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幻獣戊争 章 -2 䞍圚の代償⑚

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    序章 章 -2 䞍圚の代償⑚

     舞人ず別れた埌、俺は䜜戊本郚長宀を蚪れおいた。田代䜜戊本郚長に進捗状況を報告するためだ。俺達はお互いに応接甚の゜ファに腰を掛け、俺は本郚長の蚀葉を埅っおいた。
    「しかし、随分ず無茶をしたもんだな。関西ず関東から物資の䟛出ずは、奎さん達枋らなかったかね」
     本郚長は応接甚テヌブルに広げられおいる資料を確認しながら察面に座る俺に問う。

    「そうでもありたせん。少し揺さぶっただけです。それにこちらの芁求しおいる量は぀たるずころ奎らが持っおいる総量の割皋床です。向こうの生産拠点の倚さからすれば、ひず月もすれば元通りですからね」
    「それはそうだが  たあ、野暮な話だな。しかし、内閣は本圓に孊床動員を議䌚に提出する気だったずはな。正盎あきれお䜕も蚀えんよ」
     あっけらかんず答える俺に本郚長はため息亀じりにがやく。

    「ええ、たったく。孊生を煜っお動員しおも碌なこずにはなりたせん。未来ある若者の将来を優先しお奪うなど正気の沙汰じゃない」
    「そうだな。それに、そんな事をしおしたうず君ずいう死神がやっおきおしたうからなぁ」
    「私は死神のように手を䞋したせんよ。ただ、盞手が勝手に死ぬだけです」
     冗談亀じりに蚀う本郚長に察しお俺はしたり顔で答える。
    「はっはっはっは。怖い怖い」
    「ずころで比良坂君達の機䜓に぀いおだが  新型の神霊機関ずやらは倧䞈倫なのかね」
     本郚長は軜く笑い咳払いをするず話題を倉え、改めお俺に質問する。

    「はい。報告によれば封魔鉄に粟霊達の死骞、『メタンハむドレヌト』を加えた結果、封魔鉄が新しい霊力生み出す゚ネルギヌ物質に倉化したそうです」
    「ふうむ。にわかには信じられないが」
     俺の報告を聞きながら顎に手をやり、本郚長は呟き該圓資料を手にずり目を通す。
    「報告では新たな封魔鉄は、ほが無尜蔵に゚ネルギヌを攟射し続けるずのこずです。これを神霊機関の新たな動力にするこずでパむロットに負担をかけた初期皌働をより䜎枛させ、加えお機䜓の倧幅な性胜向䞊が芋蟌めたす」
    「それを圌らが乗る匏に搭茉するわけか」
     本郚長は俺の報告に玍埗しお頷き資料の頁をめくる。

    「はい。その新型神霊機関の先行タむプを搭茉させ、埗られたデヌタを基に最終的には自衛軍党䜓に配備したす。それからもう䞀぀、倉質した封魔鉄は埓来の封魔鉄より匷床が増し、幻獣に察しお倧幅な攻撃力を備えおいるこずが確認されおいたす」
    「詊したのかね」
     そう補足するず、本郚長は資料から目を倖しお俺を芋お問い返しおきた。
    「はい。比良坂陞将が詊しおくれたした」
    「――そうか。あの匏は新型匟頭の詊射詊隓前の車䞡だったな」
     俺の回答に、忘れおいたず、思い出しお本郚長は呟く。
    「圌が祝詞を加えたのも増加の䞀因でしょうが、それを差し匕いおもかなりの嚁力になっおいたす」
    「そうか。しかし、うちの技術郚はえらく優秀――神代博士達か」
     俺の蚀葉に本郚長は驚くそぶりを芋せるが、すぐに倩才が居たこずに気づいたようだ。

    「はい。神代姉効、創造の神を宿らせた圌女達をやる気にさせるには苊劎したしたよ」
    「最近の人事異動は党郚そのせいかね」
     うんざりしおいる俺の反応を芋お、本郚長は気になっおいたのかそう質問する。
    「はい。圌女達の無茶ぶりには骚が折れたした」
    「その成果が匏ず空母加賀の改造か」
     本圓にそうだ  これか先もあの倩才達の奜き勝手にさせなければいけない事実があるだけで、俺の胃に穎が空きそうになる。そんな俺を気にせず再び報告資料に目を戻しお本郚長は呟く。

    「はい。新型神霊機関の完成に目途が立ったこずにより、超倧型の戊闘母艊の実珟が可胜になりたした」
    「だが間に合うかね 四囜攻略たでに」
     抜かりはないかね ず本郚長は問う。
    「それはこれからの方針次第でしょうが、恐らく倧䞈倫かず」
    「そうか  ここたでやっお勝おなかったら人類はいよいよ終わりかもしれんな」
     予想の範疇でしかありたせんが、ず、付け加え俺は答える。あい぀の方針次第だからこればかりは確実な事は蚀えない。本郚長は難しい顔をしお、読み終えた資料を応接甚テヌブルに眮いた。

    「必ず勝ちたす。舞人ならやっおくれたす。それに新型の神霊機関ず新封魔鉄。この情報を欧州に流しおやればただしばらく欧州戊線は持぀でしょう」
    「連邊ず連合には枡さないのかね」
    「今これを圌らに枡したら総力をかけお党おを奪いに来るでしょうな」
     本郚長の疑問に俺はあっさりず返答する。
    「それだけひっ迫しおいるずいう事か  」
    「自囜の領土が殆ど無くなっおしたっおいる囜ず、自囜が栞の攟射線で汚染されおいる囜です。䜕をしでかすかは容易に想像できる」
     本郚長の蚀葉に俺は敢えお私芋を述べた。䞡囜共に最悪の状態に陥っおいるのは、誰がみおも明らかで、その状況で起死回生の手を差し䌞べれば奪いに来るのは必然だ。

    次回に続く

     
     
     
    䌊䜐田和仁の創䜜アカりントです。 『幻獣戊争』を䞭心に゚ッセむなども公開䞭。 珟圚の状況↓ 販売䞭の䜜品↓ 『幻獣戊争』ゞャンル架空戊蚘系ラむトノベル noteで䞀郚公開䞭

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