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路地裏モンスターのフィギュアを自作した勢いで「書きたい」意欲も溢れた件。【フィギュア製作記】



ねぇ、知ってる?路地裏にモフモフの毛を持ったモンスターがいるんだよ。名前はペルル。

優谷美和さん作「モフモフモンスター  ペルル」より


4月末に初めてゼロから自作した
【路地裏の謎の🍄フィギュア】。
これが完成した翌日、路地裏には
さらなる未知の存在がいる事が明かされた。

路地裏きっての「美声」「朗読のエキスパート」にして
何故かティッシュ字に覚醒して
今や女王の座を不動のモノとし
某路地裏戦隊のシノブピンクであったりもする

個人的にトウキビハーモニカゴッホの印象が強い

優谷美和さんによって…

謎の🍄フィギュアを作り終えて
達成感、心地よい疲労と共に
「次の展開、どうしよう…」と
頭の中がグルグルしていた私にとって

この可愛くて優しい癒やし系モンスターとの
出逢いはまさしく


運命としか思えなかった。

(🍄の商品化考えるんじゃなかったの?)


モフモフでお目目まんまるなルックスに
一目惚れしちゃったんだから
創作意欲のままに作るしかないじゃない😍


製作のスキルも上げたいし、その他もろもろ…
四の五の言わずに(↑🙄?)

作ります。

(尚、作成にあたり事前に優谷さんにその旨お伝えして、許諾を頂いております🙇‍♀)



今回、重視している点は

・フィギュア製作初心者が硬質素材で
どれくらいモフモフ感を出せるか

・独特の透き通った色合いの表現

・まんまるお目目と独特の優しい表情を
可能な限り忠実に再現する

以上、三点を意識して
進めていきます。



①素体の作成

🍄フィギュアと同様に
こちらの素材を使用します。

タミヤ模型用エポキシパテ(速硬化タイプ)

このシリーズにはもう一つ
硬化に時間が掛かる反面、仕上がりの密度が
キメ細かく綺麗に成形される
(高密度タイプ)なるものもありますが

行きつけの模型屋で悩んだ結果
やはり使い慣れている(速硬化)を選択。
(実は、この事で後にトラブルが…😨)

いつも通り
白い主剤(エポキシ樹脂)とベージュの硬化剤を
練り合わせていきます。

薄いベージュ色になれば完了

🍄フィギュアの時は硬化・表面処理後に
別途作成した足を接着しましたが

今回は素体という事もあり、成形途中の
パテが柔らかい状態で
爪楊枝を芯に足も造形しております。

大まかに成形した直後

少し歪んで見えますが
この後微調整して
全体のバランスを整えています。

この時は頭の中に設計図はあったものの
「これホントに大丈夫かな?」と
少し不安になっていました😅

…今見てもモフモフとは程遠い
未知の生命体…🙄

ちなみに

この素体を作るだけで
新品のパテを三分の二も使ってしまってます😳
すでに前回の🍄1人(?)分です💦

思ったより使ってしまいましたが
素体がしっかりしてないとね🙄

(↑ココ覚えといて下さいね)


1日寝かせて、完全硬化した後に

サンドペーパーP180番と320番を使って
素体の細かな形状調整と
表面の荒削りをします。

尚、今回は細目のサンドペーパーでの
表面処理はしません。
理由は後ほど。

180番で成形を終えて、320番で
表面を荒削りをしてる最中に…

めちゃくちゃ焦ったので写真撮れてないですが

◯で囲ってある部分

右足が欠けたぁーーーー‼️😱😱😱

今の俺と同じ足が折れとるやないかい‼️😰😰


…先程、こう解説しました。


(思ってたより使ってしまいましたが
素体はしっかりしておかないとね🙄)

↑…どの口がほざいとるのか😰😰😰

高密度タイプは使った事がありませんが
上手く使えば速硬化タイプよりは
多少なりとも丈夫なのかもしれません😓

まあ、バラバラに粉砕した訳じゃなかったから
瞬間接着剤でくっついたんですけどね😅


(ところで俺の右足の親指の骨はいつになったら
くっつくんだろう🤕笑)



②モールドの成形・加工

さて、今回は毛羽の鮮やかに立っている
モフモフモンスターという事で
極力ふわふわで柔らかな全身を再現するため

素体の上から更にパテ盛りして
毛並みの表情を作っていきます。

素体の表面をあえて荒削りのままにしたのは
パテを上乗せする際の食いつきを良くする
効果を狙ったためです☝️

速硬化タイプのエポキシパテは
粘り気が強い割に定着しづらく
モールドを作ろうと思うと
スパキュラ(フィギュア作成用のヘラ)等を
そのまま使ったら簡単に剥がれてしまいます😓

