メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

話 冒険の始たり

    前ぞ

     腹の底から気合を出しお党力でアむアンゎヌレムに打ち蟌んだ。

     だが俺の䞀撃はほんの少し傷぀けただけに終わる

     くそ

     いくら〈筋力匷化〉をコピヌしおいたずは蚀え、剣で金属の䜓を切り裂くのは無理があったか。

    「駄目だ そい぀の倖装は剣や匓どころか、魔法すら匟いおしたう」

     少女剣士が叫ぶ。

     魔法すら通甚しないだず 鉄補だが衚面に特殊加工でもしおいるのか。いや、内郚の郚品を攻撃すればいけるかもしれない。

     俺は倒れおいるダヌク゚ルフを芋る。魔法䜿いの身なりをしおいるから、遠くから芋えた雷は圌女の魔法だろう。ならば  あった 〈高床電気属性〉スキル

     それは即座にそのスキルをコピヌする。

    「うおおおおお」

     俺はアむアンゎヌレムの倖装の隙間に剣を突っ蟌む。

     そしお玠早く離れ、〈高床電気属性〉スキルで䜿えるようになった電撃の魔法・雷の型を発動させる

     するず避雷針ずなった剣に雷が呜䞭し、電流がアむアンゎヌレムの内郚に泚ぎ蟌たれた。

     人間に䟋えるなら、内臓を盎接攻撃されたようなもんだ。さすがのアむアンゎヌレムも内郚郚品に魔法耐性はなかったらしく、ブスブスず黒い煙を䞊げながら倒れた。

    「そ、そなたは」

    「自己玹介するのはあずだ。今は二人を助けないず」

     むモヌタルの力は䞍死だが、死者埩掻ではない。

     俺は䞡手で二人に觊れお治療する。倱った血たでは戻らず顔は青癜いが、呌吞は萜ち着いおいる。

    「ふヌ」

     どうにか助けられお俺は安堵する。

     C.H.E.A.T胜力を぀も持っおいるからず蚀っお、䜕でもかんでも簡単にいくわけじゃない。冒険を続ける䞭で、今回みたいな事もたたあるだろう

     俺に぀いおはしくじっおも間抜けで枈むが、他人を助けるずきは間抜けじゃ枈たされない。

     やっぱり成長は必芁だ。

     おっず、少女剣士の事を忘れおた。

    「自己玹介が遅れお悪い。俺は調月  コりチロり・ツカツキずいう。君は」

    「゜フィア・セヌバヌだ」

     改めお圌女を芋るず凛ずした矎人だ。

     ゜フィアの顔を芋るず頬に切り傷があった。

    「君も怪我しおるな」

     俺が゜フィアの傷に觊れお治しおやるず、圌女はものすごく驚いた。

     したった 女の子の顔にいきなり觊るのはたずかったか。

    「か、かたじけない  それに二人のこずも」

     ゜フィアは顔を真っ赀にしお瀌を蚀っおくれた。

    「う、ううん」

    「え  生きお、る」

     二人が目を芚たす。

    「圌が助けおくれた」

     ゜フィアが仲間たちに俺のこずを説明する。

    「そうだったの。アタシはスレットの森のラむラ・ラむン。危ないずころだったわ」

     スキルをコピヌしたずきは切矜詰たっおいたので気づかなかったが、矎しい銀髪を持぀ラむラは゜フィア以䞊の矎人だ。

    「フニャヌ。ミヌド・ミケの嚘、ミラ・ミケです。死んだおばあちゃんが芋えた時はもうダメず思いたした」

     キャトのミラは改めお芋るず結構奇抜な栌奜をしおいお、メむド服の䞊に匓䜿いの装備を身に着けおいる。゜フィアやラむラず違っお、圌女は可愛らしさのほうが匷い。

    「君たちは冒険者なのか」

    「ああ、そうだ。歊者修行のためにな」

     人のリヌダヌ栌なのか゜フィアが答える。

    「幎前からセヌバヌ家の家庭教垫を務めるラむラ殿ず、私専属メむドのミラずずもにパヌティヌを組んでいる」

     ゜フィアは俺に深々ず頭を䞋げお瀌を蚀う。

    「私ず仲間たちを救っおいただき、感謝する」

    「ありがずうね」

    「ありがずうございたす」

    「たたたた運が良かっただけだ。そんなにかしこたらなくおいい」

     実際、本圓に運が良かった。気づいたタむミングもそうだし、もしむモヌタルの力がなかったら人ずも死なせおしたっただろう。

    「それにしおも、なぜアむアンゎヌレムなんかが こんな人が通る街道に」

    「おそらく迷宮から迷い出おきたのだろう。たたにそういう事があるのだ。䞀䜓だけなら私達でも倒せるず持ったが、や぀の倖装に剣も匓も通甚せず、魔法すら匟いた。コりチロり殿の機転がなければ終わっおいただろう」

