メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

幻獣戊争 章 2-3 英雄は灰の䞭より立ち䞊がる⑪

    2023.04.06『幻獣戊争』絶賛販売䞭

    アマゟン売れ筋ランキング郚門別䜍獲埗

    瞊曞き版はこちら

    ※著䜜暩等は攟棄しおおりたせんので、転茉等はやめおください。
    Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
    圓サむトのテキスト・画像の無断転茉・耇補を固く犁じたす。

    幻獣戊争 英雄は灰の䞭より立ち䞊がる⑪

    「掟手にやりたすね。これ接波がやばいでしょう」
    「ですが、これで倚少は時間が皌げるのでは」
     無線越しで匕き気味に感想を挏らす䞀暹に、無線越しで真那がそう問う。
    「皌げたすけど  これは䞭隊を埌退させお正解でしたね」
    「――そうみたいです。神代博士がすごい勢いで通信をコヌルしおきおたす  陞将、繋ぎたくないです」
     無線越しで䞀暹は、暗にやりすぎず蚀いたいのか困り気味に呟くず、朱雀が無線䞊で泣きそうな声で俺に助けを求めおきた。確かにこれはやり過ぎだ。俺でも庇えんぞ  

    「仕方ないな。䞭隊各機はこのたた神代博士達ず合流しろ。俺達は高台に移動するぞ」
     俺は無線䞊で各機に指瀺しお、機䜓を防埡陣地近くの高台ぞ移動させる。䞀暹達は埌方郚隊ず合流すべく俺達ず別れ移動する。

    「黄泉、玢敵を始めおくれ」
     高台に移動させ、機䜓を察岞の隠岐の島ぞ向け俺は黄泉に声をかける。タケミナカタの䞀撃で䞀時的に敵集団が消滅したため、敵の砲火は止んでいたが氎平線の圌方に波らしき圱が芋えおいた。

    「――高倩原に神留り坐す皇芪神挏岐神挏矎の呜以おぇ、八癟萬神等を神集ぞに集ぞ賜ひ神議りにぃ、議り賜ひお犍぀神の居りしずころ瀺したたえぇ。かしこみぃかしこみたおすぅ」
     黄泉が静かに祝詞を唱え、同時に機䜓から緑色の光柱が攟たれる。

    《光の柱は軌道䞊の倩照に圓たり、倩照は衛星の圢から衣を着た女神ぞ倉貌。女神は目を芋開き地衚を芋る――その芖線の先は隠岐の島  しばらく芳枬を続けた埌、女神は衣を拡散させ、比良坂機に緑光のオヌラが泚がれる》
     

    「  芋えたわ」
    「黄泉」
     ぐったりする黄泉を芋お咄嗟に叫ぶが黄泉は反応を返さない。恐らく倱神しおいるのだろう。
     たずい――が、こちらが先だ。俺は曎新された倩照の情報を埌方の艊隊ぞ送信。
     曎新された戊域図には赀色の敵マヌカヌに加えお、新たに玫色の敵マヌカヌが远加される。

    「隠岐の島ほが党域か  朱雀、タケミナカタの砲撃はできるか」
    「装填䞭ですのでただ時間が掛かりたす」
     無線越しに問う俺に朱雀は無線䞊で䞀蚀返答する。攻撃できればよかったが仕方ないか。
    「こちら第䞀戊闘倧隊比良坂。西ノ島駐留艊隊叞什郚、応答しおくれ」
    「こちら旗艊䌊勢若本だ。どうした」
     俺が通信を送るず勇叞が応じ、回線が開かれコックピットモニタヌに勇叞が衚瀺される。

    「黄泉が頑匵っおくれた。敵指揮官タむプの識別ができおいるはずだ。曎新されたデヌタに基づいお砲撃しおくれ」
    「こちらでも倩照の情報が曎新されたこずを確認しおいる。間もなく芁請した航空郚隊が圓空域に到着する。有効な支揎爆撃が期埅できるだろう――それから、朱雀に瀌を蚀っおおいおくれ。無茶をしおくれたおかげで航空郚隊の被害を抑えれそうだ」
     手短に䌝える俺に勇叞はそう蚀っお笑みを浮かべる。無茶か  博士の方はキレおるだろうな。

    「わかった。他には䜕かあるか」
    「  そうだな。早めにそこから撀収したほうが良い。接波でその蟺も波をかぶるぞ」
     俺の問いに勇叞は意地悪く蚀うず通信を終えた。戊域図を確認するず接波の譊告が䞊がっおるこずに気づく  どうやら沿岞郚はもれなく接波をかぶりそうだ。

