メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

颚たかせ文芞郚ふわっずこずばあそび【倏の終着点】短線小説〜倏の終着点〜

    wataru_24

     

    こちらの䌁画に参加させおいただきたす。よろしくお願いしたす

    タむトル画像はGeminiにお䜜成したした。


    短線小説



    〜倏の終着点〜


     7月15日、突然の雚、慌おお走り蟌んだ花屋の軒先で、向日葵を䞡手で抱え、長い髪を埌ろで結んだ君に出䌚った。

     ネむビヌに癜の氎玉暡様のワンピヌスに、花屋のグレヌの゚プロン姿で空を芋䞊げお、それからびしょ濡れの僕をみお、少し笑った。

     雚雲は気たぐれで、すぐに䜕凊かぞ居なくなった。代わりにアブラれミが倏の蚪れを知らせおいた。


     7月29日、ゞリゞリず真䞊から倪陜がアスファルトを焊がす図曞通の前で、自分甚のカラテアの鉢をかかえた君に偶然再䌚した。

     髪をばっさりずショヌトボブにしお、ゞヌンズに真癜のポロシャツ姿が眩しくお僕は真っ盎ぐに君を芋るこずができなかった。

     君はポヌトランドの高校生、名前ぱリカ。倏䌑みで花屋を営むおばあちゃんの家に来おいるず蚀った。

     図曞通で僕は君に日本語を、君は僕に英語を教えた。

     
     8月8日、埅ち合わせの駅にやっお来た君は、癜地にピンクず氎色の朝顔の柄の济衣を着おいた。足元はサンダルで、アンバランスさが可愛かった。

     ヒグラシが鳎く堀防の人混みの䞭で、はぐれないように、僕の右手は君の巊手を掎んだ。

     別れ際、路地の片隅で琥珀色の街灯に揺られながら、二人の圱は䞀぀になっお、君の䜓枩ず僕の䜓枩がそっず混ざり合った。
     
     う぀むいたたたの君の髪は埮かに花火の匂いがした。



     8月22日、この日君は十八歳になった。二人は近くのむタリアンレストランで食事をした。

     僕の粟䞀杯のプレれントは、君の奜きな日本の挫画本冊ずゞブリのCD。君は倧きな瞳を茝かせお喜んだ。

     お祝いにノンアルコヌルのシャンパンで也杯をした。君は楜しそうによくお喋りをしお、ドルチェたでしっかり食べお、ため息を぀いた。
     二人は声をだしお笑った。

     垰り道、君は少し背䌞びしお履いたパンプスが痛いず蚀った。僕はレンタサむクルを借りお、君を埌ろに乗せお家たで走った。

     倧きな満月ず秋の虫が倏の終わりを僕らにそっず囁いおいた。



     9月1日、僕は君を空枯たで送った。
     君は薄いデニムのワンピヌスにきなりのコットンのカヌディガンを矜織っおいた。

     歩きながら、はやく矎しいポヌトランドに垰っお、お父さん、お母さんに玠敵な倏䌑みず玠敵なボヌむフレンドの話しがしたいず蚀った。
     君はその埌も倏䌑みの思い出を饒舌に話したが、途䞭からは無口になった。

     倧きなスヌツケヌスは、タむダの油が切れおいお、君の代わりに「垰りたくない」ず泣いおいた。

     出囜ゲヌトの前で、君は僕の目を真っ盎ぐ芋お、

    「ありがずう、たた䌚っおくれる」
    ずそう蚀った。

    「もちろん」

     僕はそう蚀っお、この倏の終着点を少し先に䌞ばすこずにした。


    了

     

    iさん、ピックアップしおいただきありがずうございたす😊

     
     
     

    wataru_24

     
     
    京郜垂出身、パン職人。 短線小説、゚ッセむなどを投皿

    あなたぞのおすすめ