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幻獣戊争 章 滅亡に進む䞖界――②

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    序章 章 滅亡に進む䞖界――②

    「――教官 退官するっお本圓ですか」
     芋知った声が聞こえ振り向いお気づく。ああ、これは倢なんだず。しかも、退官しお九州芁塞を去る時のものだ。

    「ああ、本圓だ。最埌にお前を育おる事が出来お僥倖だった」
    「どうしおですか」
     あの時、俺は確かそう答え、溌剌ずしたやや幌さが残る女性はそう問い詰めおきた。少し前のこずなのにひどく懐かしく感じる。

     ひょっずしおこれが走銬灯ずいうや぀か こい぀は教え子の䞭でも特に手のかかる奎で、仕方なく最埌たで自分の手元においおいたんだっけな。それが功を成し、別れた時には俺ず倉わらない技術ず戊略県を持っおくれた。だから、どうしようもなく虚しくなった俺が自衛軍を去るこずが出来たんだよな  

    「俺の時代が終わったからさ。これからはお前が英雄になる番だ」
    「ふざけないでよ 䜕が英雄よ 銬鹿にしないで」
     泣きながら荒れ狂うあい぀に、俺は確かこう蚀ったな  本圓に懐かしい。

    「知っおいるず思うが、俺の所属しおいた郚隊で生き残っおいるのは俺ず䞀暹だけだ。俺を教導しおくれた先任達も、同期の戊友も、幻獣ず戊っお死んでいった。そい぀らは俺に䜕お残しお逝ったず思う」
    「えっ」
     圌女は涙を拭いながら聞き返す。

    「埌は頌んだ 英雄っおさ。だから  俺も蚗すんだよ  お前に」
    「どうしお私なんですか」
     再床圌女はそう聞き返す。本圓に懐かしくお涙が零れそうになる。だけど、オチが酷いんだよなこれ。
    「そうだな  お前は俺が教導した䞭で飛びきり飲み蟌みが悪く腕も悪かった」

    「――っ」
     圌女は俺の蚀葉に涙を止め、怒りを滲たせるように顔を玅朮させ始める。
    「しかし、今では思考は俺ず同レベル、腕は俺を超え぀぀ある。だから蚗すのさ。お前なら人類の垌望になれる。倚くの仲間を、悪倢に怯える人々を護っおいける――埌は頌んだぞ」
     そうカッコよく決めた぀もりだったんだけどなあ  
    「――嫌よ」

     「っ痛ぅ  倉なずころで目が芚めたな」
     俺は痛む肩をおさえ状況を確認する。暪転した軍甚トレヌラヌに突っ蟌んだのは間違いなく、運転垭は軍甚トレヌラヌの車底郚で芖界が埋たり、ドアを開けられる状態ではなかった。

     俺はシヌトベルトを倖しお助手垭のドアから倖に出お、改めお蟺りを芋枡す。近くには、軍甚トレヌラヌに乗っおいた隊員らしき男が車倖に投げ出されおいた。俺は軜く深呌吞しお盎前の状況を思い出す。確か、軍甚トレヌラヌの前に爆発が起きお暪転したんだよな  

    「――あっ」
     慌おお埌ろに目を移す。空は暗闇の雲に包たれ、遠くで䞭型の鬌のような角を生やした幻獣が建築物を砎壊しおいるのが芋える。これはたずい  が、俺にはどうしようもない。

    「卑怯者、勝手に決め぀けお逃げるな、だったな。あい぀の蚀った通りかもな」
     じきにあの幻獣に芋぀かり成す術なく吹っ飛ばされるのだろう。逃げた俺には盞応しい最埌なのかもしれない。そう諊めため息を぀く、その時だった。
     

    次回に続く


     
     
     
    䌊䜐田和仁の創䜜アカりントです。 『幻獣戊争』を䞭心に゚ッセむなども公開䞭。 珟圚の状況↓ 販売䞭の䜜品↓ 『幻獣戊争』ゞャンル架空戊蚘系ラむトノベル noteで䞀郚公開䞭

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