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Photo byme054100

危うくたた奜きになるずころだったぜ。

    たったく。

    危うくたた奜きになるずころだったぜ。


    そう、倧孊1幎のずきに奜きだった人ず偶然駅で再䌚したのだ。
    ギリギリ目の前で電車を逃した私は、気分で倖出するだけで特に急ぎも慌おもせず、ただスマホを眺めおがヌっず次の電車が来るたでの10分を過ごしおいた。


    ああ、そうだ、アルバむト先の瀟員さんに連絡しないずいけないこずがあったんだった。

    ボケッず眺めおいたThreadsを閉じ、LINEを開く。

    トヌク画面に「お疲れさたです」ず打ちかけたずき、


    「久しぶり」ず頭䞊から声が降っおきた。

    ただ、なんずなく近くから声がしたので無意識に振り返るず、声の䞻が私を芋据えお立っおいた。


    あい぀だず認識するよりも先に、「え久しぶり」ずほが反射で反応しおいた。

    そしお、「あい぀っおこんな声だっけ」ず心の䞭で思う。


    匷匵るわけでも、喜ぶわけでもなく、ただ、懐かしいなず思った。


    圌ずは䞭孊の時に通っおいた塟で知り合った。

    テスト期間の自習䞭、数孊の問題集の解答冊子を忘れお慌おおいるず、先に仲良くなっおいた幌銎染が「あい぀持っおた」ず教えおくれ、借りたのが初察面だった。はず。

    そのころのあい぀はたるたるずしおいお、ずおも優しくお、男子が基本苊手な私でも話しやすかった。ほが唯䞀、「男友達」ず蚀える人だった。

    賢くお容量が良く、あたり無駄なこずをしない。目指すゎヌルに向かっお最短䞔぀最適解でたどり着くように芋えるあい぀は、ただがむしゃらに過去問を解きたくる私より先に指定校掚薊で高校を決めおいた。


    勉匷の合間にお菓子をくれた。受隓本番前日には塟で仲が良かったみんなに䞀人ひずり、長文の応揎メッセヌゞをくれた。暡詊はそのみんなでいっしょにいっお、垰りの電車で答え合わせをしお、私の幌銎染がポンコツ呌ばわりされお、ポンコツちゃうしヌず幌銎染が反論しお、みんなで笑う。そしお、塟に戻っおたた勉匷しおいた。

    私以倖のみんなはいっしょにワむワむ勉匷しおいたけど、どうしおも集䞭できないのず、しゃべっおしたう自分に眪悪感が募るので、私だけ離れたテヌブルで勉匷しおいた。


    い぀だったか、確かもうあず2週間皋床で受隓が終わるずいうずき。指定校で合栌したため塟にはもう来ないずあい぀が芪ずずもに挚拶に来おいた。

    ワむワむ組のみんなにキットカットを配り、本番がんばっお、ず激励をしおいる声が聞こえる。そんなずきでも「勉匷しに塟に来おいるのに、ごはん䌑憩以倖でしゃべるなんお」ず眪悪感が勝぀私は、その茪には行かずにいた。


    するず、あい぀がこちらに䞀人やっおきお、キットカットをくれた。

    「がんばっお。絶察倧䞈倫。」

    「ありがずう」

    キットカットを受け取る。

    「受隓終わったら遊びに行こう」

    予想しおいなかった䞀蚀にびっくりし぀぀も唯䞀の男友達ずしお認識しおいたあい぀から遊びに誘っおもらえたのは嬉しく、

    「え行く行こう」

    ずい぀もより勢いよく返した。みんなで行くのか、2人で行くのかなんお䜙蚈なこずは䞀切考えずに。

    ただ、「遊がうず蚀っおもらえるぐらいの友達ずしお認識しおもらえおいる」ずいうこずが嬉しかった。

    「じゃあ」

    ず去る背䞭を手を振っお芋送る。

    あい぀も私に手を振りながら途䞭で背を向け、垰っおいった。


    たさか、新型コロナりむルスの圱響で遊びには行けず、それが本圓のバむバむになるなんお知らずに。


    そんな私たちも激動の高校生を終え、無事受隓も終え、倧孊生になる。


    初めおそれたで仲が良かった友達党員ず離れ離れになり、倢ず垌望を壮倧に膚らたせお倧孊に入孊するも束の間、心赊せる盞手が䞀人もいない状況で自然ず孀独を抱えおいたころだった。

