にならないからです。正盎驚きですよ。チヌムを組たせたら必ず勝利する。どう組み合わせおもです」
    「必ず勝利する  ずなるず士官孊校時代の逞話も本圓ずいう事か」
    「それは聞いたこずがありたす。比良坂が所属したチヌムは䜕故か必ず勝利する。でしょ」
    「そう。それだ。眉唟ものだず思っおいたが、あながち間違っおいないのかもしれないな」
     驚き亀じりの声で答える私に、草薙さんは期埅ず興奮が入り混じった声で頷く。正盎私が混じっおも結果が倉わらないのには、驚いたずいうより恐ろしさを感じた。無論䞀察䞀なら撃砎できる自信はあるが、奜んで戊っおやろうずは思わない。

    「神の祝犏でも受けおるんですかね」
    「それはわからんが、有胜であるこずは確かのようだな――でっ話しおみおどうだ」
    「そうですね。䟋えるなら颚林火山ですかね」
     やや興奮気味に聞いおくる草薙さんに、私は腕を組み少し考える玠振りをみせ答える。人の人ずなりを分かりやすく端的に衚すなら、この蚀葉が䞀番劥圓だ。
    「颚林火山」
    「ええ。織田ず柎臣が共に颚ず火で小野が林。比良坂は山で埳田は圱ずいったずころですかね」
    「なるほどな。織田ず柎臣が前衛、小野ず比良坂が真ん䞭。埳田が埌衛ずいった感じか」
     私の説明に草薙さんは具䜓的な蚀葉で咀嚌する。実際人で動く堎合は、草薙さんの蚀葉通りのスタむルになる事が倚い。織田ず柎臣がやや暎走気味で、比良坂が䞊手く手綱を握っおいるように芋えるが、振り回されおいる郚分もある。その蟺りは今埌私が補匷しおやればあい぀らは最高のチヌムになるだろう。

    「そう蚀えばあい぀らの配属が同じなのは䞊の意向ですか」
    「いや、どうも裏で仕組んだや぀がいるらしい」
     玠朎な疑問を口にする私に、草薙さんは困った口ぶりで述べる。草薙さんが調べおも確実な蚌拠は埗られなかったずいう事か  
    「裏  なら、家柄からしお埳田かもしれたせんね」
    「だろうな。あい぀の家系は政財界に倪いパむプがある」
     私の掚枬に草薙さんは同意するように補足する。埳田信康。囜内屈指の軍事メヌカヌを持぀、埳田財閥の䞀族に列なる男。䜕故そんな人間が軍人で居続けおいるかは知らないが、味方にすれば頌もしい存圚であるこずは確かだ。

    「我々が匷請れば階玚ぐらい䞊げおくれそうですね」
    「そうだな――この際頌んでみるか」
    「冗談ですよ。どんな理由があるかは知りたせんが、埳田には埳田なりのルヌルがあっお、その範疇でやった事じゃないんですかね」
    「今時軍事メヌカヌの倅が、矩䟠心に駆られお軍人になるなんお考えられないからな」
     冗談亀じりに蚀う私に草薙さんは珟実的な蚀葉を口にする。
    「ええ。恐らくあの䞭で、誰よりも前線の珟実を知っおいるはずです」
    「  そうだな」
     私の珟実味を垯びた蚀葉に、草薙さんはやや哀しい口振り頷く。そう、知らないわけがない。自䌁業の売り䞊げが、軍からの発泚数が䜕を裏付けおいるか、解らないわけがないのだ。埳田䜍の歳ならば、身内はその意味を教え説埗を詊みおいるはず。埳田はそれを跳ね陀けこの堎に居る  きっずそのはずだ。

    次回に続く


     
     
     
    䌊䜐田和仁の創䜜アカりントです。 『幻獣戊争』を䞭心に゚ッセむなども公開䞭。 珟圚の状況↓ 販売䞭の䜜品↓ 『幻獣戊争』ゞャンル架空戊蚘系ラむトノベル noteで䞀郚公開䞭

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