そこで…

使用期限切れのハンドクリームを使い
(期限切れなので工作専用にしてます)

今回、モールドの加工に使う爪楊枝を
先端にディップして
パテとの摩擦抵抗を極力少なくして
作業を行いました👍

エポキシパテを練り合わせる時と同じで
潤滑効果を狙ったモノですね。

少量練り合わせたパテを素体に盛り
ディップした爪楊枝で
手早く「線」を彫り込みます。

作業中は画像が撮れないので
硬化後にイメージを撮影したもの

いくら、先端にクリームを塗っていても
指に力が入り過ぎると
単なる溝にしかならないので
爪楊枝の先端を
上(毛元)→下(毛先)を意識しながら
軽く引っ掛けて流すように動かし
一本、また一本とモールドを入れていきます。

パテを盛ってから体感2〜3分で成形しないと
硬化が進んで爪楊枝がパテを剥いでしまうので

パテを練る→爪楊枝にクリームをディップ
→モールドを彫る→爪楊枝の先端が丸くなったら
交換する→モールド微調整→またパテを盛る

この繊細かつ果てない根気が要求される加工を
数日に渡って没頭しながら進めてました⚒️
以下↓

5/2 午前中に足元〜下半身を、
午後から上半身の一部・両腕を作成
所々にクリームの痕跡が🙄


5/3 上半身の形状修正とツノを作成


5/4午前 全体のパテ盛り完了及び
モールドの最終調整後(硬化済み)

上の画像の数々から察して頂けるだろうか…


私はGW中、部屋に鍵を掛け
時勢を先取りしたコンクラーベ根比べを
ひたすら独りで行っていたのである…

(↑タイムリーな事言ってみたかっただけやろ🙄
コンクラーベと根比べは何の因果関係もない❌)


とにかく【イメージ】を保ち続ける事でした。
プリントアウトしたペルルの画像を
何度も見渡し細部をチェックし
優谷さんのスタエフ朗読を
スピーカーから聞き流しながらの作業。

(朗読が心地よくて少し寝落ちしたのは
ココだけの秘密で🤫笑)

重要なのは
「自分が今、何を作ろうとしているのか」。
画像だけでなく、実在の動物の毛並みや
市販の動物フィギュア等の毛先モールドを
脳内でイメージ・ミキシングして
デフォルメしながらも
画像の毛羽立ちをどれだけ再現できるか…

このマインドは、動物イラスト製作の際にも
共通して意識しているモノです。


個々の作品の放つ魅力は
「デフォルメの良し悪し」に
掛かっていると個人的には思っています。



③塗装


毛の色は、うすい水色。
空がとってもきれいな朝にだけ見える、もやもやの霧みたいなんだ。  

優谷美和さん作「モフモフモンスター  ペルル」より


イラストと朗読を通して伝わってくる
優しく、どこか幻想的な色合いを
極力再現するには…
(製作を申し入れる際
これを熟考してる時間がワクワクしてました✨)

真っ先に思い浮かんだ塗料がこちら

GSIクレオス【Mr.カラースプレー34 スカイブルー】

ペルルのイラストと朗読から連想される
イメージにしては
少し青味が強い気もしますが…
その後のプランも頭で練り上がっているので
吹いていきます🎨

…と、その前に。
あらかじめ、ツノを塗装しておきます。

当初、イメージに即して使う予定だった
プラカラーが
塗ってみたら、まさかの…


パテの色と変わり映えしねェ…😰

駄菓子菓子。


「こんな事もあろうかと」(大嘘)
プランBを用意していたので
そちらへ移行☝️

手描きイラストのお供
コピックスケッチの【E79】。

イラスト用のマーカーですが

生物関係のフィギュアが手に入った時に
爪や牙等の塗装が余りに単調
(例えば白一色のベタ塗り)だったときに
コピックを爪先にリタッチして
綿棒等で馴染ませる事で
生物感を強調させる時にコピックを使う事があります。

本来の用途ではないので模型には向いてませんが
手のひらサイズのフィギュアの小さなツノなので
塗ってみると

案外、リアリティのあるツノの色になったと
思います✌️(自画自賛)

塗装後のツノを

写真は片側だけですが

両側とも
模型用のマスキングテープで養生します。

そして、前述のスカイブルーのカラースプレーを
吹いていく…のですが

モールドの彫りが深く入り組んでおり
塗料が行き届かない箇所があるため


通常、20cm程度対象物から離して
右→左と流すように薄吹き→乾燥を繰り返して
塗料の液垂れ
(一箇所に塗料が集中して塗膜が垂れて固まってしまう)や
色ムラの発生を極力防ぐ方法を…