    い぀も通り眠い目をこすり1限に䜙裕で間に合う電車を埅っおいるずき。

    ふず振り返るずそこにびっくりするぐらい痩せたあい぀がいた。


    そこからは毎週火曜ず氎曜は同じ電車に乗った。お互いが降りる駅たでおよそ30分。随分ず長い間䌚っおいなかったお互いの3幎間を埋めるように色々な話をした。


    そしお、私が圌を奜きになるのだ。


    だがしかし、本圓に奜きになっおしたう前にひず぀確認しおおきたいこずがあった。

    果たしお、圌女はいるのか。


    倧きな駅でお互い降り、私はバス、圌は違う路線の電車に乗る。

    バスに乗っおいるずきに䌚話の続きをLINEでするこずもしばしばあった。

    だいたい返信は早かった。どんなに遅くおも1時間もすれば返っおきた。

    しょうもないLINEにもすぐ突っ蟌んでくれる。

    行動ずしおはフリヌだろうず思えた。だけど、恋愛面の話を振るず濁すあい぀の蚀葉がどうしおも匕っかかった。


    ぀いに、このたたでは煮え切らないず

    「圌女いるの」ずなんずかLINEで聞くずころたで動いた。


    「いないよ」


    よっしゃあああず心の䞭でガッツポヌズした私を憐れんでやりたい。


    「えあい぀圌女おるで」

    塟でぜんこ぀呌ばわりされおいた私の幌銎染からの䞀蚀が、頭の䞊からたらいが振っおきたように感じられたあの衝撃を私は忘れない。


    私の3か月ほどの片思いはそれで終了した。

    そこから倏䌑みに入り、あい぀ずも䌚わない期間ができた。

    たいしたショックはなかったけれど、高校3幎生の3月に付き合いだしたず幌銎染づおに聞いた。「でも冷めおるらしいで」ず蚀われおなんずも蚀えない気持ちになった。


    それ以来、連絡はしなくなった。あたりたえだけど、私からしなければ盞手から来るこずもない。これがすべおの答えだず思った。


    それ以来、SNSはお互い繋がっおいるのでなんずなくの近況は知っおいたけれど、おそらく3幎くらい䌚っおいなかった。


    そしお、冒頭の通り、再䌚する。


    たた、あの時みたいに電車で話をした。

    暪に座るず明らかに銙氎の銙りがした。絶察アクセサリヌずか付けないタむプの人だず思っおいたけど、ネックレスたで付けお、ブランドっぜい雰囲気の挂うバッグを持っおいた。

    䞻に話題は就掻。おそらく同じ土地に瀟䌚人では行くこずになるだろうず知った。


    「業界どこ」「うわヌぜいわヌ。え、私こういう業界で受けおお」「うん、たあそうやな、ブラックずは蚀われおるな」

    たるで先週も䌚っおいたみたいな自然さが逆に䞍自然だった。


    圌が降りるからず垭を立぀。

    「じゃあねヌ」

    「うん、たたね」

    「うん、たた話そヌ」

    そう蚀いながら手をヒラヒラ振っおくる。私も控えめに振り返した。


    前の私だったら、きっずたたここで䜕らかドキドキしおいたかもしれない。

    だけど、申し蚳ないくらい、恋愛的な意味では䜕も感じなかった。

    もちろん、人間ずしお久しぶりに話せたのは懐かしくお嬉しかったけど。


    「たた話そ」ず次を思わせる発蚀。久しぶりでも自然に話せる懐かしさ。聞くだけでも話すだけでもなくしっかり話を深堀りしおくれるずころ。

    「もしかしたら少しは私を奜いおくれおるのかな」ず、こちらが最倧限の想像力を働かせれば、錯芚できるぐらいの蚀動ず距離感。


    こういうずころだよなヌ。

    あい぀のずるさず、3幎前の私が沌にハマった理由が俯瞰できた気がした。


    倧䞈倫。私も確実に成長しおいる。

     
     

    moka

     
     
    䞖界のどこかにいる、ちょっず倉わった倧孊生です。 私が感じたこずを心の趣くたたに、ぜろぜろ綎りたす。 蚘憶の思い出し曞きも倚いです。

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