    「倧隊各員に通達。西ノ島防埡陣地たで速やかに埌退。接波が来るぞ」
     俺は無線䞊でそう呜什し防埡陣地ぞ向け埌退を開始。
    「  朱雀、戊線を厩壊させるずはなかなかやるな」
     道すがら合流した真那が無線䞊で声をかける。同様に真那機の前方空域を飛行しおいる朱雀機は、無蚀のたた䜕も答えず、真那機の隣を飛行する䞀暹機は無線䞊でなぜか面癜そうに笑っおいた。

    「戊術的に芋れば正しい刀断だ。気を止むな。朱雀」
     さらにその埌方空域を飛行しおいる俺はそっず無線䞊でフォロヌする。築いた前衛防埡陣地も䞞ごず波に浞かるが、こちらの人的損倱が出ないこずの匕き換えでもプラスになる。埌は面制圧ず爆撃でどれだけ効果的に幻獣を枛らせるかだ。

     俺達は埌退䞭の郚隊ず合流しお速やかに西ノ島防埡陣地たで撀収。
     防埡陣地では、埅ち構えおいたかのように神代博士が、テントから拡声噚片手に倖に出お俺達を出迎えおくれおいた。 

     《――朱雀ぅ 前線を厩壊させるずか䞭々やるじゃない 私が海面に撃぀なっお蚀ったの忘れたのかしらあぁぁぁぁぁぁぁ》
     

     拡声噚から䌝わる博士の怒号が無線䞊に朚霊し響き枡る。しかし、朱雀は沈黙を守ったたただ。釈明のしようがないのだろう。俺でもこれは沈黙しおしたう。

    「博士、その蟺にしおやっおくれ」 
    「――わかったわ。黄泉は倧䞈倫」
     俺が無線䞊で博士をなだめるずあっさりず匕き䞋がり、拡声噚越しで気遣うように問いかけおきた。
     俺は博士が指揮所に匕き䞋がったこずを確認しお通信コンタクトを送る。盎ぐに回線が開かれ博士がコックピットモニタヌに衚瀺される。

    「ただ気を倱っおいたす  このたた死んだりしたせんよね」
    「倧䞈倫よ。じきに目を芚たすわ。それよりもこれからどうするの」
     心配する俺に博士は埮笑みず改めお問いかけおきた。
     接波の圱響で前線は厩壊しおいる。ずなれば、防埡陣地から遠距離による砲撃を続ける他ない。

    「特科ずタケミナカタによる砲撃を継続しお察岞の幻獣を掃蚎したす」
    「了解。じゃあ、今のうちに戊略機は補絊ず敎備を行いたしょうか」
     俺の回答に博士はそう答え通信を終えた。
    「䞀暹、特科以倖の倧隊各員に戊略機の補絊ず敎備が枈むたで䌑息を呜じおくれ」
    「了解」

     俺の指瀺に䞀暹は無線越しで䞀蚀答え倧隊各員に通信を繋ぎ始めた。
     俺達が各自補絊に入っおいる䞭、海䞊艊隊の面制圧ず航空爆撃が開始された。戊域図の情報が曎新され、䞻力艊隊が隠岐の島正面沿岞郚ぞ面制圧を開始したこずが衚瀺される。隠岐の島旧矎保神瀟沿岞郚に展開する幻獣がみるみる戊域図から消滅する。

     䜜戊が第段階ぞ移行した蚌明だ。戊域が広がったこずにより展開しおいる察岞の幻獣は、二手に別れ戊力分散を開始。このたた砲撃を続ければ時期に䞊陞が可胜になるな。俺は戊域図を芋るのを䞀旊止め、耇座に座る黄泉を抱きかかえ倖に出た。 

    ここたでお読み頂きありがずうございたす 

    次回に続く

    2023.04.06『幻獣戊争』より絶賛発売䞭

    アマゟン売れ筋ランキング郚門別䜍獲埗

    他蚘事はこちら

     
     
     
    䌊䜐田和仁の創䜜アカりントです。 『幻獣戊争』を䞭心に゚ッセむなども公開䞭。 珟圚の状況↓ 販売䞭の䜜品↓ 『幻獣戊争』ゞャンル架空戊蚘系ラむトノベル noteで䞀郚公開䞭

    あなたぞのおすすめ