今回は施工を変更しています。

部分的に距離を10〜15cmに近づけて
液垂れするかギリギリのトコロで
やや厚めに塗料を吹きました。

幸い、液垂れや色ムラは抑える事が出来ました😌

良い感じに発色しているとは思いますが
物語のペルルは
白く透き通った水色というイメージで
このままでは青が濃すぎる。

という事で

GSIクレオス【Mr.カラースプレー1 ホワイト】

これを
本体から40cm以上離して
毛羽のモールドにだけ軽く色が乗るように
極薄で吹き付けます。

ツノのマスキングテープも剥がした状態。

施工前と比較してみると↓

↑before            ↑after

モールドを掘った箇所には原色が残りつつ
毛羽のモールドが
白味を帯びた青に変化しています。

実際のペルルと↓

多少異なる部分はありますが
「空のきれいな朝にだけ見える霧のような青」
のイメージは再現出来たかな、と🎨

写真で見える状態より白が強く感じたので
この後、白と同じ条件で
スカイブルーを極薄で吹き足して
イメージにより近づく様に色味を微調整しています。


今回使用した
スカイブルーとホワイトのカラースプレーは
いずれも「光沢仕様」なのですが
ペルルはモフモフの毛に覆われた
「生物」なので
光沢のままだとチープに感じられてしまう。

その対策として

GSIクレオス【Mr.カラースプレー30
つや消しクリアー】

艶を抑えて毛並みの質感を向上させる意図も含め
このクリアーを吹いて
トップコート(塗膜を保護する為の最上層の膜)を
施しております。



④最終仕上げ


塗料が乾燥するのを待つ間、同時並行して
進めていたのが

今回のキーとなるポイント

まんまるな可愛いお目目です👀
フィギュアは目が命🔥

ペルルは画像からも
ぬいぐるみ感が伝わってくるので
塗装だけでは再現が難しいかな、と
構想を練る中で感じていました🤔

普段、100均でよく手芸用品を物色している身として
この点を表現可能なアイテムは
すぐに頭に浮かんでいました✌️

こちら!

画像はサイズが大き過ぎて使わなかった方(笑)

🍄フィギュアのカラーシールでお世話になったセリアの
【ラインストーンシール パールホワイト】

これを、ハイライト部分を残して
黒のペイントマーカーで塗るという
我ながら!💡なアイデアです🤭

細か過ぎて自分の目がやられました😇笑

中央より少し上寄りを◯で囲むように
全体をマーカーで塗装し乾燥。
元々シール同士が繋がっている為
切り離した後、塗装されてない繋目の部分も
改めて塗装します。

青い丸で示しているのが
ハイライトとなる余白の◯部分

ハイライトとして少し残した
パールホワイトの◯が
光が当たり反射し輝く事で強調され
クリクリ感が増す、という狙いです✨✨


そして、ペルルの優しさを体現する
口については
こちらを使用しました

マスキングテープ…これが…?😳

【0.2mmの糸状のマスキングテープ】

実はコレ、何年も前に
普通のマスキングテープを買おうとした時に
間違って買ってしまった逸品でして
家に帰ってから

「…何やコレ!?😳😳」

と素で口に出した記憶が…🙄笑

そもそも、このマスキングテープの
使い方どころか存在すら知らず
しばらく封を切らずに放置。

やっと出番が回って来たのが
2024年↓

2023年「ゴジラ  −1.0」
©TOHO CO . LTD .
(人気故に入手困難だった市販フィギュア)

ペルルと真逆を往くヤバい方のモンスター用に
ジオラマ風フィギュア用台座を製作した際

鉄道模型用の「昭和の木製電柱キット」を使用し
倒壊した電柱を再現した時の↓

切断された電線を表現する為に使いました…が
優しい方のモンスターを作るまでは
この時が唯一。

今回、これを選択したのは

・片面だけに粘着剤が付いていて
口の長さや口角の調節で比較的融通が効く
・糸状なのでぬいぐるみ的な質感が
期待できる

この二つの効果を狙った為です。

本体の塗料が完全乾燥した事を確認して
目と口の取り付けに入っていきます。

最初に目の位置を合わせていきます。
前述の通り、塗装済みのラインストーンを
実際のペルルを参考に取り付け場所を
調整。
粘着がさほど強くないので納得できるポジションが見つかるまで仮合わせします。

二次元と違って立体物となると
ベストなバランスに若干の差異が出てしまうので
若干の離れ目にしてます。
イラスト通りの位置に合わせたら
やや不自然になったので
フィギュアとしての「最適解」を採りました。
位置を確定した後、瞬間接着剤で固定しました。

口の取り付けは
・目の位置に合わせて0.2mmのマスキングテープを適切なサイズにカット
・塗膜が剥がれないように
先端をサンドペーパーで軽く丸めた爪楊枝等で
細心の注意を払いながら口角を合わせて
綿棒にて圧着
↑
(このマスキングテープは線の片面に
接着用の糊が付いているのですが
粘着力が心許ないモノなので
元の糊にクラフト用の糊を上塗りしてから
圧着してます)。

