メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

幻獣戊争 章 -2 䞍圚の代償④

    瞊曞き版はこちら

    ※著䜜暩等は攟棄しおおりたせんので、転茉等はやめおください。
    Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
    圓サむトのテキスト・画像の無断転茉・耇補を固く犁じたす。

    序章 章 -2 䞍圚の代償④

    「そうですね  たずは欧州から説明させお頂きたす。珟圚の欧州は、幻獣の本拠地ず目されるラング垝囜ずランス王囜を境に囜境沿いで激しい防衛戊が繰り広げられおいたす。そのため人的資源の損倱が著しく敗戊が近い事が予想されおいたす」
     続けお陞曹は地図䞭倮ラシア倧陞党䜓を赀くマヌキングする。欧州  幻獣戊争始たりの地であり幎䜙続く激戊地。欧州䞀䞞ずなっお頑匷に抵抗を続けおいる他方で、幻獣が欧州人民を嬲り続ける地ずも蚀われおいる。幻獣の戊力から鑑みれば既に欧州は瓊解しおいおもおかしくはない。
    「次に倧陞ラシア連合ですが、満州厩壊埌河北から枈州が激戊地ずなり劣勢を芆せないたた戊線が抌され、銖郜を倧陞から門島に遷郜する情報があがっおいたす。同様に我が囜ず同盟関係にあるスラビア連邊は、ノヌム州に撀収埌防衛戊力の䞀郚を暺倪ず倧陞ラシア連合に合流させ共に戊線を支えおいたす」

     陞曹は説明を終えるず倧西掋の先、東郚メリア倧陞を赀くマヌキングする。幻獣戊争勃発前たでは䞖界最倧芏暡の軍事力ず経枈力を有しおいたメリア連合だ。我囜ずも同盟関係にあるがその実情は䟵略に近い圢になっおいる  さお、どうなっおいるこずやら。

    「それから、スラビア連邊にノヌム州を居䜏地ずしお提䟛したメリア連合に぀いおですが、幻獣の䟵攻によりメリア倧陞西郚党域が䞻戊堎ずなり、殲滅のため䜿甚した戊術栞の圱響で西郚地域党域は汚染された倧地ず化しおいたす。しかし、珟圚も倧陞西郚党域で幻獣ずの戊闘は続いおおり、囜民の安党確保のために日本ぞ居䜏地の提䟛を芁求。珟政府ずの倖亀亀枉が難航しおおりたす」
    「やっこさんの我儘ぶりは今でも健圚なわけか。先の䞖界倧戊では負けたわけでもないのに暪須賀、䞉浊を盗られた挙句もっずよこせか  他にも芁求しおきおいるんじゃないか」
     困った口ぶりで呟く俺に陞曹は頷き報告を続ける。そう蚀えば退官する前も連合ずは揉めおいるず蚀う噂を耳にしおいたが、幎経っおも䞞くなっおいないわけか。悲しいずいうか寂しいものがある  仲間割れをしおいる堎合ではないず思うのは俺だけなのかもしれないな。

    「はい。神霊(フォヌス)機関(゚ンゞン)の技術(ブラック)情報(ボックス)開瀺や囜連軍(メリア連合軍)が速やかに展開できるよう囜内法の改正など、かの囜の芁求は止たる事を知りたせん」
    「神霊機関の技術情報 各囜で生産できるよう殆ど開瀺しおいたはずじゃないのか」
    「陞将のお蚀葉通り補造に必芁な情報は提䟛しおおりたす。しかし、どうもメリア連合は粟霊に頌らない神霊機関の開発を目指しおいるようで、いく぀かの工皋で実珟䞍可胜な技術が䜿われおいるず誀解しおいるようです」
    「確か神霊機関のコアナニットは、粟霊か粟霊を媒介できる術者にしか䜜れないはずだが、連合には術者ず呌べる人間が居なかったな」
    「はい。そのためコアナニットだけは我々が補造し茞出ずいう圢匏をずっおいたす。ですが、連合の技術者は正しい認識をできる人間が居ないようです」

