メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

幻獣戊争 章 -2 䞍圚の代償⑥

    瞊曞き版はこちら

    ※著䜜暩等は攟棄しおおりたせんので、転茉等はやめおください。
    Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
    圓サむトのテキスト・画像の無断転茉・耇補を固く犁じたす。

    序章 章 -2 䞍圚の代償⑥

    「圌らしいなぁ  」
     これが僕の率盎な感想だった。若本陞将補から連絡を受けた時、驚きこそすれ予想を裏切るほどではなかった。僕は鬌籍に入った連䞭よりも付き合いが長く、幌少の時から家族ぐるみで圌ず亀流がある。僕が圌ず出䌚った頃、圌に䞡芪は既になく代わりに祖父母が芪代わりをしおいた。たあ、䞍幞な境遇かずいうず、昔も今もその蟺に転がっおいる普通の家庭環境でそんなこずはない。ただ䞀緒に居た時間が長い分、仲間の䞭でもダントツに圌の性栌を熟知しおいる自負はある。

     九州芁塞近蟺で幻獣が発生した時、いよいよ敵の倧攻勢かず身構えたが、結果はい぀もず同じ小芏暡なテロ掻動。蠢動に近いもので、い぀も通り芁塞の匟薬庫が腹ペコになるオチ぀き。本郚長のため息が聞こえおくる気がするが、圌女の戊略は間違っおおらず人的被害が殆どないのがそれを裏づけおいる。

     只、圌ず違い単に雑なだけだ。そんな圌がたたたた珟堎に居合わせおボスを撃砎する英雄的な事件が起きおいるのは出来過ぎで、奎らが圌を狙っお珟れたのではないかず疑いもした。しかし、そんな出来過ぎた運呜力の補正なんぞ圌にかかるわけがない。そんな補正がかかるなら今のような状況に陥っおいるわけが無い。本圓にたたたたそこに居合わせお巻き蟌たれたずいうずころだろう。圌の運が良かったのは戊略機が目の前に転がっおいた点。幻獣にずっお䞍運だったのは圌が乗っお戊ったずいう点。もしかすればそのたた圌はそこで死んでいたのかもしれない。ほんの僅な差が圌の呜を救ったのだ。

     そんな圌の最倧の䞍幞は本郚長達に捕たっおしたった点だろう。埩垰するしかない状況に远い蟌たれ、たるで自分の意志で埩垰したかのような錯芚を持たされおいるに違いない。圌は今も千切れかけの枝そのもの。倧䞈倫そうに芋えるのは、その枝がやたらめった䞈倫で硬質だからだ。誰かが暹脂で固めお包垯を巻いおやらねばならない。それに気づいお補匷しおやれるのは僕しかいない。

     圌ず別れおから幎。ここ自衛軍鹿屋基地の基地叞什を任されおから惰眠を貪る毎日だったが、それも今日でおしたい  のはずだ。もしかしたら僕を芁塞に呌び戻すための口実かもしれない。実際に顔を出しおみたら既に圌が垰宅しおいた  なんおいうオチも十分に考えられる。情報郚の若本ず蚀う男は軍郚、政界共に死神ず揶揄され恐れられおいる人物だ。本圓に圌を埩垰させる぀もりなのか怪しく感じおしたう。本郚長に蚈画曞が提出されおいるこずず技術郚が裏で動いおいるこず、この二぀の事実があっおもやはり圌の顔を芋るたで信じるこずは出来ない。

     僕は基地執務宀で基地副叞什ぞの匕継ぎの資料ず、決裁が必芁な曞類の凊理を手早く枈せたずころで、呌び぀けた基地副叞什に口頭で埌任を䟝頌。戊略機で芁塞ぞ向う事にした。そちらの方が䞀番早い。副叞什はずおも嫌そうな顔をしおいたが、埌付けで昇進させるず蚀ったら喜んで匕き受けおくれた。たあ、僕が居おも基地業務の殆どは副叞什がしおいたし、僕が抜けたら自動的に昇進するのに、喜ぶほどのこずじゃないはずなんだけどなぁ  
     この日の倕刻、僕は九州芁塞に無事たどり着き栌玍庫の敎備タラップに降り立った。そこで戊略機を芋䞊げる圌の姿を芋かけ安堵する――さお、どう声をかけおあげよう
     

    次回に続く


     
     
     
    䌊䜐田和仁の創䜜アカりントです。 『幻獣戊争』を䞭心に゚ッセむなども公開䞭。 珟圚の状況↓ 販売䞭の䜜品↓ 『幻獣戊争』ゞャンル架空戊蚘系ラむトノベル noteで䞀郚公開䞭

    あなたぞのおすすめ