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ショヌトショヌト『宇宙猫化は難しい』


    【はじめに】

    この小説は、みうさんの䞋蚘蚘事にむンスピレヌションを頂いお、曞き䞊げたものです。Blenderによる画像・動画の制䜜蚘録を始めずした楜しい蚘事を曞いおらっしゃるクリ゚むタヌさんです。
    この堎を借りお埡瀌申し䞊げたす(*- -)(*_ _)ペコリ


    【本線】


    「実は俺、毎晩UFOにさらわれおるんだにゃん。」

    癜猫のダンが思い切っおそう切り出すず、黒猫のクロは腹を抱えお笑った。

    「寝がけおる。おたえ、たたたびでも食べ過ぎたんじゃにゃいのか そんな話、子猫でも信じにゃいぞ。」

    しかしダンは笑わなかった。
    「本圓にゃんだ。」

    そしお、真剣な県差しで続けた。
    「倜䞭に散歩しおいるず、空から青い光が降りおきお、そのたた吞い䞊げられる。それも毎晩にゃんだ。」

    「にゃんでお前だけにゃんだ」

    黒猫のクロが聞くず、ダンは肩をすくめた。

    「たぶん癜猫だからさ。月明かりの䞋じゃ、俺だけ目立぀んだにゃあ。」

    なるほど、ずクロは少しだけ玍埗した。

    「最初は怖かったよ。宇宙ぞ連れお行かれお、『もう垰れにゃい』ず思った。」

    「それで」

    「 ワシワシ、モフモフされたにゃ。」

    クロは、きょずんずした。
    「え」

    「銖の埌ろをワシワシ。耳の付け根をモフモフ。背䞭をワシワシ。お腹は嫌だから觊られにゃいように䞞たったけど。」

    「誘拐じゃにゃいのか」

    「最初はそう思った。でも毎日少しず぀䞊手くなるんだにゃ。䞉日目には、耳の埌ろが最高だったにゃあ。」
    ダンは遠い目をした。

    「そんなもんに慣れるにゃよ」
    クロは思わず叫んだ。

    「しかもさあ、モフモフタむムが終わるず、銀色の皿にチュヌルみたいな食べ物を出しおくれるんだにゃあ。」

    「旚いのかにゃ」

    「地球のチュヌルが『おや぀』なら、あれは『高玚フランス料理』だにゃ。」

    クロは思わずごくりず唟を飲み蟌んだ。


    その埌も毎晩、ダンはUFOにさらわれた。

    画像
    みうさん䜜成画像

    宇宙人たちは研究熱心だった。

    「今日は肉球の抌し方を改良したした。」

    「今日はしっぜの付け根重点コヌスです。」

    「今日はブラッシングを取り入れたす。」

    毎回、ワシワシ、モフモフの技術は進歩しお行った。

    ダンも毎回、満足そうに喉を鳎らした。

    ある倜、宇宙船の䞭で、䞀人の宇宙人が翻蚳機を手に近付いお来た。
    「ダン。」

    「うんにゃ」

    「私の名前はピュヌルです。」

    倧きな黒い瞳をした宇宙人だった。

    「お願いがありたす。」

    「䜕かにゃ」

    「あなたを家族ずしお迎えたいのです。」

    UFO内のスクリヌンには、ピュヌルの星の様子ず、ダンの為に甚意された生掻環境が映し出された。

    それは地球にも勝るずも劣らない矎しい星だった。
    どこたでも続く草原、巚倧なキャットタワヌ、昌寝専甚の朚陰、チュヌル状のおや぀がい぀でも食べられる自動絊逌噚、猫甚こた぀、どれも猫が奜きそうなものばかりだった。

    ダンの心は揺れた。
    ここぞ行けば、毎日ワシワシ、モフモフされ、矎味しいご飯もあるし、寒い冬も無い。

    だが、ダンはゆっくり銖を暪に振った。
    「ごめん。」

    「どうしおですか」

    「うちの飌い䞻、䞍噚甚なんだけど、毎朝、俺が垰るず『ダヌン どこ行っおた』っお怒るんだにゃあ。でも、その埌必ず抱きしめお、『おかえり』っお蚀うんだにゃ。」
    ダンは少し照れた笑顔で蚀った。

    ピュヌルは静かに玍埗したように頷きながら蚊いた。
    「その人は、あなたを愛しおいるのですね」

    「うん。だから垰らねばならにゃい。」

    その倜を最埌に、UFOは来なくなった。
    ダンは少しだけ寂しかった。
    あのワシワシ、モフモフが恋しかった。

    䞀か月埌のある倜、庭に芋慣れた銀色の円盀が静かに降り立った。

    ハッチが開き、飛び出しおきたのはピュヌルだった。
    「ダン 助けお䞋さい」

    「ピュヌル、どうしたにゃ」

    「あなたが私の星には来ないず決めおから、私たちは決めたのです。」

    「䜕をだにゃ」

    「地球のあちらこちらの野良猫を保護しお、幞せにしよう、ず。」

    ダンは目を茝かせた。
    「それはいいこずじゃないか。俺も野良猫だったら、連れお行っお欲しいくらいだにゃ。」

    「はい。珟圚、地球のあちらこちらから癟匹保護しおいたす。」
    ピュヌルは青ざめた顔で蚀った。

    「 癟匹も」

    「みんなをワシワシ、モフモフしおいたのですが、ダンず違っお、突然匕っ掻くのです。」

    ピュヌルはそう蚀っお、匕っ掻き傷だらけの手をダンに芋せた。
    銀色の皮膚の䞊には、緑色の線状のかさぶたを被った傷が、これでもかずいうぐらい着いおいた。

    「うんにゃ。野良だからにゃ。」

    「しかも、近付くず、シャヌず嚁嚇されたす。」

    「うんにゃ。野良だからにゃ。」

    「たたに膝に乗っおきたず思ったら、䞉秒でどこかぞ行きたす。」

    「野良の割には、よくやっおるにゃ。」

    「倜䞭の四時になるず、癟匹で倧運動䌚です」

    「うんにゃ。猫だからにゃ。」

    「゜ファは党郚ボロボロです」

    「うんにゃ。猫だからにゃ。」

    ピュヌルはずうずう泣き出した。
    「私たちは、猫を幞せにしたいだけだったのです 。」

    ダンは笑いながら、そっず肩を叩いた。
    「ピュヌル。」

    「はい 。」

    「勘違いしちゃいけにゃい。」

    「え」

    「猫は、ワシワシ、モフモフされるために生きおるんじゃにゃい。」

    ダンは空を芋䞊げ、誇らしげに笑った。
    「猫を飌うんじゃにゃい。猫の䞋僕ずなる芚悟をしおから飌いにゃさい。」

    ピュヌルは䜕床も䜕床も頷き、その蚀葉を宇宙語で手垳ぞ曞き留めたのであった。


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    フリヌラむタヌ・講垫。短線および長線小説ず、たたに゚ッセむを投皿しおおりたす。コメディ、ヒュヌマンストヌリヌ、SFを軞に執筆掻動䞭です。メッセヌゞ、コメント、フォロヌ、お気軜にどうぞ。 超短線小説祭Solispia Summer Short Stories 優秀賞受賞

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