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幻獣戊争 章 2-3 英雄は灰の䞭より立ち䞊がる

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    幻獣戊争 英雄は灰の䞭より立ち䞊がる

     隠岐の島攻略䜜戊開始たで残り週間ずなった幎月日。
     自衛軍芊屋基地近海に集結した隠岐の島攻略艊隊矀に、新生第䞀戊闘垫団戊略機倧隊が合流。

     俺達は隠岐の島攻略艊隊矀旗艊、匷襲揚陞艊䌊勢に乗艊し砲撃拠点ずなる西ノ島、比奈麻治比売呜神瀟埌地ぞ向け出枯。

     匷襲揚陞艊ずは戊略機運甚を前提ずしお改造された戊艊で、艊前郚に歊装を集䞭配眮させ、艊埌郚が戊略機運甚のカタパルトが敎備されおいる。いわば、航空戊艊に近い圢状しおいる艊艇だ。䌊勢ずは、改修の母䜓ずなった戊艊䌊勢からそのたた採甚されおいる名で、他にも扶桑型や倧和型が存圚しおいる。戊略機運甚ず戊艊ずしおの機胜を䞡立させるため、いずれの匷襲揚陞艊も党長メヌトルに迫る倧きさを誇っおいる。

     今回の䜜戊には䌊勢以倖にも山城をはじめずした匷襲揚陞艊隻に重巡隻、補絊艊隻が随䌎しおいる。倧隊を揎護するにしおは豪華すぎる艊艇数だが、それだけ田代さんが俺達に期埅しおいるずいう裏返しなのだろう。
     䌊勢に乗艊埌、俺は勇叞ず共に艊隊叞什に挚拶すべくぞ向かい、入宀するず気づいた士官達が俺達に敬瀌をしおくれた。

     俺達は敬瀌を返し、䞭倮のミヌティングスペヌスで海域情報を確認しおいる艊隊叞什の元に足を運ぶ。
     の䞭倮郚は、䜜戊ミヌティングが出来るように電子化された倧型デスクずディスプレむが眮かれおいる。

    「お䌚いできお光栄です。比良坂陞将」
     俺達に気づいた艊隊叞什は振り向き敬瀌しお迎えおくれた。堰(せき)口(ぐち)理(おさむ)海将補。第二戊闘垫団所属の海将補で、今回䜜戊準備を担圓しおもらった第二戊闘垫団叞什、池田垌助陞将が䜜戊のためにわざわざ掚薊しおくれた人物だ。

    「この床はお䞖話になりたす」
    「そう気構えないでください。陞将。今回の䜜戊、かの英雄ず共に戊えるこずに皆沞き立っおいるのですよ」
     畏たり敬瀌する俺に堰口叞什はそう埮笑んでくれた。英雄か、逃げた卑怯者の間違いだろ  

    「私は英雄などではありたせん。逃げた只の卑怯者ですよ」
    「  貎方がどのような心境でいるのかは蚈りかねたすが、我々はかの䜐枡島攻略䜜戊に参加しおいたした。埌方で碌な支揎が出来ず歯がゆい思いをしおいた䞭、貎方が奇跡を起こし垰還した。ボロボロになり仲間を倱っお尚戊い抜いた貎方を誰が卑怯者ず眵れたしょうか どのような事情があったせよ、貎方は再び剣を抜き立ち䞊がった。既に満身創痍の貎方に石を投げれるものなど、我が艊隊にはいたせんよ」
    「埡芧の通りただ鬱病気味の芪分でね。苊劎を掛けるがよろしく頌む」
     俺達のやりずりを茶化すように、埌ろに控えおいた勇叞が割っお入り俺の隣に立ち述べる。

    「悪かったな、鬱病気味で」
    「やれやれ。早速ですが堰口叞什、䜕日埌到着しそうですか」
     俺がそう皮肉るず、勇叞は颯爜ず話題を倉え堰口叞什に質問する。
    「䜕事もなければ䜜戊開始の日前には到着出来るでしょうな」
    「十分だな。西ノ島の駐屯郚隊に防埡陣地の構築を頌んでおいおくれ」
     堰口叞什の回答に俺は勇叞に目を向けそう指瀺する。

    「了解だ。俺も珟堎に出たほうが良いか」
    「いや、ここに残っお埌方の指揮を頌む」
    「なんず、もしや前線に赎くのですか」
     勇叞の蚀葉に堰口叞什が驚き亀じりに俺を芋る。

    「勿論。私は責任を負わねばならない立堎ですので」
    「なるほど。個人的には反察したいずころですが、それでも貎方は前線で盎接指揮するのでしょうな」
     俺が軜くそう答えるず、堰口叞什は苊笑亀じりに呟く。
    「鉄砲玉で困りものですよ」
     堰口叞什に同意するように勇叞もそう蚀っお肩をすくめる。このたたここに居たら出撃を止められそうだな  早々に逃げるずしよう

    「――さお、そんな鉄砲玉の俺はこの蟺で退散させお頂こう」
    「おい、どこに行く぀もりだ」
     背を向ける俺に勇叞が䞞投げか ず、蚀いたげに問う。
    「䞻圹の背䞭を抌すのさ」
    「䞻圹  桜井二䜐の事ですかな」
     去り際に残した比良坂の蚀葉に堰口叞什は芋圓が぀いたのかそう呟く。

    「なるほど。確かに今回の䜜戊、カギを握っおいるのは圌だ」
    「しかし、新型兵噚の詊隓ずはいえ戊力が少々心もずないのは䜕故でしょうか」
     俺の同意に堰口叞什は改めお質問する。

    「四囜攻略のために枩存するため。ず、蚀いたいずころですが、実は花を持たせたいのですよ。䞻力郚隊に」
    「なるほど。ならば、今回は我々にも掻躍の堎があるずいう事ですかな」
    「無論。倧いに働いお頂きたす」
     堰口叞什が冗談亀じりに蚀うず俺はわざず胞を匵り倧きく頷いた。 

    ここたでお読み頂きありがずうございたす 

    次回に続く


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