
#001「挑戦者はなぜ応援されるのか」
私は、なぜ「応援される人」を研究するのか。
24年間、企業研修や大学教育の現場で、人と人との関係性を見続けてきました。
印象力、接遇、ビジネスマナー、リーダーシップ、人材育成。
教えてきたテーマはさまざまです。
けれど、振り返ると、私が本当に見続けてきたものは一つでした。
「人は、なぜ人に応援されるのだろう。」
同じように努力していても、自然と人が集まる人がいます。
実績がまだ少なくても、「応援したい」と思われる人がいます。
一方で、高い能力や豊富な実績があっても、なかなか応援されない人もいます。
その違いは、一体何なのだろう。
私は、その問いを24年間、現場で見続けてきました。
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最初から「応援」を研究しようと思っていたわけではありません。
私は接遇を教え、印象力を教え、ビジネスマナーを教えてきました。
でも、受講者の変化を見続ける中で、一つのことに気づきました。
本当に人生を変えている人は、マナーがきれいな人でも、話し方が上手な人でもありませんでした。
周りから応援される人だったのです。
応援される人には、仕事が集まります。
紹介が生まれます。
挑戦する機会が増えます。
人との出会いが広がります。
そして、その出会いが、さらに新しい可能性を連れてきます。
私はこれまで、「出逢いの質が人生の質を決める」と伝えてきました。
今振り返ると、その出逢いの質を高めている大きな要因の一つが、「応援」だったのではないかと思うのです。
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もちろん、応援は目に見えません。
数字で測ることも簡単ではありません。
だからこそ、私は知りたいのです。
人は、どんなときに誰かを応援したくなるのか。
なぜ、この人には人が集まるのか。
信頼、挑戦、利他、印象、人柄。
それらはどのようにつながり、「応援」という現象を生み出しているのか。
そこには、偶然ではない何らかのメカニズムがあるのではないか。
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私は、この研究にまだ正解があるとは思っていません。
だからこそ、面白いのです。
これから私は、企業研修、大学教育、日々の出来事、心理学や経営学などの知見を重ねながら、一つひとつの事例を丁寧に観察し、問いを立て、仮説を磨いていきます。
このマガジンは、その研究ノートです。
誰かを応援したくなった瞬間。
応援されて人生が変わった瞬間。
応援したい気持ちが萎えてしまった瞬間。
その一つひとつを記録しながら、「応援が生まれるメカニズム」を探究していきます。
この研究が、働く人の可能性を広げ、より良い出逢いを生み、喜びが共鳴し循環する社会につながることを願って。
今日から、この研究を始めます。