    「ふふっ陞曹も䞭々蚀うじゃないか。しかし、栞か  確か欧州も䜿っおいたな」
    「はい。欧州では開戊初期に運甚され倚くの犠牲者を出しおいたす」
    「栞を䜿っおも尚、奎らず察等に戊えない。このどうしようもない事実が連合の焊る理由なんだろうな」
     陞曹の回答に俺は寂しく呟く。開戊圓初は砲匟ひず぀で消えおいた存圚が砲匟をものずもしない存圚になり、倒しおも埩掻する存圚ずなった。今でこそ封魔鉄ず粟霊のおかげで䜕ずかなっおはいるものの、およそ生物の理から倖れた存圚に人類は勝利し埗るのか そんな疑問が倚くの人間に焊りを生たせおいるのだろう  誰だっお逃げたくなるさ。

    「――トリア共和囜ずの仲はどうなんだ」
    「倉わらず友奜な関係を築けおおりたす。南極方面から䟵攻しおくる幻獣に手を焌いおいるようですが、日本、ひいおは䞖界の兵站を担っおいる自負はあるようで生産拠点の被害は出おおりたせん。たた、幻獣による通商砎壊も珟時点では発生しおおらず物資の䟛絊に問題はありたせん」
     俺の問いに陞曹は、日本より南方に䜍眮するトリア倧陞をマヌキングしお答える。珟䞖界においお最も被害が少ないトリア共和囜。南極方面に䜍眮するこの囜は幻獣戊争勃発埌、䞖界の゚ネルギヌ、食糧、産業の䟛絊囜ずしお䞖界䞭の囜々から出資を受け開拓され、珟圚では䞖界の胃袋、生呜線ずしお戊堎ず珟存する囜々を支えおいる。特に日本ずの亀易関係は深く、トリア共和囜ずの䟛絊ラむンが絶たれたら、戊況はより厳しいものになるだろう。

    「それが唯䞀の嬉しい情報か。メリア連合ず政府の動向は泚芖しおおいた方が良いか」
    「はい。それから確認はずれおおりたせんが、どうやら連合はスラビア連邊に居䜏地提䟛の察䟡ずしお、戊力の提䟛を迫っおいるようでしお珟圚情報郚が調査䞭です」
    「なるほどな。家賃を払えず迫っおいるわけか。連邊もさぞ肩身が狭いだろうな」
     陞曹の远加情報に俺は呆れ気味に頷く。連合はこの状況䞋で䞖界埁服でもやる気なのだろうか 䞖界埁服した埌に埅っおいるのは幻獣による砎滅だけだず思うんだがなあ  それずも奎らを殲滅できる算段でもあるのだろうか いや、あったら自囜を攟射線たみれにするわけがない  

    「報告は以䞊です。陞将、今埌の予定ですが  」
    「座孊以倖に䜕かあるのか」
    「はい、パむロット蚓緎です。若本陞将補から『勘を取り戻せ』ず、蚀䌝されおいたす」
     陞曹は俺の問いに答える圢で述べた。
    「そうか――線制に時間かかるようだな」
    「いえ、それも来週たでには完了させる予定だそうです」
     そう察した俺の呟きに陞曹はそう補足する。
    「あい぀本圓に手際が良いが、無茶苊茶だな」
     俺はこれたでの事を思い返しがやく。埩垰に昇進、やるこずは通垞の手続きからかけ離れすぎおいる。
    「陞将が戻っおきた時点で十分無茶苊茶だず思いたすが」
    「ははっ蚀うじゃないか。これからも新人達をよろしくな」
     そんな俺を陞曹は苊笑し぀぀茶化しおきた。俺はその事実に同意する。確かに無茶苊茶だ。ずおも軍隊がやる事じゃない。

    「はっ 新兵の教育は私の䜿呜です」
    「そうか  では、倱瀌するよ」
     胞を匵る陞曹を芋お俺は立瀌し座孊宀を埌にした。
     䜿呜か。圌女の䜿呜がそうなら俺の䜿呜は䞖界を救うこずなのか 考えおも答えなんぞ出おこないか  
     

    次回に続く


     
     
     
    䌊䜐田和仁の創䜜アカりントです。 『幻獣戊争』を䞭心に゚ッセむなども公開䞭。 珟圚の状況↓ 販売䞭の䜜品↓ 『幻獣戊争』ゞャンル架空戊蚘系ラむトノベル noteで䞀郚公開䞭

    あなたぞのおすすめ