以上をもって…

目のハイライトも
狙い通り光の反射で輝いてクリクリしてます😍

手のひらサイズのペルル(仮)が
姿を現してくれました!
ようこそ!!👏👏👏


後ろ姿も↓

オリジナルの解釈で
モンスターだから丸めの尻尾を付けようか
迷ったのですが
成形段階でやや不自然なのが気になったので
オミット(不採用)としました。

イラストのペルルとの比較↓

硬質素材での立体化である事と
製作者の技量不足もあり
どうしても細かい部分の差異は否めませんが
可能な限りの雰囲気は出せたと思います。

エポキシパテでイラストのような毛羽立ちを
完全再現しようとすると、パテ自体が脆く
ボロボロに欠けてしまうので
モールド再現という形を採りました。


🍄フィギュアの時と同様

これ、結構大事な事だから☝️
©なんのはなしです課


「路ゴ」プレートを添えて記念撮影📷


©すーし。(なんのはなしです課)



⑤お披露目

5月5日の完成後、達成感の熱が冷めないまま
すぐにつぶやきを投稿し
ペルルの第一発見者生みの親である
優谷さんに
この子がペルルなのか判断をお願いしました。

頂いたご返答は…

確かにペルルでした✌️✌️
勝手にコメント載せてすみません🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀


優谷さんにペルルと認めて頂いて
尚かつ喜んでもらえた事。
他につぶやきを観て頂いた方からも
「可愛い」と言ってもらえた事。

前回の🍄フィギュアがデザインの段階から
自作だったのに対して

今回は路地裏の愛されモンスターをモチーフに
構想を練って最後まで責任を抱きながら
自分が納得できるまで妥協をせずに作り切る。

製作を自分から志願しておいて何ですが
プレッシャーが半端なかったです。が…
だからこそ細かい部分まで精魂込めて
完成させるに至り
結果として喜んで頂けた。

本当に、作って良かった。
チャレンジして良かった。


心からそう思えました。

そして、この気持ちが大きなモチベーションに、
過程を通して得た経験が血肉となり、
次の創作への糧となる。

その全てに意味があり、確かに循環している。
そんな手応えを感じています。


ちなみに、私が特に気に入っている
ワンショットがありまして

こちら↓

©すーし(なんのはなしです課)

路地裏に隣接している
良く晴れた朝の公園で
ペルルと🍄がお散歩してる
ほっこりな一枚☀️🌈

こんなシチュエーションが
実際の出来事のように、思うまま実現出来るのも
フィギュア系の魅力の一つです⚒️✨



⑥製作後記

路地裏のモフモフモンスター・ペルルの
フィギュア製作にあたって
作業工程や様々なこだわり、
そこに費やした熱量を思うまま
事細かく記した結果…

普段、私の記事の文字数は多くても
3000文字くらいなのですが
今回は最終的にそれを大きく上回る

7000字超え!

そして、埋め込んだ画像は
本文だけで…

37枚!!

あの時に放ったエネルギーがそのまま転換されて
文字数も画像の枚数も
桁違いに溢れていました🔥🔥

何かに真摯に、真剣に取り込む事で
伝えたい事が満ち溢れると
フィギュア・創作記録
双方の密度が相乗効果で色濃くなる
そんな充足感に満たされています。

⚒️


⚒️

🖼️🎨🖌️


今後、「フィギュア作りについて」は
少しインターバルを置いて
最近描けてないイラストの製作に
重点を置きたいと考えていますが

「これは是非作りたい!」と
創作意欲が湧いたキャラクターを見掛けたら
また挑戦したいと思います⚒️💪

(…結局🍄のフィギュア量産化はどうするのよ🙄)
→只今、UVレジンアート用の100均シリコン型
の製作練習を
簡単な形の原型を使ってやってます。
…暇な時に🙄笑
なかなか難儀しております💦


今回、フィギュア製作の申し出を
許諾して下さった優谷美和さん、改めて…


ありがとうごさいました!!







おまけ:⑦後日談

実は、Google先生にもレンズ機能で
自分の作ったモフモフモンスターを
判定してもらっていました📷

その1

検索トップにペルルが…😳


その2

こちらもトップにペルル…😳😳
©なんのはなしです課


Google先生からの反応も

「このフィギュアは
路地裏のモフモフモンスター  ペルルです。」

…って事でよろしいのかしら?🙄


#なんのはなしですか



最後までこの制作記をご覧いただいて
本当にありがとうごさいました😌


それでは、また🎨⚒️✨


※2025年6月30日をもって
当フィギュアの著作権を
「なんのはなしです課」へ譲渡しました。


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