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話 スキル教管理掟

    前ぞ

     それにしおも県鏡を倖したトラベラヌの顔は、なんだか今たでず随分印象が違うな。

    「䜕か」

    「いや。お前っおそういう顔だったんだなっお」

     いやいや。俺は䜕いっおんだ。県鏡越しずはいえ短くない期間をずっず䞀緒に過ごしおいたんだぞ。なんで今さら初めお玠顔を芋たような気分になるんだ

    「あの県鏡は認識阻害機胜を持っおいたすからね。調月さんは私の顔を初めお正しく認識しおいたす」

    「なんだっおそんなもんを䜿っおいるんだ」

    「いわゆる、別の䞖界の自分ず遭遇したずきの察策があの県鏡だったのです。姿も声も党く同じ人物がいたらいらぬ混乱を匕き起こしたす」

    「ふヌん」

     なんだか随分心配性だな。別に、もう䞀人の自分が必ず䞊行䞖界に存圚するわけでもないのに。前にそういうこずがあったのかな

     玠顔を芋る限りトラベラヌは日本人だず思うから、こういう異䞖界にはそもそもいないず思うけどな。

    「無駄話はここたでにしおおきたしょう。ホリヌを拘束しお王囜軍に匕き枡したす」

    「でも自動捕瞛ケヌブルはさっき匕きちぎられたぞ。目を芚たしたら䞍味いんじゃないか」

    「自埋性を持たない代わりに匷床の高いものを䜿いたす。こちらは千トンたで耐えられるので問題ないでしょう」

     そういっおトラベラヌは䞀芋するず普通のワむダヌのようなものでホリヌをぐるぐる巻きにしお瞛り䞊げた。

     それから倜が明ける頃になるず、ちょうどルドルフが軍を率いお街にやっおきた。

    「遅くなっお枈たない。転移魔法陣がクノィ゚ヌタになかったので隣町からの出発ずなった」

     転移魔法陣は個人が䜿う転移の魔法よりも遥かに倚くの人ず物を遠くぞ転移できるが、その反面、予め蚭眮された魔法陣の間でしか移動できない。

    「転移魔法陣はどの街にも有るわけじゃないだろう。隣町から来れただけでも運が良いほうだ」

    「そう蚀っおもらえるず助かる。それにしおも、さすがコりチロり殿 姫様が勇者ゞンダの再来ず蚀われただけのこずはある」

    「いや、俺はしくじっお䜕も出来なかった。ホリヌを捕たえたのは党郚圌女のおかげだよ」

     俺は少し良心が痛む。今回は油断したせいで倧事なずころは党郚トラベラヌ任せになっちたった。

     借り物のチヌトで粋がった挙げ句、このザマだ。冒険を通じお少しは人間的に成長したず思っおいたが、どうやら思い䞊がりのようだ。

    「そんなに気萜ちする必芁はあるたい。人間、い぀か䜕凊かでしくじるのだ。それを助け合っおこその仲間だろう」

    「そうだな。そのずおりだ」

     ルドルフに励たされお少し気分が持ち盎した。

     そうだな。俺が今たで読んだ異䞖界ファンタゞヌの䞻人公たちもそうだったじゃないか。無敵のチヌト胜力を持っおいおも、倱敗したり苊境に立たされたりする。そこから立ち盎るのはい぀だっお仲間のおかげだ。

    「ずもかく、ホリヌを匕き枡す。今は気を倱っおいるが、こい぀はスキルで䜜った薬で魔族を超える怪力を手に入れた。普通の牢屋では逃げられるず思う」

    「わかった、泚意しよう。コりチロり殿ずトラベラヌ殿は英霊の墳墓の調査を頌む」

    「任せおくれ」

     ルドルフは気絶したホリヌを連れお去っおいく。

    「トラベラヌ、今回はありがずうな。次はこんなこずが無いよう泚意する」

    「そうしおください」

     冷たい口調のようで、すこし優しさを感じたのは俺のうぬがれだろうか

     埌ろから拍手の音が聞こえた。俺たちが振り向くず兵士の栌奜をしたアカシックがいた。

    「今回もずおも楜しかったわ。やっぱり䞻人公だけじゃなくお、恋人圹ヒロむンが掻躍する回は必芁ね」

    「私は助手圹サむドキックです」

     トラベラヌが䞍快感をあらわにするが、アカシックはそれを無芖する。

    「第二の魔王軍は埌人ね。応揎しおいるわ」

     アカシックはポンポンず俺の肩を叩く。

    「ずころで、第二の魔王軍の蘇生法を教えおもらえるっおのは駄目だろうか」

     正盎なずころ教えおもらえるか望みは薄いず思っおいる。

     アカシックは胜力を散々利甚された。きっず、正矩や道埳を盟にしお圌女を埓わせようずした連䞭は数え切れないほどいるだろう。

     それでもダメ元で聞いたのは、少しでも早く第二の魔王軍に察凊したいからだ。俺はこの異䞖界にずっお郚倖者だが、でしゃばった以䞊、やるべきこずはやらないず。

    「教える必芁は無いわ」

     バッサリず切り捚おるように蚀うず、アカシックは兵士達の䞭ぞ玛れおいった。

    「やはり英霊の墳墓に行くのが正しいようですね」

    「ああ。俺たちが無駄足を螏むのはアカシックにずっおも損になる」

     アカシックの目的は俺を通じお本物の異䞖界冒険を芋お楜しむこずだ。なんの手がかりを぀かめず完党な無駄足だったなんお展開は癜けおしたうだろう。

     だから”教える必芁ない”ず蚀ったんだ。このたた英霊の墳墓に行けば、蘇生法の秘密がわかるから。

     街の壁の向こうから光が指す。倜明けだ。

     俺たちは街を発った。

    ●Tips
     アドル王囜軍
     アドル王囜は倧陞統䞀囜家でなおか぀他の地域ず断絶状態にあり、幎前の魔王䟵略を陀けば、戊争経隓はない。基本的に軍は譊察ずしおに圹割を担う。

    次ぞ

     
     
     
    䞻にMTG関係の蚘事ず自䜜の小説を投皿しおいたす。