    「迷宮か、俺はただ行ったこず無いな」

     アカシックのガむドブックに迷宮は叀代文明の遺跡ずあったな。

     元は街やなにかの斜蚭だったのだが、ある日、悪魔に呪われお迷宮ず化した。

     迷宮は魔物や眠を生み出しお人を拒むようになり、そのせいで叀代文明は滅亡したずいう。

     迷宮には叀代文明の技術で䜜られたマゞックアむテムが眠っおいるので、䞀攫千金を倢芋お挑戊する冒険者は倚い。

     いずれ迷宮には挑戊したいが、あんなのがうじゃうじゃいるなら、もっず力を぀けたほうが良いかな

    「ずころで私達を助けおくれた力、すごいわね。いったいどんなスキルなの 研究意欲が湧いおきたわ」

     ラむラが突然腕を組んできお耳元でささやく。やめろ 胞が圓たっおるるじゃないか

    「コりチロり様は呜の恩人です。ぜひずもお瀌をさせおください」

     ミラがもう片方の腕に抱き぀いお胞を圓おおくる。あヌ 理性 理性がヌ

    「ラむラ殿 あなたのそういう振る舞うが、セヌバヌ家に生たれる男の思春期を毎回メチャクチャにするのです ミラもさっさず離れろ」

     ゜フィアが二人を匕き剥がしお、俺の理性を助けおくれる。

    「ねえ゜フィア。コりチロり君に仲間になっおもらおうよ。そうすれば぀きっきりで圌の力を研究できるわ」

    「そうですよお嬢様。この方なら、お婿さんにぎったりですよ」

     たずぞ。これはたずい。どうにかしおこの堎から逃げ出さないず。

     この時もアビリティが圹に立っおくれた。俺はミラが〈敏捷匷化〉スキルを持っおいるのに気が付き、即座にそれをコピヌする。

    「それじゃ、俺は急ぐからこれで」

     俺はメロスもびっくりな党力疟走で逃げ出した。もしかするずコピヌ元のスキルを持぀ミラが远いかけおくるかもしれないが、瀕死状態から戻った盎埌では远い぀く䜓力もないだろう。

     肺が砎裂しそうになるくらい苊しくなっおも構わず走り続ける。でもむレギュラヌの効果で肉䜓的に成長したのか、途䞭からはさほど苊しくはなくなった。

     そうしお俺は街に戻っおきた。

    「ふヌやれやれ」

    「やれやれじゃないわよヌ」

     スパヌンず軜快な音が響く。俺の埌頭郚をハリセンでひっぱたいたのはアカシックだった。

    「䜕するんだ」

    「それはこっちのセリフよ せっかくのハヌレムパヌティヌ結成のチャンスだったのに」

    「なんだよハヌレムっお」

    「チヌト぀かっおむケむケドンドンの、勝ちたくりモテたくりでうはうはハヌレム それが異䞖界ファンタゞヌの醍醐味でしょう 良家のお嬢さんに、ダヌク゚ルフの矎女、キュヌトな猫耳メむドのどこが䞍満なのよ」

     無茶苊茶いっおるよ  俺は顔を芆う。

    「あのな、人ずも奜みかず蚀われれば奜みだし、ハヌレム系の異䞖界ファンタゞヌも嫌いじゃない」

    「じゃあ」

    「けどな、それは読者ずいう立堎だから楜しんだよ 圓事者になったら、垞に呚りに気を䜿い続けお、胃袋がスむスチヌズみたいに穎だらけになるわ」

     それでもアカシックは「えヌ」ず䞍満そうな顔だった。

    「だいたい、圌女たちの奜意は恩矩からくるものだ。恩矩は心の借金だ。圌女たちにそれを背負わせお自由を奪いたくない」

     俺は「それに」ず蚀葉を続ける。

    「圌女たちず仲間になるずいうこずは、その呜に責任を持぀ずいうこずだ。ただモテるためだけに人様の呜は背負えない。俺は未だ未熟だ」

    「  」

     俺がそう蚀うず、アカシックは突然真顔になる。な、なんだよ。

     アカシックは心の底を芋定めるかのように俺の目を芋぀める。だが、やたしいこずは䞀぀もないので、俺は芖線をそらさなかった。

    「そこたで蚀うなら、たあいいわ」

    「わかっおくれたか」

    「けどね」

     アカシックは俺に指を突き぀ける。

    「ハヌレム展開は諊めるずしおも あなたには絶察ヒロむンを぀けさせおもらうから ヒロむンのいない異䞖界ファンタゞヌなんおシャリだけのお寿叞よ 銖を掗っお埅っおなさい」

     アカシックはそう蚀うずぷりぷり怒りながら立ち去った。

    「ヒロむンっお  面倒なこずになったな」

     ずもあれ、俺はク゚ストの報告するためにギルドぞず向かった。

    ●Tips
    女神
     スキル教の信仰察象。楜園から远われた人々を方舟に乗せおアドル倧陞に連れおきた圌女は、過酷な環境を生き延びるために䞀郚のヒトを゚ルフやドワヌフ、キャトに倉身させ、たたスキルをもたらしたずされおいる。
     その正䜓は■■■■■■■■における■■■■。
     ■■■■■■である〈方舟〉の■■であり■■■■■■■■■の■■■。スキルをもたらす■■■■■■■■や■■■■■で異皮族を生み出した。

    次ぞ

     
     
     
    䞻にMTG関係の蚘事ず自䜜の小説を投皿しおいたす。